森田真生さんの『数学する身体』実践ゼミに参加

独立数学者の森田真生さんの『数学する身体、実践ゼミ』に参加致しました。

研究というものは、自分が発した問いに、情熱をもって耳を傾け続けること。
研究者だけの特権ではなく、誰もが持っている才能というお話をお聴きし、勇気づけられました。image

数学教育は、アルゴリズムを身につけること、創造の論理を身につけること、丁寧に考えること、Sense making(徹底的に理解すること) 。

「数学は意味の最前線」というお話で、これまで曖昧だったことが明確になりました。

分数の割り算や複素数など、なかなか意味を理解することはできませんが、それこそが数学の面白さとのこと。
現実世界では、経験によって意味を獲得していくものですが、
数学では、現実世界では経験することのできない意味を獲得することができるのです。その意味で、数学には「意味のフロンティアを切り拓き続けられる喜び」があります。
回り道のように見えますが、自分で考えて発見できるような機会を増やしていきたいです。image

数学教育のあり方や夏休みから始める自由研究クラブ(ミライ社会研究所α)の参考にとなればという目的でしたが、自分自身の欲求が満たされ、充実した時間でした。
久々に自分の時間を持つことができ、リフレッシュできました。

専門知識を市民に分かりやすく伝え、一緒に考えていくというスタイルは、柏まちなかカレッジで開催している魁!!!歴史塾にも通じるもので、今日の学びを活かしていきます。machinakacollege_img05

主催者である「和から株式会社」さんの事業も興味深いです。
大人の和み数学教室など、パリで哲学カフェをはじめたマルクソーテを彷彿とさせます。image

会場は、Ryozan Park

シェアオフィス、コワーキングスペース、スモールオフィス、会議室、イベントスペース、ジム、キッチンを備えています。image

大塚にはシェアハウスや託児付きオフィスも備えたシェアオフィスも経営されています。image

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)