今年度末で千葉県教育長を退任される冨塚昌子氏による教育長コラム。
今回で最後になるのでしょうか、まさに公立高校に関わる方の声を代弁しているかのように、ズバッとお考えをお示しれています。
所得制限を撤廃し、私学も含めた高校授業料の完全無償化について、コメントされています。ぜひ、お読みください。
「国会では高校授業料無償化について議論されていますが、私学も含めた所得制限撤廃、完全無償化は、公立高校の教育の質の向上に寄与するとは思えず、文部科学省の予算を費やすのではなく、子育てや福祉の所管省庁の予算を充てるべきと、個人的には思います。
現在、公立高校の施設整備への国の支援は、ほぼゼロです。5,000億円あったら、公立高校の電子黒板や体育館の空調、産業系高校の機械設備整備を支援していただきたい。
社会の変化に対応し た高校教育の実現、全ての生徒の学びの充実のための投資こそ、国家に必要な施策です。」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/seisaku/kouhou/news/r6/documents/351-honsatu.pdf