【速報】本日の千葉県議会 ー 茂呂剛議員(自民党)の一般質問 2023年9月25日午前1

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/09/25)午前一人目の一般質問は、自民党茂呂剛議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1. 防災対策について
    問い: 千葉県には、もし大きな災害が来たとき、みんなを助けるためのとっても大切な場所があるんだよ。その名前は、広域防災拠点って言うんだ。ここでは、警察の人、消防の人、自衛隊の人などが、みんなで集まってくるんだよ。台風や地震みたいな大きな災害が来たら、この場所からみんなを助けに出動するんだ。だけど、この大切な場所を本当にうまく使うためには、いつもからどうやって準備しておくかがすごく重要なんだね。だから、千葉県の人たちは、どうやって広域防災拠点をいつも準備してるのかな? 災害が来たら、食べ物や水が足りなくなることもあるよね。そんな時、どうやって食べ物や水を速くみんなに届けるのかも、とっても大切なことだよ。
    答え: まず、広域防災拠点って、千葉県には32ヶ所もあるんだって。そうすると、どこに住んでいても安心だね。この広域防災拠点では、災害が来たとき、警察の人や消防の人、自衛隊の人たちが集まってみんなで助けに行くんだよ。千葉県の人たちは、災害が来る前から、どの道路を使うか、どうやってみんなと連絡を取るか、全部考えて準備してるんだよ。物資、つまり、食べ物や水を届けるためには、県にはたくさんの倉庫があって、そこに大事な物を保存しておくんだ。それから、トラックで物を運ぶ人たちが集まったトラック協会という組合と、協定っていう約束を結んで、災害の時に速く物資を運べるようにしてるんだよ。さらに、市や町、村とも手をつないで、物の運び方の練習もしてるんだって。これからも、どんな困ったことがあっても、千葉県の人たちは、みんなと一緒に協力して、速くて確実な対応ができるように、たくさんの準備をしてくれるんだって。だから、みんなも、災害が来ないように願いながら、自分たちでできる備えをしておこうね。
  2. 救急搬送について
    問い: 千葉県の救急車が人を病院へ運ぶのに時間がかかるんだよね、全国で3番目に遅いんだって。だから、みんなは、県がどうやってこの問題を解決しようとしてるのか知りたいんだ。新しいシステムを作って、救急車が早く病院を見つけられるようにしようとしてるんだよね。でも、千葉県には町もあれば田舎もあるから、みんなの困ってることが違うかもしれないよね。その新しいシステムって、本当にみんなの役に立つのかな?どんなふうに動いてるのか、どの地域で使ってるのか、未だに使ってない場所ではどうやって導入するのか、全部教えてほしいな。
    答え: 救急車が遅いのは本当に大きな問題だよね。千葉県では、新しいシステムを作って、救急車と病院が情報を早く交換できるようにして、人々をもっと早く病院へ運べるようにしてるんだよ。3つの地域で既に使い始めていて、それぞれの地域が自分たちに合った方法で使ってるんだ。でも、まだ全部の地域で使ってないから、これからどうやってその他の場所にも導入するか、まだ考え中なんだ。あと、このシステムを使って、写真とかも共有できるから、治療がもっとスムーズに始められるんだよ。みんなが困らないように、千葉県は一生懸命考えて、いろんな方法で助けようとしてるんだよ。
  3. 農業問題について
    問い: 千葉県の農業が大変だって心配してるんだ。農業をやってる人たちが少なくなってきて、おじいちゃんやおばあちゃんばかりになってるんだ。これからどうなっちゃうんだろうって、みんなで考えてるんだよね。新しく農業を始めたい人たちや、お父さんお母さんから農業を引き継ぐ子供たちも、どうやってがんばっていけばいいのかなって、お手伝いがほしいんだってさ。お金のことや、大事な機械のこと、地面の使い方のこと、色々な知識が必要なんだよ。だから、県の人たちに、これからどうやって農業の人たちを助けるのか、どんなサポートがあるのか聞いたんだ。
    答え: 新しい農業の人たちや、農業を引き継ぐ人たちががんばれるように、いっぱいお手伝いをしてるんだよ。例えば、大事な地面や機械の使い方について、専門の人がアドバイスしてくれるんだ。作物を作ったり売ったりする方法も、学べる授業があるんだって。新しく農業を始める人たちには、お金も出してあげているよ。これからも、知事さんと県の人たちは、農業の人たちが希望をもって、楽しくがんばれるように、いろんなお手伝いをしていくんだって。みんなで協力して、千葉県の農業が元気になるといいね。
  4. 保育所問題について
    問い: 保育所で入りたくても入れない子どもたち、それが待機児童って言うんだよね。この問題で、お母さんやお父さんが働くのが大変だったんだ。八千代市では、待機児童が全国で2番目に多かったこともあるんだよ。でもね、最近は、いろんな所に小さい保育施設ができてきて、待機児童がだんだん少なくなってきてるみたい。だから、今、待機児童はどうなっているの? これからはどうなるのかな? それから、待機児童だけじゃなくて、ほかにも困っている子たちがいるよね。障害がある子たちには、特別に保育士さんが付いて助けているけど、そうじゃない子でも困っている子はいるんだよね。そういう子たちに、どうやって助けているの? 県はどうやってサポートしているのかな?
    答え: 待機児童のこと、みんなが気になっているよね。今、保育所で待っている子どもたちは140人なんだ。それって、前よりもだいぶ少なくなったんだよ。県としては、新しい保育所を作ったり、お金を出して、保育士さんが足りるように頑張っているんだよ。目標はね、もう少し頑張ったら、待機児童がぜんぜんいなくなることなんだ。それから、困っている子たちにも手を差し伸べているんだよ。障害がある子には、保育士さんが特別に付いて、サポートして、お金も出しているんだよ。でも、障害がない子でも、困っている子には、市町村が判断して、保育士さんを増やしてあげることができるんだ。これからもね、子どもたちが楽しくて、安全に過ごせるように、色んなことを考えていくよ。みんなが幸せになれるように、いろんな人が協力して、保育所での生活が楽しいものになるように努力していくんだよ。
  5. 鉄道問題について
    問い: みんなが電車に乗る駅には、ホームドアがあると安全だよね。でも、八千代市の中の駅の中には、まだホームドアがないところがあるんだ。特に、八千代台駅には、2035年までにホームドアができる予定だけど、勝田台駅にはまだ計画がないんだよ。勝田台駅は、朝と夕方は特にたくさんの人でいっぱいで、外国の人や大きなかばんを持った人もよく見るんだ。それに、この駅では他の電車に乗り換える人もたくさんいるんだよ。だから、議員さんたちは、勝田台駅にもホームドアをつけてほしいとお願いしているんだ。勝田台駅にホームドアをつけるべきだと思うけと、県はどう考えているのかな?
    答え: ホームドアは、人が線路に落ちないようにするためにすごく大切なんだよ。たくさんの人が利用する駅ほど、ホームドアは必要だとみんなが思っているんだ。実は、京成電鉄はこれからもっとたくさんの駅にホームドアを設置する計画を立てているんだよ。でも、残念ながら、勝田台駅は今回の計画には入っていないんだ。でもね、県のみんなは、必要な駅には早くホームドアをつけるために、お金の助けもしていくつもりなんだ。勝田台駅も、そこで電車を乗り換える人が多かったり、大きな荷物を持っている人がいたりするから、ホームドアがあったほうがいいと思うんだ。だから、これからもホームドアが設置されるように、みんなでがんばるよ。
  6. かわまちづくり計画について
    問い: 大切な「かわまちづくり計画」について質問したんだ。この計画は、きれいな川と緑の田んぼを大事にして、みんなが住む町をもっと素敵な場所にしようっていう計画なんだよ。特に、八千代市っていうところで、どんな工事が進んでるのか、新しい計画はどうなっているのか、議員さんは詳しく知りたかったんだ。新しい計画では、八千代市のどんなところがどうきれいになるのか、どう安全になるのか、それに、もし大きな災害が起きたら、みんなでどう助け合うか、どう安全を守るか、もっとはっきり教えてほしいと言っていたよ。
    答え: 八千代市では、川の近くに、みんながのんびりできる場所や、火事や災害のときのための場所を作っているんだって。新しい計画では、八千代市の大きな公園のまわりに、どんな建物や施設を作るか、もう決まったんだよ。自転車を止める場所や、道しるべのような看板を市が作り、川の近くは、みんなが川に近づきやすくて、自然と仲良くできるような場所を県が作るんだって。もし、大きな災害が来たら、いろんな団体や組織が一緒になって、みんなを守るために、訓練もして、必要なものも準備しておくって言ってたよ。だから、みんなで協力して、町をもっといいところにしていくんだね。
  7. 道路問題について
    問い: 千葉の八千代市に新しい家がたくさんできて、これからもっとたくさんの子どもたちが住むようになるんだよ。だから、新しい小学校も作ることになっているんだ。でもね、その小学校の前の道路には、おおきな車がいっぱい通るんだ。その道路には歩道がまだできていないところがあって、子どもたちは安全に歩けないかもしれないんだよ。子どもたちが安全に学校まで歩けるように、その歩道を早く作ってほしいってお願いしたるんだ。みんなのために、その道路の歩道がちゃんとできるかどうか知りたいんだ。そして、歩道ができるまで、子どもたちが安全に通学できるようにしてほしいとお願いしたんだよ。
    答え: 県の人たちは、子どもたちの安全が一番大切だって思っているんだよ。だから、小学校の前の道路に歩道がまだないところは、ちゃんと作るって約束してくれたんだ。今年のうちに、どうやって歩道を作るか、ちゃんと調べる作業を始めるんだって。県の人たちは、地元の市と一緒にがんばって、歩道を早く作って、子どもたちが安心して学校まで歩けるようにするって言っているんだよ。みんなが安心して歩けるように、早くきれいな歩道ができるといいね。
  8. 教育問題について
    問い: 八千代市では、新しい家がどんどん建ってきて、子どもたちが勉強する教室が足りなくなってきたんだよ。だから、市の人たちは、どうしたらいいか色々考えていて、新しい学校を作るか、今ある古い学校を直すか、その方法をみんなで話し合っているんだ。でも、千葉県の人たちも、高校をどこに作るか、どの高校を一緒にするか、そんな計画を立てていて、その計画を考えるために、地域の人たちや先生方、親たちが集まって会を開いて、みんなの意見を聞いているんだよ。その会でどんな話がされて、どれくらい計画が進んでいるか知りたいんだ。それに、もし高校の教室が空いたら、小学校や中学校の子どもたちが使えるかどうかも、気になっているんだよ。
    答え: 八千代市で、地域のみんなや学校の先生方、親たちが一緒になって、高校の未来について話し合う会を開いていることを教えてくれたよ。その会では、今の高校の様子をみんなで共有して、どうすれば子どもたちにとっていい学校になるか、色々な意見を出し合っているんだ。そして、この会は、10月の終わりまでに、あと2回開くことが決まっていて、その時には、地域の特別な事情も考えながら、どうしたら高校がよくなるか、みんなで考えるんだって。みんなが一緒に考えて、子どもたちのためにいい方法を見つけようとしているんだね。

 

2 一般向けの要約編

  1. 防災対策について
    質問: 令和3年に指定された千葉県広域防災拠点の活用について、詳細な問いが立てられました。この拠点は、大規模災害時の自衛隊、警察、消防等の展開拠点としての役割が期待されており、その開設と運用には県に重大な責務があることが強調されました。近年の災害状況を踏まえて、この広域防災拠点が有効に機能するために県がどのように準備を進めているのか、大規模災害時の物資供給や食料不足の問題にどう対処するのか、具体的な策を問いました。さらに、市町村における備蓄不足や物資提供の困難さを考慮し、千葉県がどのように迅速かつ効果的に物資を輸送するのかについても確認を求めました。
    答弁: まず、広域防災拠点が32ヶ所に指定されていること、そしてこれらの拠点では、平時からルート確認や連絡体制の整備、さらには施設管理者との手順共有など、綿密な準備が行われていることが説明されました。物資輸送に関しては、13ヶ所の倉庫が地域振興事務所や消防学校に設置され、これらの施設で支援物資が備蓄されていることが明らかにされました。また、千葉県トラック協会と協定を結び、輸送力の確保が図られているとのことです。物資輸送訓練も定期的に実施され、関係機関との連携を通じて、迅速かつ確実な物資輸送体制の構築と強化が進められていることが報告されました。これらの取り組みにより、広域防災拠点が大規模災害時に円滑に機能し、市町村における様々なニーズに対応できる体制が整いつつあることが強調されました。
  2. 救急搬送について
    質問: 千葉県の救急搬送時間が全国平均より約7分も遅れ、他県に比べて著しく遅れている事実を重点的に取り上げました。この点を踏まえ、議員は救急搬送一斉照会システムの導入目的や、システムの利用による時間短縮の効果について具体的に問いました。特に、都市部と農村部を含む地域的な特性を持つ千葉県において、地域間での課題の違いにどのように対応しているのか、またシステムの運用状況や、既に導入されている地区での分析結果、未導入地区への効果的な導入方法についても詳細に問いました。さらに、地域関係者からの財政負担や人手不足に対する懸念が報告されており、これらの問題に対する具体的な解決策と千葉県の支援についても要望しました。救急搬送時間の短縮が極めて重要であり、システムを最大限活用し、協議を通じて現状を改善する必要があると強調しました。
    答弁: 保健医療担当部長は、質問に対し、千葉県における救急搬送時間の遅延は重大な課題であると認識し、その解決に向けた取り組みが進められていることを明らかにしました。千葉救急医療ネットの活動や、救急搬送一斉照会システムの開発と試験運用について詳細に説明しました。このシステムは、搬送先の迅速な決定や病院での治療確保を図るための重要なツールとして位置づけられています。また、システムの導入は地域の特性を考慮し、各地区の協議会で検討・運用が進められており、3地区での運用開始後には、運用状況の分析が行われ、残りの7地区への効果的な導入方法についても検討が進められていることを述べました。さらに、システムが具体的にどのように搬送先の確定や病院での治療に繋がるのか、具体的な事例を基に説明しました。そして、地域関係者からの懸念についても理解しており、財政負担や人手不足の問題に対しては、地域と協力し、県としても適切な支援を行う方針であることを明らかにしました。
  3. 農業問題について
    質問: 千葉県の農業において従事者の数が10年前と比較して約45%減少し、65歳以上の割合が39.5%から53.5%に増加したことから、千葉県農業の将来が非常に心配な状況にあると述べました。これに加え、農業者の確保が重要であり、新規農業者への支援が行われている一方で、農地の継承がうまく進まず、機械更新や施設の設備投資が重荷であるという声があると指摘しました。議員は、県がこれに対し、農業後継者が安定して農業経営を継続できるようどのように支援していくのかを問いました。さらに、機械等の導入経費に対する助成制度の期間延長を国に申し入れるよう要望し、現行制度の周知についても強調しました。農地の継承困難や機械・施設投資の重荷が後継者にとっての大きな課題であり、助成制度の適用期間延長と制度の周知活動の強化が必要であるとの懸念と要望を明示しました。
    答弁: 知事は、農業後継者が安定した農業経営の継続には、事業承継の円滑化と技術や経営のスキルアップが重要であると答弁しました。千葉県では、農地や機械の資産譲渡の手続きの円滑化のために専門家を派遣し、後継者向けに生産、販売、経営管理のセミナーを開催していました。このセミナーでは、生産から販売、経営管理までの基礎知識や技術が提供され、農業者がこれらの知識を用いて事業を安定させることができるようになりました。さらに、親元就農者が経営に従事してから5年以内の経営強化に必要な機械や施設の導入経費を支援しました。これにより、後継者が希望を持って経営を継続できるよう努力してきました。また、知事はこれらの取り組みを通じて、後継者が経営を希望に満ちて継続できるよう支援していく方針を明らかにしました。
  4. 保育所問題について
    質問: 千葉県の保育所問題、特に待機児童問題について質問をしました。過去、全国的な社会問題ともなったこの問題は、八千代市では特に深刻で、待機児童数が全国でワースト2位を記録していました。最近では、小規模保育施設の整備が進み、問題が解消に向かっているとの感触を受けつつ、具体的な状況と今後の見通しについて詳細を問いました。また、障害を持つ児童の受け入れにおいては、障害者手帳の有無にかかわらず手厚い支援体制が必要であり、これに対する県の具体的な取り組みと支援についても確認しました。さらに、待機児童数の減少と少子化に伴う保育施設の定員割れ問題にも触れ、将来を見据えた施策の検討と、それに向けた早期の取り組みを強く要望しました。千葉県議会では、地元八千代市の待機児童数の不名誉な状況が繰り返し取り上げられ、最新の取り組みによる改善が評価されつつも、現状と今後の方針、特に障害児童への支援体制の更なる確立についての検討を求めました。
    答弁: 千葉県においては、待機児童数が前年度より大幅に減少し、110名から140名となり、これが平成22年以降の最少を更新する記録的な改善であると報告しました。これは、保育施設の新設や改修、保育士の給与改善と配置の助成、人材の確保等、多方面での取り組みが進んでいる結果であると述べました。特に、小規模保育施設の増加がこの問題の改善に寄与しています。さらに、障害を持つ児童に対しては、障害者手帳を持つ児童に対しては人件費の助成や施設改修の補助、保育士への研修が提供されており、手帳を持たない児童に対しても、市町村長が配慮が必要と認めた場合、同様の支援が行われる方針であると説明しました。このような取り組みにより、千葉県は待機児童の解消を目指し、多様化するニーズに対応するための体制を整えていると総括しました。
  5. 鉄道問題について
    質問: JRや県内の主要施設、特に八千代市に位置する八千代台駅において、ホームドアの設置が2035年までに計画されて進展中であることを確認しました。一方で、利用者が非常に多い勝田台駅や地元の笠田駅に関しては、整備計画が明示されておらず、これらの駅の混雑と事故発生の危険性について懸念を指摘しました。特に勝田台駅においては、多くの乗換えが存在し、成田空港への重要なアクセスポイントであるため、ホームドアの設置が急務であると強調しました。また県に対し、勝田台駅や笠田駅におけるホームドア設置計画の有無、及びこれらの駅に対する県の取り組み方針について詳細に質問しました。再質問では、勝田台駅の利用者の増加やその重要性を踏まえ、県の認識と具体的な対応策についてさらに追求しました。成田空港利用者の増加を見越し、これらの駅におけるホームドアの早期整備を強く要望しました。
    答弁: 総合企画部長は、ホームドアが転落防止対策として非常に効果的であること、そして混雑する駅においてはその設置が必要であるとの認識を示しました。京成電鉄は、バリアフリー料金制度を活用し、14駅40番線にホームドアを整備する計画であることが明らかにされましたが、その中に勝田台駅は含まれていませんでした。にもかかわらず、県が補助制度を活用して必要性の高い駅に対するホームドアの早期整備を進める方針であることを答えました。さらに、再答弁では、利用者が多く、成田空港へのアクセスの重要性からも、勝田台駅におけるホームドア設置の必要性は高いと認識していることを再度確認しました。そして、勝田台駅を含む必要性の高い駅については、県として積極的に検討し、早期整備を推進していく姿勢を明らかにしました。
  6. かわまちづくり計画について
    質問: 印旛沼流域のかわまちづくり計画、特に八千代市を中心とする進行状況や、新たな印旛沼印旛放水路かわまちづくり計画との関連性について詳細に問いました。八千代市地域における野球地域の整備状況や新旧計画の連携に焦点を当て、具体性に関する詳細な説明を求めました。さらに、八千代市地域における新計画の具体的な整備内容について追及しました。また、要望として、広域防災拠点の展開、多機関との連携強化、定期的な訓練の実施、備蓄物質の配備など、災害時の柔軟かつ迅速な対応体制の構築が必要であると強く強調しました。さらに、自転車駐輪場の整備に伴うサイクリングロードの整備も促進するよう要請しました。
    答弁: 県土整備部長は、八千代市においては一里塚が完成し、水辺拠点の整備も進行中であることを報告しました。新たな印旛沼印旛放水路かわまちづくり計画においては、県立八千代広域公園周辺の水辺拠点の具体的な整備内容が明示されていることを説明しました。具体的な整備内容としては、八千代市が自転車駐輪場や案内看板等の整備を行い、一方で県は親水護岸の整備を進める計画であることを詳細に述べました。また、これらの整備によって地域の安全性や利便性が向上し、災害時の対応体制も強化されることが期待されると述べ、議員たちの質問に対して詳細かつ丁寧に答弁しました。
  7. 道路問題について
    質問: 八千代市の西地区、特に東葉高速線八千代緑が丘駅周辺では、大規模集合住宅の整備が急速に進行しており、この結果、児童生徒数の増加が予測され、現有のみどりが丘小学校では教室数が不足する問題が浮上しています。この問題に対処するため、市は新たな小学校の建設を計画しており、その予定地は交通量が1日1万台を超える重要な県道船橋印西線沿いでした。しかし、この新学校予定地の近くでは歩道の整備がなされておらず、多くの大型車が通行するこの道路で、児童が安心して通学できるように、歩道整備が必要であると指摘しました。新設小学校周辺の歩道整備を進めるべきかどうか問いました。そして、開校に間に合うように、特に開校の2年半前となる令和8年4月までに、歩道整備を可能な限り進め、歩行者の安全対策に努めるよう要望しました。
    答弁: 県土整備部長は、新設される小学校周辺の一部区間で歩道が未整備であることを確認しました。県土整備部長は、該当区間において県として歩道整備の計画を進めていることを明らかにしました。このため、今年度中に測量作業を実施する予定であり、地元市と協力しながら、歩道の早期整備に努力すると述べました。また、測量を通じて、歩道の整備が児童たちの安心して通学できる環境を実現できるよう、具体的な整備計画を立てる方針を示しました。池口部長は、この整備によって、歩行者全体の安全が確保されるとともに、新設小学校の児童たちも安心して通学できる状況が整うことを期待していると述べました。この発表により、地元市と県が協力し、児童の安全を最優先に考え、歩道整備を進めることが確認されました。
  8. 教育問題について
    質問: 八千代市における教育問題に焦点を当て、詳細な質問を行いました。特に、市内での接点住宅建設に伴い、小中学校において教室が不足している問題について、どのような対応がなされているのか問いました。市ではこの問題に対処するため、検討委員会が立ち上げられ、学校の増築、新施設の建設、既存施設の活用など、多岐にわたる選択肢を検討していました。一方で、県教育委員会も、適正規模適正配置を基準に、今後10組程度の高校統合を計画していました。また、八千代市における地域協議会の進捗状況についても問いました。さらに、小・中学校の教室不足に対応するために、空き施設を利用する案も検討されており、地域協議会において地域の事情を反映し、高校再編について速やかに進めるべきだとの要望を述べました。議員は地域協議会での議論と高校再編の進行を速やかに進めるよう強く要望しました。
    答弁: 教育長が八千代市における地域協議会の進捗状況について説明しました。協議会は、地元自治体、教育関係者、PTA関係者から成る15名の委員によって構成されています。第1回協議会は8月21日に行われ、地域の県立高校の現状について共有が行われました。また、協議会は今後、10月末までに2回開催が予定されており、その中で地域の状況を踏まえた魅力ある学びや適正規模適正配置等について意見が伺われる予定です。これらの協議を通じて、市の教育問題、特に小中学校の教室不足や高校の統合について、地域の意見をしっかりと取り入れながら、最適な解決策を模索していくと答弁しました。

 

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午前一人目】一般質問 茂呂剛議員(自民党)

令和3年には、県広域防災拠点への指定また県内で初めて国の防災道の駅に選定されるなど、大規模災害時における県、国の重要な拠点としても期待されています。先日の台風13号の接近に伴う大雨の際には、幸いにも、広域防災拠点を活用するケースはなかったようですが、近年の全国で発生する大規模災害の状況を踏まえると、この拠点が必要となる日は相当遠くないのではと思います。

広域防災拠点は全国から集結する自衛隊、警察、消防などの応急活動の展開拠点ボランティアや支援物資の受け入れ拠点としての機能が想定され、その開設に当たっては、県が施設管理者と協議調整を行う必要があることから、1度開設するとなれば、県には非常に重大な責務が課せられるのではないかと感じています。

そこで、広域防災拠点を大規模災害時に有効に機能させるには、平時のうちから、いかに準備しておくことが大切大事ではないかと考えます。そこでお伺いいたします。広域防災拠点が災害発生時に有効に機能するために、県はどのように取り組んでいくのか。

大規模災害危機発生時道路被害などにより、被災地への物資への供給が滞り、食料などの生活物資が大幅に不足することも予想されます。そこで、各家庭や事業所における備え、呼びかけられるとともに、市町村においても備蓄が進められていると聞いています。

また、県においても、市町村の備蓄が不足した場合や、市町村自身が被災し、物資の提供が困難となった場合に備え、備蓄を進めている。とのことですが、この広大な千葉県においていかに速やかに物資を市町村へ輸送するかが重要なポイントではないでしょうか?そこでお伺いします。

大規模災害時に市町村に支援物質を速やかに移送するため、どのように取り組んでいるのか。

次に救急搬送について伺います。皆さんのご記憶にも、新しいと思います。新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっていたこの数年間、救急搬送が困難となる事案が度々問題視されていたと思います。

本年5月に5類感染症へ移行した以降も、本県における感染症数は増加傾向にあるようですが、そのような状況下においても、県民の皆さんが日々安心して生活を送っていただくため、今回の質問では、速やかな緊急搬送に向けた県の取り組みを伺いたいと思います。

まず、本県の現状ですが、消防庁が発表している。救急救助の現状の令和3年のデータによりますと、救急隊が事案を覚知してから医療機関に運ばれるまでの総時間の平均時間について、全国平均が42.8分に8分であるのに対し、千葉県が千葉県の平均が49.7分であり、6.9分もの差があるということでございます。

これは47都道府県中45位、ワースト全国ワースト3位であり、この数字だけを見ても、本県の緊急搬送の状況は極めて厳しい状況にあるのではないでしょうか?緊急搬送を待つ患者さんの負担はもちろんのこと、救急搬送に関わる関係者の皆様のご苦労も大変なものがあると思います。

さて、県では、これらの課題を解決に向けて、救急隊からの複数の救急医療機関に対し、患者情報の共有と、受け入れ可否について紹介できる救急搬送一斉照会システムを国の交付金を活用し、導入したと伺います。このシステムにより、これまでの救急隊の皆さんは、電話で1件1件受け入れの交渉をしていたところ、一斉に複数の医療機関に紹介することで、交渉する交渉に要する時間の短縮を図ることができるとのことです。

そこでお伺いします。緊急緊急搬送一斉照会システムの導入目的はどうか。都市部と農村部を併せ持つ本県では、緊急搬送に関わる課題も地域によって様々で、このシステムを見解、県下一律に導入するのは、地域の事情と合わないのではという声を聞くこともあります。

緊急搬送時間の短縮に少しでも寄与するよう、このシステムを上手に活用する必要があるのではないでしょうか?そこでお伺いいたします。緊急搬送を一斉照会システムの運用状況はどうか。

次に、農業問題について伺います。

農業従事者の減少と高齢化は、全国屈指の農林水産、県として、農林水産業の更なる発展を目指す。本県において大きな課題で、令和3年、令和2年農業、農林業センサスによりますと、本県の農業従事者数は、10年前と比較して約45%減少。

65歳以上の割合は39.5%から53.5%に増加し、全国の全体の半数を超えるなど、本県農業の将来は非常に心配な状況であります。本県農業が将来にわたり発展していくためには、農業者がいかに確保していくかが重要で、国や県、新規農業者に対する手厚い支援は行っていますが一方、私は先祖代々続く農業の後継者から、農地の継承がうまく進まないといった話や、後を継いでも機械更新。

施設の設備の投資が大変重荷であるという声をよく聞いています。農業者の減少が深刻する中、ぜひ農家の後継者には、地域に定着し、将来にわたり地域農業の担い手として活躍してほしいと考えており、農家の跡継ぎが、農業経営を安定して継続していけるような支援も重要ではないかと考えます。

そこでお伺いします。農業後継者が安定して農業経営を継続できるよう、県はどのように支援をしていくのか。

次に、保育所問題についてお伺いします。まず、保育所等で待機児童問題について質問させていただきます。私自身、県議会においてこれまで待機児童問題をたびたび取り上げさせていただきました。

以前は、保育所等に入りたくても入れず、保護者が働くことができないという日本全体、大きな社会問題となっており、私の地元、八千代市でも多くの保育の待機児、待機児童が生じし、昨年度は保育の待機児童数が全国の市町村でワースト2位になるなど、大変不名誉な状況でした。

最近では、周りを見ても、駅の近くなどに小規模の保育施設が作られるなど、保育施設の整備がかなり進んでおり、一時と比べ、保育の待機児童数も解消に向かっているのではないかと肌で感じているところです。そこでお伺いいたします。

本件の保育施設等の待機児童の状況はどうか、また今後の見通しについて伺います。また保育を取り巻く間問題は、待機児童だけでなく、最近は、多様化するニーズへの対応という難しい問題に直面しています例えば、保護者からの要望などを踏まえ、集団生活が可能とされた障害を持つ児童を受け入れるために、当たり、療育手帳などを持っていれば当然、専従の保育士を配置し、

求められる配慮が必要な支援を想定して保育の体制を組んでいます。ただ、こうした手厚い体制が必要なのは、手帳を持っている児童だけに限った話ではありません。まだ幼い児童ですから、国保の発達には、当然個人差があり、手帳の有無に関係なく、集団生活にうまく適用できないケースなどへの対応として、保育士を手厚く配置するなど、取り組みを行っています。

この取り組みには既に自治体独自で支援を行う市もあるようですが、市町村間で差が生じないよう、県の支援が必要だと強く感じています。そこでお伺いいたします。保育所等において、障害者、障害者手帳を交付されていない。

配慮が必要な児童を受け入れるため、県の支援が必要と考えるがどうか。

次に鉄道問題について伺います。JRや県内大手施設のホームドアについて、その設置が推進され、各社の整備計画によれば、今後も着々と整備が進む予定と確認しています。

こうした中、私の地元にある八千代市内については、これまで、ホームドアの整備計画のある駅はありませんでしたが、今月15日に京成電鉄が発表した。計画によりますと、八千代台駅に2035年までにホームドアが整備されるとこととなっています。

一方同じ京成本線でも、八千代台駅よりも利用者が多い勝田台駅には、今回の整備計画に入っていません。地元私の地元笠田駅には、近隣に四つの高校があり、東葉高速線との乗換駅でもあることから、朝夕の通勤通学ラッシュ時には大変混雑し、連絡事項発生の危険性を利用者から度々聞いております。

また、近年では、旅行需要の拡大により、成田空港へ向かう大きなキャリアケースを持った外国人や、旅行者なども目立ち、従来以上に駅のスペースが手狭になっているとのことです。このように、日常的に混雑が目立つ勝田台駅において、ホームドアの設置が急務ではないかと。

考えるところです。そこでお伺いいたします。京成本線の勝田台駅のホームドアを設置するべきと思うかどうか。

次に、かわまちづくり計画についてお伺いします。市の中央を南北に貫くように流れ、印旛沼から東京湾を注ぐ印旛放水路や支川の神崎川桑納川などと合わせ、周辺に広がる水田や緑地による豊かな田園風景を生かし、進められてきたこのかわまちづくり計画については、地元市にとって今後の発展に欠かせない重要な計画で、県議会でも取り上げさせていただきました。

これまで、八千代市を含む印旛沼流域6市町により、平成27年度から令和4年度計画期間とした。印旛沼流域かわまちづくり計画として、県と連携しながら荷詰め拠点などを整備し、賑わい創出に向けた取り組みが進められてきたところです。

この計画をさらに拡大させるために、本年8月、千葉市、佐倉市、八千代市の3市により、新たに令和6年度から令和10年度まで、印旛沼印旛放水路かわまちづくり計画が策定されたところです。繰り返しになりますが、この計画は市の地理的特性を生かしながら、市の発展を目指す重要な計画であり、これまでの計画の成果に加え、新たな計画と、これまでの計画との関連性がどうか非常に気になるところです。

そこでお伺いします。印旛沼流域かわまちづくり計画における野球地域の整備状況はどうか。また、新たな印旛沼印旛放水路かわまちづくり計画における八千代市地域の計画前計画との関連はどうか。

次に、道路問題についてお伺いいたします。

八千代市の西地区に当たる東葉高速線八千代緑が丘駅周辺では、大規模集合住宅等の整備に整備がされ、それに伴い、児童生徒の増加が見込まれており、近い将来、現在のみどりが丘小学校では大幅に教室数が不足されると予想されています。

このため、八千代市では、小和田新田地先、県道船橋印西線の沿道に新たな小学校を建設することとしています。県道船橋委員財政には、船橋から印西に至る。県北部を縦貫する主要な道路であり、交通量が1日1万台を超えています。

国道16号や464アクセスし、千葉ニュータウン中心部へと通じ、物流の面でも重要な道路のため、大型車も多く、通行する状況です。しかしながら、駅周辺の県道東側には新木度小学校や駅、大型ショッピングモールが立地していることもあり、歩道がサービス整備されているものの、小学校予定地である。

県道西側は、歩道未整備の箇所が残っています。小学校が開校するにあたり、当然ながら目の前の県道も、通学路として利用され、多くの児童が登下校することになりますが、大型車が走るすぐ横、安心して歩くには、やはり歩道の整備が必要不可欠です。

そこでお伺いいたします。県道船橋印西線の沿道に八千代市が新設する小学校の周辺部において、歩道整備を進めるべきと考えるがどうか。

最後に、教育問題についてお伺いします。道路問題でお話したように、八千代市では、住宅施設が接点住宅建設に伴う小中学校の教室不足の問題に対し、検討委員会を立ち上げ、学校の増築、新施設、既存施設の活用など、あらゆる選択肢について検討を進めています。

一方、県教育委員会では、県立高等、改革推進プランの中で、適正規模適正配置の観点から、今後10組程度の統合を見込むと。ともに地域における学校のあり方については、生徒や保護者のニーズに踏まえ、地域協議会などにおいても意見を聞きながら検討を進めるとしております。

現在八千代市において、地域協議会が開催されているところであり、今後、再編に向けた議論が本格していくものと考えます。そこでお伺いいたします。八千代市における県立高校の再編等に関わる地域協議会の進捗状況はどうか。

以上で1回目の質問とさせていただきます。知事初め執行部の皆様には、明快で前向きなご答弁をよろしくお願いします。ありがとうございます。

茂呂剛君の質問に対する当局の答弁を求めます。

知事、熊谷俊人君。

自民党の茂呂剛議員のご質問にお答えいたします。まず防災対策についてご対応します。広域防災拠点に関するご質問ですが、広域防災拠点は、大規模災害が発生した際の消防、警察、自衛隊など救援部隊の活動拠点であり、地理的条件や施設規模などを勘案し、現在32ヶ所指定しています。

広域防災拠点を開設する際に、救援部隊を円滑に受け入れ、速やかに運用できるよう、あらかじめ主要な道路から拠点までのルートや連絡体制を確認するとともに、開設に向けた手順を施設管理者と共有するなど、平時から準備をしているところです。

今後も関係機関や施設管理者と連携をし、災害発生時に、(詳細不明)

農業後継者の支援に関するご質問ですが、安定した農業経営を継続できるようにするには、後継者への事業承継を円滑に行うとともに、技術や経営のスキルアップを支援していくことが重要であります。

このため県では農地や機械の資産譲渡の手続きなどが円滑に進められるよう、専門家を派遣しているところです。また後継者などを対象に生産や販売、経営管理などを基礎的な知識や技術が学べるセミナーを開催をしております。

さらに昨年度からは、親元就農者が経営に従事してから5年以内に経営強化を目指す場合に必要な機械や施設などの導入に係る経費を支援しており、引き続き、農業の後継者が将来に希望を持って経営を継続していけるよう支援をしてまいります。

私から以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

防災危機管理部長、添谷進君。

私からは、大規模災害時の物資の輸送についてお答えいたします。県では必要な物資の速やかな支援と災害によるリスクの分散を図るため、各地域振興事務所管内と消防学校に設置している県の備蓄倉庫民間倉庫の計13ヶ所に支援物資を備蓄しています。

また、迅速かつ円滑に物資を輸送できるよう、千葉県トラック協会などの物流関係機関と協定を締結し、災害における輸送力を確保している他、市町村や協定締結機関と連携した物資輸送訓練も実施しています。今後も災害時の物資支援について、迅速かつ確実な対応ができるよう、関係機関等と連携を図り、物資輸送体制の充実強化を図ってまいります。以上でございます。

保健医療担当部長、鈴木貴士君。

私からは、救急搬送についてお答えをいたします。まず、救急搬送を一斉紹介システムの導入目的に関するご質問ですが、本県において、119番通報から医療機関に収容するまでの救急搬送時間が全国平均を上回り、かつ、年々延長傾向にあることは重大な課題と認識しています。

このため、県では各救急医療機関の患者受け入れ可否に係る情報を朝夕の2回、全救急医療機関と救急隊が共有し、搬送先の決定に要する時間の短縮を図る千葉救急医療ネットの運用に取り組んできたところです。さらに、現場の救急隊が各医療機関に個別に電話することなく、一括してリアルタイムで伝達照会できる救急搬送一斉照会システムを開発し、本年3月から試験的に運用を開始しているところです。

次に、救急搬送一斉照会システムの運用状況に関するご質問ですが、本システムについては、地域の医療資源や救急搬送体制等の特性を踏まえる必要があることから救急医療関係者で組織する県内10地区の協議会において、それぞれの実情に合わせて運用することとしています。

一部の協議会では、患者の搬送先である医療機関側の参加体制が整っていないなどの状況がありますが、これまでに千葉県東部、東葛南部、東葛湾岸の3地区で運用を開始しました。本システムの導入により、救急搬送時間の短縮が期待できることから、今後3地区での運用状況の分析を進めるとともに、残る7地区に対し効果的な導入方法等について検討を働きかけてまいります。以上でございます。

健康福祉部長、高梨みちえ君。

私からは、保育所問題についてお答えいたします。まず、本県の保育所等の待機児童の状況および見通しに関するご質問ですが、本年4月1日現在の県内の保育所等待機児童数は140名140名であり、前年の250名から110名減少し、本統計調査を開始した平成22年4月以降最少となっています。

県では、待機児童の解消に向け、保育所等の新設や改修等に対し補助を行い、計画的に整備の促進を図るとともに、保育士の給与改善や基準を上回る配置に対する助成などにより、保育士の確保定着に努めています。昨年の中間見直しを行った千葉県子供子育て支援プラン2020では、令和6年4月に待機児童を解消することを目標に掲げており、引き続き、保育の実施主体である市町村と連携し、待機児童の解消に取り組んでまいります。

次に、保育所等における配慮が必要な児童への支援に関するご質問ですが、県では、保育所等において、障害者手帳を交付された児童を受け入れた場合、きめ細かな支援を行えるよう、保育士1名の追加配置に対する人件費を助成する他、受け入れに必要な施設改修等に対する補助や、保育士等を対象とした障害児保育に関する研修を行っています。

本年度から、障害者手帳を交付されていない児童についても、市町村が、市町村長が発達の遅れなどにより配慮が必要と認めた場合は、保育士の追加配置に対する人件費の助成対象としたところです。引き続き、保育行政に求められる課題の把握に努め、保育所等を利用する全ての児童が安心安全に過ごせるよう、必要な支援を行ってまいります。以上でございます。

総合企画部長、冨沢昇君。

私からは、ホームドアの設置についてお答えします。ホームでは、駅の転落防止対策として有効であり、特に利用者が多く混雑する駅については、設置の必要性が高いと認識しています。

京成電鉄では、令和6年春から鉄道駅バリアフリー料金制度を活用して、バリアフリー設備を整備することとしており、9月15日に公表された整備計画によると、ホームドアについては、令和17年度までに14駅40番線を整備することとしています。

勝田台駅については、今回の整備計画では、設置予定となっておりませんが、県としては、ホームドアの必要性の高い駅への早期整備が進むよう、補助制度も活用しながら取り組んでまいります。私からは以上です。

県土整備部長、池口正晃君。

私からはまず、印旛沼流域かわまちづくり計画についてのご質問にお答えします。八千代地域では、県と市が協力して、印旛沼に訪れる方々の休息や消防の場となる一里塚を麻生橋付近に水辺利用で賑わいを創出する水辺拠点を、道の駅八千代の隣接ヶ所に整備することとしています。

一里塚については、昨年3月に完成したところであり、水辺拠点については、県による護岸工事が本年3月に完成し、市による舗装等の整備が年度内に完成する見込みとなっています。

次に、八千代地域の新たなかわまちづくり計画についてのご質問ですが、印旛沼流域かわまちづくり計画では、印旛放水路およびその周辺の賑わいを創出することを目的として、県立八千代広域公園周辺に水辺拠点の整備が構想として位置づけられていました。このたび策定された印旛沼印旛放水路かわまちづくり計画では、県立八千代広域公園周辺の水辺拠点の整備内容が具体的に示されたところです。

続いて、県道船橋印西線の歩道整備についてのご質問ですが、八千代市大和田新田地先の県道船橋委員財政の沿道に小学校が申請される予定ですが、一部の区間で歩道が未整備となっています。

このため県では、当該区間の歩道整備を行うこととしており、今年度、測量を実施いたします。今後とも、歩行者の安全安心の確保のため、地元市の協力を得ながら、歩道の早期整備に努めてまいります。以上でございます。

教育長、冨塚昌子君。

八千代市における地域協議会の進捗状況についてお答えいたします。県教育委員会では、県立高校のあり方の検討に当たっては、地元自治体におけるまち作りの方向性や小中学校の将来計画等を考慮する必要があることから、地域ごとに協議会を開催し、幅広い視点から意見を聞くこととしています。

八千代市については、地元自治体や教育関係者、PTA関係者など15名の委員から成る習志野八千代船橋地区地域協議会を設置し、8月21日に行った第1回協議会では、地域の県立高校の現状について共有を図ったところです。

協議会は今後、10月末までに2回の開催を予定しており、その中で、魅力ある学びや適正規模適正配置等について地域の状況を踏まえたご意見を伺ってまいります。以上でございます。

茂呂剛君。

はい。知事初め、執行部の皆様には丁寧な答弁いただき、ありがとうございました。

それでは、再質問と要望をさせていただきます。まず、緊急搬送についての再質問をいたします。緊急搬送に、緊急搬送の救急搬送の厳しい状況を打開するため、県の取り組みについて理解いたしました。

答弁の中で、導入済みの地区においては、その運用状況の分析し、進めるとともに、導入されていない。地区に対しては効果的な導入方法の検討を働きかけていくとありました。新しい取り組みでもあり、先行地区において、取り組みを県から紹介することで、導入への理解が進み、取り組みが推進されるのではないでしょうか?そこでお伺いいたします。

地域の実情に合わせた導入事例はどうか。

次に鉄道問題についてです。答弁では、県としても補助制度を活用し、定期性電鉄の県内駅へのホームドア整備が早期に進むよう取り組んでいくことはわかりました。しかしながら、京成勝田台駅は、東葉高速鉄道との乗り換えが多いだけでなく、通勤ライナー以外の全ての京成本線の電車が、停車する駅であり、勝田台駅以外からの駅からの快速や、各駅停車の利用客も勝田台駅で一旦下車し、快速特急に乗り換え、成田空港や都心方面へ向かうことができる重要な駅でありますので、京成本線の駅の中でも、ホームドアの設置の必要性が高いと思われます。

そこでお伺いします。京線本線の中でも、勝田台駅のホームドア設置の必要性は高いと思うが、県の認識はどうか。

次にまちづくり計画についてです。答弁では、新たな新た策定された。印旛沼印旛放水路かわまちづくり計画に行っては県立八千代広域公園周辺の水辺拠点の整備を具体的具体化したものとなっているものということでございました。そこでお伺いします。今回の計画の八千代市地域における具体的な整備内容はどうか。

次に順次、要望とさせていただきます。まず、防災対策について要望いたします。県が災害時において、被災被災市町村を支援するため、民間の力も借りながらしっかりした体制作りを取り組んでいくことは理解しました。

ただし、県内全体全域が被災するような場合、全ての想定通りに対応することは難しいのではないでしょうか?そこで、広域防災拠点を速やかに展開するには、多くの機関の連携が必要となることですから、県は平時から連携した訓練などを行い、関係機関と顔の見える関係をしっかりと構築していただきたい。また、広域防災拠点にも、県の備蓄物質を配備できるよう検討するなど、大規模災害に備え、より柔軟に対応できる体制作りの推進についても、あわせて要望させていただきます。

次に、農業問題についての要望です。親元に収納してから5年以内は機械等の導入経費に対し助成されるとのことですが、現場感覚では5年経ち、ようやく技術が身につき、地域との付き合いが広がり、周りが見えてくる頃で、経営を考えるようになるのには10年はかかるのではないかと思います。

そこで、経営発展を目指す農業後継者に対する機械等の導入経費への助成制度についても、後継者の経営従事後の期間の延長を国に申し入れていただきたい。また、将来にわたり地域農業を担っていく、やる気のある若者に対し、もっと現行制度を知ってもらうよう積極的に周知もあわせてお願いいたします。

次に、保育所問題についての要望です。待機児童数の減少に向けた取り組み、また、障害者手帳がなくても配慮が必要な児童に対し、追加配置する。保育士への補助など、取り組みは引き続き進めていただきたい。なお、待機児童が減ってきた。

大きな要因は、保育施に助成を行い、政策的に受け皿を拡充してきたことにより、今後、少子化も重なり、保育施設に定員割れが生じ、運営が困難になることも予想されます。県にはそのような将来を見据えた保育所等への施策など、早期の時期から検討していただきいただくよう強く要望いたします。

次に道路問題について要望です。新設される小学校周辺の歩道整備を進めていただけると、前向きなご答弁いただきました。感謝いたします。外交には、令和8年4月と残り2年半を迎え、可能な限り開校に間に合うよう、歩道整備を進めていただくとともに、少しでも歩行者の安全対策努めていただくよう要望させていただきます。

最後に、教育問題での要望です。八千代市では小・中学校の教室不足に対し、県立高校の施設に空きが出た場合に、それを利用する案についても検討されています。そこで、地域協議会においても、地域の事情をしっかりと伝えていただき、今後の高校再編についてスピード感を持って議論を進めていただきたい。

以上で2回目の質問および要望とさせていただきます。

保健医療担当部長、鈴木貴士君。

はい。救急搬送について地域の実情に合わせた導入事例についてのご質問ですが、搬送先が限られている地域では一斉照会システムの患者情報の共有機能を用いて、搬送の際、現場で撮影した写真を病院へ共有するなどスムーズに病院での治療に繋げるためのツールとして導入した事例があると承知しています。私からは以上です。

総合企画部長、冨沢昇君。

はい。私から、勝田台駅のホームドア設置に関するご質問にお答えいたします。勝田台駅のように、ホーム上で多くの乗換企画が行き交い、また大きな荷物を持つ利用客が多い駅については、駅の乗車人員以上に混雑し、ホームへの転落等が懸念されることから、ホームドア設置の必要性は高いものと考えております。以上です。

県土整備部長、池口正晃君。

はい。八千代市域の整備内容についてのご質問ですが、県立八千代広域公園周辺において、八千代市が自転車駐輪場や案内看板等の整備を行い、県は、水辺で近づくことができる親水護岸の整備を進めます。以上でございます。

茂呂剛君。

答弁ありがとうございました。最後に、要望3点申し上げます。緊急搬送についてですが、救急搬送についてですが、今回の質問したシステムは、搬送時間を短くし、1人でも多くの命を救うことに繋がるものであり、非常に有効なものと感じております。そのため、ぜひ本格運用していただきいただくため、試行期間の今、地域の関係者の方々と課題とその解決策について、しっかりと協議していただきたい。

そして、一部の関係者の方々からは、運用にあたっては、財政負担を心配する声も聞いています。緊急搬送には、非常にマンパワーを要する仕事です。執行部によって、その点も十分理解していただき、県における支援を検討いただきますよう要望させていただきます。

次に、鉄道問題についてです。今後、成田空港を利用する旅行先や旅行客の増加増加に伴い、勝田台駅の利用者も増加すると考えられ、ホームドアの設置の必要性を感じているところであります。県といたしましても、早期に設置に向けて取り組んでいただくよう、いただきますよう要望させていただきます。

最後にかわまちづくり計画についてです。県からは市に対し、この計画に基づいて行われております。自転車駐輪場施設の整備に合わせ、サイクリングロードの整備も検討するよう働きかけていただきたい。以上で私の質問を終了させていただきます。

ありがとうございました。