【速報】本日の千葉県議会 ー 武田正光議員(自民党)の一般質問 2023年9月22日午後2

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/09/22)午後二人目の一般質問は、自民党武田正光議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1. 三郷流山橋有料道路の進捗状況について
    問い: 三郷流山橋有料道路の工事が進んでいるけど、どのくらい進んでいるのかな。流山市は車がたくさん通るから、新しい橋ができるとみんなが便利になるよね。今、一つしか橋がないから、もう一つ新しい橋ができるといいなってみんな思ってるんだ。工事がどのくらい進んでるか見に行ったことを話して、新しい橋が早くできるようにお願いしたよ。でも、開通の日が何回も変わったから、みんなが混乱しているんだ。地元の人たちのために、騒音対策もしてほしいし、地元の会社にも仕事を頼んでほしいんだよ。
    答え: 新しい橋は、流山市と埼玉県を結ぶ大事な道路で、もうすぐできるんだよ。今、最後の工事をしていて、11月の終わりごろにはみんなが通れるようになるんだって。残りの工事も頑張ってやるよって言ってたよ。騒音対策も大切にして、地域の人たちのことを考えながら、工事を進めるんだって。地元の会社にも、これからもいい仕事があるようにするって言ってたから、みんなが助かるね。
  2. 県道松戸野田線の混雑対策について
    問い: 県道松戸野田線という大切な道があるよね。この道は、松戸市、流山市、野田市をつないでいて、昔はお金を払って使ってたけど、今はだれでもタダで使えるようになったんだよ。でもね、この道の近くは、前は田んぼばかりだったのに、今は車でごった返してるんだ。大きな倉庫もできて、これからはもっとたくさんの車が通るかもしれないよ。だから、特に流山市南石崎より上のところで、どんなことを考えて、どんな対策をするのか、将来どうなるかも含めて、教えてほしいな。
    答え: その道はどんどんにぎやかになってきてるよね。特に朝と夕方は、車がたくさん通ってすごく混むよ。だから、山上交差点っていうところで、車が左に曲がりやすくするように、レーンを長くする工事をする予定なんだ。これで、車がもっとすいすい走れるといいな。これからどんな建物ができるか、どういう変化があるかによって、また新しい対策を考えていくつもりだよ。近くの街とも手をつないで、みんなで安全で快適に使える道にしていくから、みんなも一緒に考えていこうね。
  3. 県道松戸柏線の整備について
    問い: 大事な道路である県道松戸柏線についてたくさんの質問をしたんだ。この道路は、松戸市と柏市をつないでいて、毎日とてもたくさんの車が通っているんだよ。特に、流山市向小金地先はたくさんの家や小学校があって、子どもやおとながよく歩く場所なんだ。でも、このところの歩道がせまくて歩きにくいんだって。西側にはまだ歩道がないところもあって、みんなで歩くのが大変なんだよ。このせまい歩道をどうにかしてもっと広くして安全にできないかって、県の担当者さんに聞いたんだ。それに、つくばエクスプレス沿いの土地についても話して、そこがきれいになって新しい道ができるのをみんなが待っていること、広いところにはたくさんの人が来るような楽しい建物ができるとうれしいことを伝えたんだよ。
    答え: この道には本当にたくさんの人が住んでいて、新しい歩道を作るのはちょっと大変だけど、みんなが安全に歩けるように、まずは道の表示を変えたり、安全な柵をつけたりすることから始めるつもりだって。つくばエクスプレス沿いの土地もきれいに整理して、新しい道を作る計画があるんだって言ってたよ。そして、そこにはみんなが楽しめるような建物も考えているんだよ。だから、これからその辺りはもっと安全で楽しい場所になるといいね。
  4. つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業について
    問い: エクスプレスの近くの木地区では、大きなお店や家がどんどんできて、もうすぐみんなが楽しく住めるところになりそうだよ。でもね、土地を持っている人たちと、土地の交換とか、大事なことをこれから決めていくんだ。どうやって進めるのか、教えてほしいな。それから、運動公園の周りではまだ道路ができてなくて、地元の人たちは早くできるようにって願っているんだよ。公園の南の方にも、これから新しい施設ができるんだけど、みんなはどんな施設ができるのかすごく気になっているんだ。
    答え: 木地区での土地のやりとりは、土地の持ち主の人たちと一緒に話をして、きちんと進めていくよ。それで、今月29日にその話のまとめをみんなに教える予定なんだ。お金の計算も大切にするからね。運動公園のそばの道路は、もうすぐ全ての人が使えるようになるんだよ。今、邪魔な建物をなくして、道路を早く作れるようにがんばっているんだ。公園の南の方には、楽しい施設を作る計画があるよ。どんな施設がいいか、みんなで考えて、流山市と一緒に進めていくんだよ。みんなが楽しめるように、いろんなことを考えて施設を作るから、楽しみにしていてね。
  5. つくばエクスプレスについて
    問い: つくばエクスプレスって、流山市の人たちにとって大切な電車なんだよね。だって、この電車のおかげで、みんなが都心へ行きやすくなったんだ。流山市には、もっとたくさんの人が住むようになったんだよ。でもね、この電車、もう19年も走っているから、ちょっと古くなってきているんだ。たまにトラブルもあるし、大雨が降った日には、電車が水で困ったりすることもあるんだよね。みんなが毎日安全にこの電車を使えるように、これからどんな計画があるのかな? それに、電車をもっと大きくしたり、東京駅まで行けるようにしてほしいんだ。それができたら、もっと便利になるよね。
    答え: つくばエクスプレスを動かしている人たちは、みんなが安全に電車に乗れるように、いろいろなことを考えているんだよ。電車やその他の設備が古くならないように、新しいものに変えたり、大雨や地震が来ても大丈夫なように、色々な対策をしているんだ。例えば、大雨に強い設備を作るための計画があるし、もし水害があったら大丈夫なように、訓練もしているんだよ。それに、もし何かあったときに帰れなくなった人たちのために、どうすればいいかも考えているんだ。電車も、これから新しくする計画があるから、安心して乗れるようになるよ。千葉県の人たちも、つくばエクスプレスが安全に動くかちゃんと見ていて、みんなが安心して電車に乗れるように、努力していくんだよ。だから、これからもみんなで、つくばエクスプレスを大切に使っていこうね。
  6. 児童虐待防止について
    問い: 去年、子どもたちに対するいじわるの相談がとっても多くなって、それが今までで一番多かったんだよ。千葉県でも、その数はまだまだ多いんだって。子どもたちを守るための相談所も、仕事がたくさんで大変みたい。職員さんを増やすことも大切だけど、学校や病院と一緒にがんばることも大事だって思っているんだ。特に、近くの町や村の力が必要なんだよ。町や村では、子どもや家族をみんなで見守るための会を作っているんだ。うまくいけば、いじわるを防ぐことができるんだよ。でも、町や村だけでは、うまくいけないこともあるみたい。だから、県に手伝ってほしいんだ。あと、車の中に子どもをほったらかしにするのはダメだよね。今年も、そういうことがあちこちでニュースになっているんだ。千葉県でも、去年よりそういうことが増えているんだよ。だから、大人たちもっと気をつけないといけないんだ。県の警察の人に、どうやってそういうことをなくすためにがんばっているのか教えてほしいんだ。
    答え: 町や村の職員さんたちに教えたり、子ども相談所の人たちと町や村の人たちと一緒に仕事をしたり、地域の会を手伝ったりして、町や村を助けているんだって。これからも、もっとがんばるって言っていたよ。警察も、知事と一緒にみんなにお願いしたり、車をとめる場所をきちんと管理してもらったり、いろいろなものを使って、車の中に子どもをほったらかしにしないようにがんばっているんだって。県は、これからも市町村をしっかり助けてくれるって言っていたよ。子ども相談所を強くすることも大切だけど、学校や病院といっしょにがんばることが、子どもたちや家族のためになるんだって。
  7. 子ども食堂について
    問い: 子ども食堂という場所は、お金が足りない家の子どもたちが、お友達と一緒においしいご飯を食べることができる特別なところなんだよ。千葉県には、子ども食堂が297ヶ所もあって、どんどん増えてきているんだ。でも、困っていることがあって、食べ物の値段がどんどん上がってきて、ご飯作りが大変になっているんだよ。そんな大変な状況を見た議員が、子どもたちが安心してご飯が食べられるように、県には子ども食堂をもっと助けてほしいと強くお願いしたんだ。どうやって県がこれから子ども食堂の運営を支援していくのか、具体的に知りたいんだ。
    答え: 子ども食堂が大事な場所で、たくさんの子どもたちにご飯を提供していることをしっかり理解しているよ。だから、食べ物の値段が上がって、子ども食堂が困っていることを知って、助けるためにいろいろな方法で支援していくつもりだって。ひとつの子ども食堂には10万円のお金を出すことにしているんだよ。それを知らせるために、市町村やインターネット、SNSを使って、たくさんの人に情報を広めているんだ。お金の申し込みももう始まっているから、これからどんどん子ども食堂が助かると思うよ。
  8. 在宅医療について
    問い: 千葉県の人たちはこれから少なくなるけれど、おじいさんやおばあさんはどんどん増えていくんだよ。そうなると、家でお医者さんのお世話を受ける人がたくさん増えるんだ。千葉県がこれからどうやってたくさんのおじいさんおばあさんのお世話をするのか知りたいよ。お年寄りたちは、自分の家でゆっくり過ごしながら、お医者さんや看護師さんにお世話してもらいたいって言っているから、それができるように千葉県が何をするのか聞いたんだよ。来年の健康の計画で、お家での医療のことをどう考えているのかも知りたいんだ。お医者さんや看護師さんが足りないから、千葉県にはもっとそういう人たちを育ててほしいって伝えたんだよ。
    答え: 千葉県でおじいさんやおばあさんが増えることを知っていて、お医者さんや看護師さんに特別な勉強会を開いたり、アドバイザーを送ったりして、もっとたくさんの人や場所を用意しているんだよ。おじいさんやおばあさんが自分の家でお医者さんのお世話を受けられるように、色々な人たちと一緒に話して、みんなが助かるように改善しているんだよ。そして、来年の健康の計画では、お家でお医者さんのお世話を受ける人たちが増えるから、色々な団体や場所と一緒になって、もっと良い方法を考えるんだよ。国のルールにしたがって、千葉県のみんなに合った方法で、お家での医療の準備を進めていくつもりだよ。
  9. 農業について
    問い: 東葛飾地域では、かぶや小松菜、梨など、いろんな野菜や果物が大切に育てられて、お店で売られたり、直接わたしたちの手に届けられているんだよ。でも、流山市では、どんどん家が建ったり、物の運ぶ場所ができたりして、作物を育てる場所が少なくなってきてるんだ。この地域全体でも、作物を育てる場所がなくなったり、もう年をとったおじいさんやおばあさんが農業をやめることもあるんだよね。でも、この大切な土地を、これからもがんばって農業をしたい人にわたせば、この地域はもっと元気になるよね。ただ、どこに作物を育てるかや、どんな作物を育てるかによって、土地の貸し借りが難しいこともあるんだよ。小さな土地でも、しっかりとお金を稼げるような助けが必要だし、土地がほったらかしにならないように、色んな考え方や計画が必要なんだよね。県の人たちは、この東葛飾地域の農業をどうやって応援しているのかな?
    答え: 東葛飾地域では、たくさんの家が建って、町がどんどん大きくなっているから、残っている農地を大切にして、おいしい野菜や果物を育てることが大切なんだよ。県の人たちは、農地で使う薬を少なくして、自然にやさしい農業をすすめたり、プラスチックの家を使って、もっとお金になる作物を育てるように変えたりしてるんだよ。そうすることで、農業がいろんな形になって、もっと楽しくなるよ。そして、新しい農地を作るために、地域のみんなと一緒に計画を考えたり、市の人たちやJA(農業の団体の名前)と手をつないで、どうやって農地を守るかを考えているんだ。これからも、東葛飾地域の農業が元気になるように、いろんな方法で応援していくつもりだよ。
  10. 入学者選抜について
    問い: 前の年、たくさんの公立高校で、900件もの答え合わせの間違いがあって、本当は合格したはずの6人の人が、合格してないことになっちゃったんだよ。とても悲しいことだよね。だから、県の教育の人たちは、マークシートや新しい機械を使って、もうこんな間違いがないようにしてほしいんだ。でも、それだけじゃなくて、先生たちの答えのチェックの仕方も見直さなきゃダメだよ。ネットでの合格発表も、みんなが一度に見るから、遅れたり、見えなくなったりしたこともあるから、それも直さなきゃいけないんだ。議員さんは、これからの友だちが安心して試験を受けられるように、県の教育の人たちにしっかり準備してほしいと言ってるんだ。教育の人たちは、これからどうやって間違いをなくして、みんなが安心して試験が受けられるようにするのかな?
    答え: 県の教育の人たちは、新しい機械を使うことも大切だけど、それだけじゃなくて、先生たちが間違いをしないように、いろんな工夫をしていくんだって答えたよ。たとえば、一つの答えをちがう先生が見て、間違いがないかどうか確かめるんだ。それに、先生が答えをチェックする時間も増やすんだよ。合格発表も、みんなが同じ時間に見ないように、外部の会社にお願いして、それぞれの高校ごとに見られるようにするんだ。これで、みんなが安心して試験を受けられるようになるんだよ。県の教育の人たちは、みんなと一緒にがんばって、友だちが安心して、楽しく学校に行けるようにするんだよ。

 

2 一般向けの要約編

  1. 三郷流山橋有料道路の進捗状況について
    質問:三郷流山橋有料道路の進捗状況について詳細に問いました。流山市が成長しており、特に江戸川を渡る橋梁が1本しかないことから、新しい橋の完成が望まれていました。議員は過去の視察で、橋梁部の舗装が完了し、開通が近いことを確認しました。残る道路改良工事が行われていることも確認しました。再質問では、開通予定が遅れていることについて触れ、地元住民への影響や周辺地域の道路整備、未事業化区間の早期整備、地元建設業者への配慮など、さまざまな要望を出しました。特に、地元建設業者の受注機会確保については強く要望しました。開通後の騒音対策や、地元への影響、さらには地元建設業者との協力体制の確立なども重要なテーマとして取り上げられました。成長する流山市の交通渋滞解消のため、このプロジェクトの成功が急務であると強調しました。
    答弁:県土整備部長は、三郷流山橋有料道路の整備が埼玉県および埼玉県道路公社と協力して進められていると回答しました。現在は道路改良工事や交通安全施設の設置が行われており、11月下旬に開通予定であると説明しました。また、残る工事の進行状況についても詳細に触れ、埼玉県との連携を強調しました。開通に向けた工事は順調に進んでおり、地域の交通渋滞解消や地元住民への利便性向上が期待されています。そして、未事業化区間の早期整備や、地元建設業者との協力体制の確立についても、引き続き検討していく方針を明らかにしました。部長は、地元建設業者の受注機会確保や、地元住民への影響、騒音対策についても検討を重ね、最善の解決策を見つけることが重要であると述べました。
  2. 県道松戸野田線の混雑対策について
    質問: 重要な幹線道路である県道松戸野田線について詳細に問いました。この道路は松戸市から流山市、野田市を結び、特に流山市南から野田市上花輪までの区間に注目が集まりました。この区間は、昭和52年に有料道路として開通し、平成19年に無料開放されたことから、交通量が著しく増加しました。さらに、流山インターチェンジ付近から利根運河にかけての区間では、大型物流施設の進出が相次いでいます。議員は、これらの変化を背景に、今後の交通量増大を踏まえ、流山市南石崎以北の交通対策の検討状況について県担当者に問いました。特に、議員は朝夕の交通量増加、大型物流施設の集積、新たな施設の整備による今後の交通量増大の見込みなどに焦点を当て、具体的な交通対策の検討状況や進捗について確認を求めました。
    答弁: 県土整備部長は、県道松戸野田線周辺では交通量の増加と渋滞が発生していると話しました。特に、山上交差点では左折レーンの延長など、交差点の設計を進めており、工事着手予定であると述べました。また、今後の交通状況の変化や新たな開発計画を考慮し、地元市と協力してさらなる対策を検討していく方針であることを明らかにしました。これにより、県は交通の円滑化と地域の発展を両立させるための取り組みを進めていく意向を示しました。交通量の増加や大型物流施設の進出に伴う問題に対処し、周辺道路の整備進展や新たな開発計画と連携して、地域全体の交通の円滑化を図るための総合的な取り組みが必要であるとの立場を示しました。
  3. 県道松戸柏線の整備について
    質問: 千葉県内の生活に不可欠な道路である県道松戸柏線、特に交通量が多い流山市向小金地先の歩道整備について問いました。このエリアでは、住宅や小学校が道路に隣接しており、地域住民や学童にとって重要な生活道路となっています。議員は、現状の歩道の狭さ、特に西側の未整備の箇所、沿道の人家や店舗の密集に伴う用地買収の困難さを指摘し、歩行者、特に児童の安全確保のための即時の改善要望を強調しました。また、道路沿いには人家や店舗が密集し、都市計画の制約が少ないため、用地買収と歩道整備が容易でないことも挙げられました。さらに、つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業についても触れ、木地区の換地処分、運動公園周辺地区の新川南流山線の供用開始、大規模保留地の戦略的取り組み、そして大型マンション以外のランドマーク的施設の建設に対しても強い期待と要望を示しました。
    答弁: 県土整備部長は、県道松戸柏線の歩道整備に対する認識として、交通量の多さ、沿線の状況、特に人家が連なる地域の特性を考慮し、歩行者の安全確保が必要であると明確にしました。しかし、沿線の人家や店舗の密集、都市計画の制約の少なさ、そして費用・時間の問題を踏まえ、全面的かつ即時の整備は困難であるとの立場を示しました。それでも、歩行者、特に学童の安全を最優先に考え、当面は路面標示の強化や防護柵の設置など、必要な安全対策を速やかに検討し、実施していく方針を明らかにしました。また、つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業についても、進展状況や地権者への説明、大規模保留地の戦略的取り組み、そしてランドマーク的施設の建設に対する期待に応えるべく、慎重かつ着実に取り組んでいく姿勢を示しました。
  4. つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業について
    質問: つくばエクスプレス沿線地区の土地区画整理事業について、多岐にわたる質問を行いました。具体的には、地元流山市の木地区における事業の進捗状況や、換地処分のスケジュール、地権者への丁寧な対応等について確認しました。議員は、大規模商業施設の集積や戸建住宅の建設についても詳細を求めました。また、運動公園周辺地区の新川南流山線の整備状況に関する早期整備要望や、地区南部の大規模保留地の戦略的な処分、施設誘致の期待等も取り上げました。議員は、新川南流山線の未整備箇所に対して地元からの声が高まっていることに注目し、地区南部の保留地における施設誘致の可能性や地区の魅力向上のための具体的な取り組みに焦点を当てました。地域の発展と利便性の向上を重視し、流山市との連携強化についても言及しました。
    答弁: 木地区の換地処分について、地権者や関係者の協力のもと、29日に報告予定であることを明らかにしました。また、清算金の徴収や交付等の精算事務を丁寧に進めることを約束しました。新川南流山線に関しては、一部の建築物の撤去を経て、未整備箇所の工事を順次進める方針を示しました。早期の供用を目指し、地元からの要望に対しても耳を傾ける姿勢を見せました。さらに、運動公園周辺地区の大規模保留地に関しては、戦略的な処分が重要であり、事業者のニーズ把握や地域の特性を考慮した具体的な検討を進めると述べました。流山市と連携し、施設誘致に向けて積極的に取り組む方針を示し、地域の核となる施設の誘致に向けた検討を重視する考えを表明しました。
  5. つくばエクスプレスについて
    質問: つくばエクスプレスが開通してから19年が経過し、流山市で人口が4万2000人増加したことに詳細に言及しました。この人口増加には、つくばエクスプレスの開通が大きな影響を与えたと指摘しました。また、車両や設備の経年劣化、運転見合わせやダイヤの乱れが顕著に増加していることから、これらの設備や車両の計画的な更新が急務であると強く主張しました。特に、大型台風や線状降水帯の影響で水害が多発しており、地下を走行するつくばエクスプレスは浸水被害のリスクがあるため、これに対する具体的な備えが不可欠であると強調しました。鉄道の安全運行が市民の生活に欠かせないことから、どのような安全対策が現在行われているのか、詳細に問いました。さらに、利便性の向上を図るための具体的な施策として、8両化編成の早期実現や東京駅への延伸についても検討を要望しました。
    答弁: つくばエクスプレスの安全対策について詳細に答えました。首都圏新都市鉄道株式会社は、電力設備や通信設備の更新、防災設備の強化、水害対策訓練、帰宅困難者対策など、多岐にわたる安全対策を実施していることを明らかにしました。これらの対策は、経年劣化した車両や設備の更新を含み、特に浸水被害のリスクに対する具体的な備えも行われています。さらに、車両のリニューアルも進行中であることを確認しました。これらの取り組みを通じて、首都圏新都市鉄道株式会社は、安全で安心な鉄道輸送の維持に努めていることが伺えました。また、県としても、つくばエクスプレスの安全対策に注視し続け、利便性向上のための検討も進めていく立場を示しました。
  6. 児童虐待防止について
    質問: 児童虐待相談対応件数が過去最多を更新し、一時保護所の定員超過が続いていると指摘しました。このような背景から、児童相談所の負担が増大しており、職員の増員などによる体制強化、加えて関係機関との連携が不可欠であるとの認識を示しました。特に市町村は、家庭に身近な存在であるため、要保護児童対策地域協議会を通じて児童相談所との連携が重要であり、これによって支援が必要な子供や家庭への適切な見守りが可能となり、児童虐待の未然防止につながると強調しました。また、市町村からは専門的知見が必要とされる困難ケースが増加しているとの声があり、これに対処するためには、県による市町村への更なる支援が必要であり、その必要性と県の積極的な支援を強く要望しました。さらに、車内放置による児童の死亡事例が全国で増加しているという深刻な状況に触れ、県内でも同様の事案が増加傾向にあるため、保護者による車内放置は児童虐待にあたると明言し、その根絶に向けた取り組みが急務であると指摘しました。市町村も児童虐待対応で困難な状況にあることから、県と市町村の連携を一層強化すべきだとし、人事交流を通じて児童相談所職員が派遣されている市町村での効果に触れ、市町村への支援強化を求めました。
    答弁: 知事は、県が市町村職員向けの研修や人事交流を実施し、要保護児童対策地域協議会への支援などを通じて、市町村の児童虐待対応能力の向上に努めていることを詳細に答えました。これにより、市町村は家庭に最も近い存在として、児童相談所と連携し、支援が必要な子どもや家庭の見守りを強化し、児童虐待の未然防止に寄与していることが説明されました。また、警察本部長からは、車内放置防止に向けた取組みについて説明がありました。県民への呼びかけや関係機関との連携による駐車場パトロールの要請など、車内放置防止のための様々な取り組みが行われていることが明らかにされました。これらの取り組みによって、車内放置による児童虐待を防ぐための対策が進められていることが、知事および警察本部長からの答弁により、確認されました。
  7. 子ども食堂について
    質問: 増加傾向にある子ども食堂に対する支援の実施状況について詳細に問いました。子ども食堂が経済的困窮にある子供たちへの食事提供、孤食の改善、そして居場所の提供を目的に重要な役割を果たしているとの認識を示しました。特に千葉県内では、子ども食堂の数が増加しており、297ヶ所に上っていることに触れました。しかしながら、昨年秋からの食材の価格高騰の影響で、運営が厳しくなっている現状に注目し、全国の子ども食堂の9割近くが物価上昇の影響を感じ、8割近くが運営費用の増加を報告したという事実を基に、子ども食堂への具体的な支援策について尋ねました。また、議員は、物価高騰に対する継続的な対策として、子ども食堂への更なる支援が進められるよう強く要望しました。千葉県が生活困窮者の支援体制の維持、食料品価格の高騰に対応するための予算を計上し、実施する予定であることも議題に上げました。
    答弁:健康福祉部長は、子ども食堂に対する支援の取り組みについて、子ども食堂が地域のボランティア等により運営されており、子供たちに十分な食事提供、孤食の解消、学習支援、居場所作りなど、様々な目的で重要な役割を果たしていると説明しました。物価高騰の影響を受ける子ども食堂の支援活動が継続できるよう、千葉県は1団体当たり10万円の給付金を支給する方針であること、そして、この支援策が市町村を通じて、また県ホームページやSNSを活用して広く周知されていることを明らかにしました。現在申請受付中であり、速やかに給付金を支給し、必要な支援が届くよう努力していることも強調しました。子ども食堂が多くのボランティアに支えられ、地域の子供たちにとって重要な交流の場となっていることを再度強調し、給付金の速やかな支給を通じて、子ども食堂が地域の子供たちに必要な支援を続けられるよう、全力で支援することを約束しました。
  8. 在宅医療について
    質問: 千葉県の人口が中長期的に減少の一方で、75歳以上の後期高齢者の人口が増加するとのデータを基に、在宅医療の重要性に焦点を当てました。後期高齢者の増加に伴い、在宅医療の需要が急増することが予測されると指摘し、このような背景のもと、県民からは自宅での療養や最期の願いの要望が増えてきていると感じていました。これに対し、在宅医療の提供体制の整備が不可欠であるとし、さらには在宅医療に従事する人材の育成や、多職種間の連携の重要性についても強調しました。次期千葉県保健医療計画において、これらの在宅医療の取り組みがどのように反映されるのか詳細に問いました。議員は具体的な人材の確保育成についても、県の積極的な取り組みを強く要望しました。その上で、他県の成功例、特に高知県の事例を引き合いに出し、参考にすべき点があるかどうかも問いました。
    答弁: 知事は、質問に対して、千葉県が在宅医療の需要増に対応するため、様々な取り組みを進めていると答弁しました。具体的には、医師や看護職員への訪問診療に関する研修の実施やアドバイザーの派遣を行い、これにより施設や人材の増加を図っていると述べました。また、多職種間の連携も積極的に進めており、在宅療養支援診療所の施設数が増加しているとの報告がありました。さらに、保健医療担当部長は、次期保健医療計画策定においては、医療審議会や関係者の意見を取り入れ、地域の実情に応じた在宅医療提供体制の整備を進める方針であると明らかにしました。これにより、在宅医療の患者数増加に伴うニーズに対応し、県民の要望に応える形となるでしょう。また、他県の事例についても検討し、有益であれば取り入れる考えを示しました。
  9. 農業について
    質問: 東葛飾地域において、かぶ、小松菜、梨などの園芸作物の生産が盛んで、地元スーパーや直売所を通じて新鮮な農産物が多くの消費者に提供されていました。しかしながら、流山市を中心に宅地や物流拠点の開発進行に伴い、農地の減少が顕著でした。これにより、地元で農業を断念する者が増え、経営面積の減少が顕在化する問題が生じていました。さらに、貸借が進みにくい農地も存在し、経営の継続が難しい状況が発生していました。これらの問題に対して、県がどのように取り組んでいるか、特に所得の向上と耕作放棄地の防止策、さらには地域全体の農業の持続可能性と産地の活性化について具体的に尋ねました。東葛飾地域の農業経営の現状と課題に焦点を当て、農地が意欲のある農業者に引き継がれ、経営の安定と所得の向上が図られるよう追及しました。
    答弁: 農林水産部長は、都市化が進む中での農地の有効利用の重要性と、収益性の高い営農の必要性を強調しました。県では、化学合成農薬の使用量の低減と、環境に優しい農業の推進を行っていました。これに加えて、収益性の高い品目への転換支援や、経営の多角化を図る直売や加工の支援も積極的に行っていました。さらに、意欲ある担い手への農地の集積集約化を進めるため、地域計画の策定支援や市、JAとの連携による農地対策も進めていました。これらの取り組みにより、農地の維持確保と東葛飾地域の農業振興が図られる見通しです。答弁者は、地域計画の策定支援と、市やJAとの協力を通じて、農地の維持確保と東葛飾地域の農業の発展を具体的に支援していることを強調しました。
  10. 入学者選抜について
    質問: 令和5年度公立高等学校入学者選抜において、議員は深刻な教育問題に焦点を当てました。約8割の公立高校で900件を超える採点誤りが発生し、これにより本来合格すべき6名が不合格とされた事態に対し、受験者や保護者に大きなショックと不安を与えたことを指摘しました。特に、採点方法や日程の人為的ミスが原因であることを強調し、新たな採点機器の導入やデジタルシステムの利用が進む中でも、教員の採点業務が完全に排除されるわけではないため、これらの要因となった既存の採点方法や日程の改善も必要だと強く訴えました。さらに、合格発表のWebページへの掲載に大幅な遅れがあり、アクセス集中による閲覧不能が続いた点も深く問題視し、受験者が安心して受験できるよう万全の環境整備と、再発防止策の徹底が求められました。これらの問題を踏まえ、県教育委員会に対し、具体的な対策の早急な実施を強く求めました。
    答弁: 教育長は、採点誤りに対する深刻な認識を示し、全力での再発防止に取り組むことを表明しました。新しい採点機器の導入やデジタルシステムの利用に加え、人為的ミスを防ぐための採点方法の改善や、教職員が採点に集中できる環境整備が進められていることを説明しました。具体的な対策としては、異なる採点者が一つの答案を点検するクロスチェックの導入や、採点業務のための休校日の増加が計画されていました。さらに、合格発表の閲覧困難を解消するために、外部業者に委託し、高校別専用サイトから個別に確認できるよう改善策が講じられました。これにより、受験者と保護者の不安が軽減され、円滑な入学者選抜業務の実施が期待されました。これらの取り組みを通じて、受験者や保護者に安心してもらい、再発防止を図るとともに、公立高校入学者選抜が公正かつ透明に行われることを約束しました。

 

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午後2】一般質問 武田正光議員(自民党)

皆様こんにちは。自由民主党流山市選出の武田正光でございます。5期目の任期初めての一般質問となりますが、登壇の機会をお与えいただきました先輩、同僚議員の皆様に感謝を申し上げます。今回は、三郷流山橋有料道路、二つの県道つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業つくばエクスプレスの安全対策児童虐待防止子ども食堂、在宅医療、東葛飾地域の農業振興、そして公立高等学校入学者選抜と盛りだくさんの内容です。通告に従い質問させていただきます。知事初め執行部の皆様、前向きかつ明快なご答弁をよろしくお願いいたします。

まずは、三郷流山橋有料道路について伺います。つくばエクスプレスの開通により、成長著しい流山市ですが生活や産業の基盤となる道路網の整備が急務となっております。

特に流山市内で江戸川を渡る橋梁は、現在の流山橋1本しかないため、埼玉県や東京都心へ向かう交通がこの流山橋に集中し、慢性的な渋滞が発生していることから、現在整備中の三郷流山橋有料道路の1日も早い完成が望まれております。

本事業は平成25年に事業着手され、その後、整備の早期実現のため、平成30年には有料道路事業が導入されるとともに、本格的に工事が開始されました。昨年度、令和4年度に江戸川を渡河する橋梁の架設が完了し、本年度令和5年5月には、側道部への交通の切り替えが行われました。

去る9月11日にですね、現地を視察して工事の進捗状況を見ましたが、橋梁部の舗装まで施工が完了し、残る道路改良工事などが実施されているところであり、いよいよ開通が間近に迫ってきていると感じております。そこで伺います。三郷流山橋有料道路の進捗状況はどうか。

次に県道松戸野田線について伺います。県道松戸野田線は、松戸市から流山市を経由して野田市を結ぶ主要な幹線道路です。そのうち、流山市南から野田市上花輪までの区間については、松戸野田有料道路として昭和52年に開通し、平成19年10月に無料開放されました。

県道松戸野田線と接続する常磐道の流山インターチェンジ付近から利根運河にかけてはかつては新川耕地と呼ばれる江戸川沿いに広がる良好な水田地帯でしたが、松戸野田有料道路が無料開放された後には、交通量が増加をしました。

また、立地条件の良さから、流山インターチェンジと、文化大橋の間の東側に、平成27年ごろから相次いで大型物流施設が進出し、物流施設群が形成されました。今後、流山インターチェンジの西側においても、新たな施設が整備されると聞いており、さらに交通量の増大が見込まれます。

そこで伺います。県道松戸野田線、流山市南石崎以北の交通対策の検討状況はどうか。

続きまして、県道松戸柏線の整備について伺います。県道松戸柏線は、松戸市内で国道6号に接続し、JR常磐線と並行しながら、流山市の東部を経由して南柏駅や柏市街地を結ぶ地域の社会活動や、日常生活を支える重要な道路であり、交通量は1日1万台を超えております。

流山市向小金地先は沿道に住宅が密集し、また近くにある向小金小学校の通学にも指定されていることから、児童の通学や地域住民の生活道路として多くの人に利用されています。しかしながら、小学校がある県道東側には歩道が整備されているものの、その幅員は1.5m程度と、人がすれ違うには窮屈さを感じる狭さであり、検討の西側については、歩道未整備の箇所が多く残っております。

この区間は都市計画道路に位置づけられているものの、木造2階建ての建物は、都市計画の制限がかからないこともあり、沿道には、人家や店舗が密集しています。このため、用地買収をして歩道整備を進めるのは容易ではありませんが、交通量の多いことを踏まえると、歩行者の安全確保のためには、現在の歩道の状況はまだまだ改善の余地があると考えます。

そこで伺います。流山市内における県道松戸柏線について歩道整備など安全対策を進めるべきと考えるがどうか。

次に、つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業についてお伺いします。私の地元流山市では、つくばエクスプレス沿線地区において、鉄道の整備と一体的に土地区画整理事業が行われております。

このうち千葉県施行の木地区については、地区の中心部における大規模商業施設の集積や道路等の公共施設の整備が進み、戸建住宅が次々と立ち並んでいく様子を見ると、事業完了実感できる状況になってきました。事業の進捗等については、昨年12月議会の私の質問に対し、事業の実質的な完了となる換地処分を本年9月に予定しているとの答弁があったところですが、換地処分に当たっては、地権者に対する丁寧な対応に努めていただき、様々な手続きを確実に行う必要があると考えております。

そこでお伺いします。木地区の事業完了に向けた取り組みはどうか。続いて、運動公園周辺地区でございます。同地区周辺では、三郷流山橋有料道路が整備されており、これが流山市の東西方向を結ぶ幹線道路になりますが、この道路に接続する市の南北方向を結ぶ重要な幹線道路となるのが、地区内で整備を進めている新川南流山線です。

9月14日の現地を視察して、この道路の整備状況を確認しましたが、一部交差点を含め、未整備箇所が残っているところです。私もこれまで何度も一般質問で取り上げてきましたが、地元からも早期の整備を求める声がますます高まっております。

また、地区南部については、本格的に整備に着手していることを確認しました。地区南部では大規模保留地が配置予定であり、地区の魅力や賑わいのより一層の向上のためには、地区の核となる施設の誘致が期待されるところです。

そこでお伺いします。1点目として、運動公園周辺地区内における新川南流山線の整備状況はどうか。また、2点目として、運動公園周辺地区南部における大規模保留地の処分について、どのように取り組んでいくのか。

続いてつくばエクスプレスについてお伺いします。私の地元である流山市は、日本の総人口が減少している中、10年間で人口が約4万2000人増加しております。これは、つくばエクスプレス開通により、市内から都心への通勤時間が短縮された効果が大きいと考えております。

さて、そのつくばエクスプレスは、平成17年の開業から19年目を迎えており、これは設備や車両についても、それだけの年数が経過していることを意味しております。今年度に入り、設備点検等で運転見合わせやダイヤの乱れが多くなっていることからも、同路線の設備の経年劣化が見てとれます。

今後も安心して鉄道を利用するためにはこうした設備や車両の計画的な更新が重要です。また近年は、大型台風の襲来や線状降水帯の発生により、水害による鉄道被害も多く報告されています。つくばエクスプレスについては、地下を走行する区間も多く、豪雨による浸水被害などが懸念されるところです。

こうした水害に対する備えなども必要と考えられます。鉄道は生活に欠かすことのできない交通手段であり、車両トラブルや事故などが発生すると、多くの人に影響が生じるため、安全安心に繋がる地道な取り組みが重要です。

そこで伺います。つくばエクスプレスでは、安全で安心な鉄道輸送を維持維持するためにどのような取り組みを行っているのか。

続いて児童虐待防止について2問伺います。一つ目は市町村の対策、対応力の強化についてです。

先日こども家庭庁が昨年度の児童相談所における児童相談、昨年度の児童相談所における児童虐待相談対応件数を発表しましたが、過去最多を更新したという内容でした。千葉県の件数は若干減少したようですが、それでも非常に高い件数であると感じます。

また、一時保護所の定員超過も続いており、児童相談所にかかる負担はますます大きくなってきていると考えます。児童相談所の職員を増やすなど、児童相談所自体の強化も重要ですが、関係機関の力を借りて連携して業務を進めることが、子供やその家庭へのよりよい支援に繋がるのではないでしょうか?特に重要なのが、家庭に身近である市町村であると考えます。

例えば市町村が設置する要保護児童対策地域協議会には、児童相談所も参画し、参加し、学校や病院などの関係機関とも連携して見守りが必要な子供や家庭への支援を行っており、これがうまく機能すれば、児童虐待の深刻化を防ぎ、未然に防止することもに繋がります。

一方で市町村からは、子供を巡る問題が複雑多様化しつつあり、専門的な知見を抜きに解決が難しい困難なケースも増えているといった話を伺い、そのようなケースへの対応力向上のためには、県の支援が必要であると考えます。

千葉県子供虐待から守る条例においても、市町村への支援を県の役割としており、県の積極的な支援を期待したいところです。そこで伺います。市町村における児童虐待対応の評価に向けて、県はどのように取り組んでいるのか。

次に全国各地で猛暑日が続いていましたが、気温が高くなる時期には毎年のように車内に放置された児童の悲しいニュースを耳にします。本年も全国では8月に福岡県で0歳の乳児が、そして今月には岡山県で2歳の幼児が長時間車内に放置され死亡するという。

大変痛ましい事案が連続しております。県警によりますと、県内においても、令和4年中に21件本年、令和5年8月末現在では39件の児童の車内放置事案が発生しており、幸い重篤なケースには至ってないものの、増加傾向にあると聞いております。

体温調節が未熟な子供が車内に放置された場合、真夏の炎天下だけでなく、比較的爽やかな春や秋の時期であっても、状況によっては車内の温度が急上昇し、わずかな時間に重篤な事態に陥り、命を失う危険性があります。

保護者が子供を車内に放置することは、児童虐待の育児放棄、ネグレクトにあたります。幼い子供の尊い命を守るためには、車内放置根絶に向けた取り組みが重要であると考えます。そこで伺います。児童の車内放置根絶に向け、県警ではどのように取り組んでいるのか。

続いて子ども食堂について伺います。子ども食堂は、経済的な理由などで十分な食事が取れない子供への食事の提供や、1人親家庭や共働き世代などの孤食の改善、子供の居場所作りなど、様々な目的で運営されています。県内の子ども食堂の数は年々増加しており、県が本年6月に実施した調査によると、県内297ヶ所となっております。しかしながら、昨年秋頃から食材等の価格高騰の影響により、子ども食堂は厳しい運営を強いられています。NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえが、本年6月に全国のこども食堂を対象に行ったアンケート調査によると、9割近くの子ども食堂が物価上昇による影響を感じていると回答し、また、8割近くの子ども食堂の運営費用負担額が増えたと回答しており、支援が必要だと考えます。

このような中、千葉県では、令和4年2月補正予算において、生活困窮者の支援体制を維持するため、エネルギー、食料品価格の高騰の影響を受ける子ども食堂の運営団体等を支援するため予算を計上し、令和5年度に実施すると聞いています。

そこで伺います。物価高騰の影響を受ける子ども食堂に対する支援の実施状況はどうか。

次に在宅医療の推進について伺います。本県の人口は中長期的には減少に向かうと続け推計されていますが、75歳以上のいわゆる後期高齢者の人口は当面増加が続く見込みです。

令和2年の国勢調査の結果と、国立社会保障人口問題研究所が発表した令和12年時点の本県の推計人口を比較すると、総人口は約30万人減少するものの、後期高齢者は約27万人増加すると見込まれています。一般的に高齢になるほど在宅医療を必要とする確率が高くなることから、後期高齢者が急増すれば、在宅医療に対する需要も急増することになります。

県が策定した地域医療構想においても、1日当たりの在宅医療の患者数は、平成25年度に約4万4000人であったところ。令和12年には約9万人へ増加する見込みです。一方医療を受ける立場である県民の皆さんからも、住み慣れた自宅で療養したい。

自宅で人生の最期を迎えたいといった声を聞く機会が増えたように感じます。県民の皆さんのニーズに対応するためには、在宅医療の担い手の増加を図るとともに、関係職種が役割を分担して連携し、効率的な提供体制を構築することが重要と考えます。

そこで伺います。在宅医療提供体制の充実に向け、県の取り組み状況はどうか。

次に東葛飾地域の農業振興について伺います。東葛飾地域では、かぶ、小松菜や梨など、園芸作物を中心とした農業経営が展開されており、市場出荷以外にも、大消費地という立地を生かし、顔の見える見える農産物として、地元のスーパーや直売所などで販売され、多くの消費者に新鮮な農産物を提供しております。

しかしながら私の地元である流山市では、私や宅地や物流拠点の開発が進み、農地が年々減少しており、東葛飾地域全体で見ても、経営面積の減少や高齢を理由に農業をやめられる方がおります。その方が農業の継続を断念されても、その方の所有する農地が、意欲のある農業者の方に引き継いでいただければ農地として維持され、産地の活性化にも繋がりますが、農地の場所や条件により、貸借が進みにくい農地もあります。

経営面積が少なくとも所得を向上させ、生業として継続できるよう支援することも重要ですが、あわせて、耕作放棄地にさせないよう様々な政策をに取り組むことも大事でございます。そこで伺います。県では東葛飾地域の農業振興にどのように取り組んでいるのか。

次に教育問題についてお伺いします。まず、令和5年度公立高等学校入学者選抜についてです。昨年度実施した。令和5年度公立高等学校入学者選抜の学力検査において、約8割の公立高等学校で合計900件を超える採点誤りが判明し、本来合格すべき受験者6名を不合格としていました。

耳を疑うような残念な出来事です。県教育委員会は有識者から有識者からの提言を受け、7月に改善策として、マークシートやデジタル採点システムなど、今までにない機器の導入について、導入について公表し、9月議会には補正予算が計上されております。

新しい方策や機器の導入は、再発防止に必要であり、有効な対応だと考えます。しかし、新しい機器を導入したからといって、教員の採点業務がなくなるわけではありません。有識者からも提言されたように、人為的ミスの要因となった採点方法や日程などの改善も必要だと思います。

また、合格発表においても、Webページへの掲載に大幅な遅れが生じ、結果を閲覧できない状態であったと伺っております。入学者選抜は、受験者や保護者にとって人生の一大事であり、誤りやミスがあってはならないものです。

県教育委員会には、昨年度の反省を生かして、安心して受験できるよう万全の準備を進めていただきたいと思います。そこでお伺いします。令和5年度入学者選抜学力検査における採点誤りや合格発表におけるWeb掲載の遅れについて再発防止にどう取り組むのか。

以上で壇上にての1問目とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

武田正光君の質問に対する当局の答弁を求めます。

知事、熊谷俊人君。

自民党の武田正光議員のご質問にお答えをいたします。

まず児童虐待防止についてお答えをいたします。市町村における児童虐待対応に関するご質問ですが、児童虐待対応において、市町村は子供やその家庭に関し、状況の把握、相談への対応、必要な調査や指導など、児童虐待の発生予防や未然防止、早期発見早期対応の中心的な役割を担っています。

県では市町村職員の専門性や対応力の向上を図るための研修を実施するとともに、要保護児童対策地域協議会が効果的に運営されるよう、児童相談所からの助言指導や弁護士等のアドバイザー派遣を行っています。また人材育成と業務に関する相互理解を目的として、柏市、松戸市、流山市と児童相談所で人事交流を実施しているところであり今後も各市町村の児童虐待対応の強化に向け支援をしてまいります。

次に在宅医療提供体制のに関する県の取り組みについてお答えをいたします。在宅医療に対する需要は今後も増加が見込まれることから県では医師や看護職員等を対象に訪問診療等に関する研修を行うとともに、在宅医療への参入を検討する医療機関へアドバイザーを派遣すると在宅医療に取り組む施設や人材の増加を図っています。

また在宅医療においては、他施設、多職種間の連携が特に重要であることから、多職種による意見交換会等を実施をして、地域の実情に応じた連携の仕組み作りを促進しています。こうした取り組み等により県内の在宅療養支援診療所の施設数は、現行保健医療計画を策定した平成29年には343ヶ所であったところ、令和5年には412ヶ所へ増加するなど、在宅医療資源の整備が図られてきているところであり今後とも在宅医療提供体制の充実に向けて取り組みを進めてまいります。

私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

県土整備部長、池口正晃君。

私からはまず、三郷流山橋有料道路の進捗状況についてのご質問にお答えします。市街化の著しい東葛飾地域と埼玉県東部地域を結ぶ流山橋に集中する交通を分散させるため、三郷流山橋有料道路の整備を、埼玉県および埼玉県道路公社と共同で進めています。

現在、江戸川を渡河する橋梁に接続する部分の道路改良工や標識や照明などの交通安全施設の設置を行っているところであり、11月下旬に開通を予定しています。引き続き、埼玉県および埼玉県道路公社と連携し、開通に向け、残る工事を進めてまいります。

次に、県道松戸野田線の交通対策についてのご質問ですが、県道松戸野田線の常磐自動車道永山インターチェンジ付近では、都内からのアクセスが良いことなどから、近年産業流通の拠点となる大型物流施設の集積が進んでおり、朝夕を中心に交通量が増加し、渋滞が発生しています。

このため、当面の対策として、特に渋滞の著しい山上交差点において、左折レーンの延長などの交差点の設計を進めているところであり、今後、工事に着手する予定です。更なる交通の円滑化については、周辺道路の整備進展に伴う交通状況の変化や、今後の新たな開発計画などを踏まえ、地元市と連携しながら、対策の検討を進めてまいります。

最後に、県道松戸柏線の歩道整備についてのご質問ですが、流山市内の県道松戸柏線は交通量が多く、歩道が狭いことから歩行者の安全確保が必要であると認識しています。しかしながら、当該区間の沿線には人家が連担しており、歩道の整備には多くの費用と時間を要することから、当面の対策として、路面標示や防護柵の設置など必要な安全対策を検討してまいります。以上でございます。

都市整備局長、小川剛志君。

私からは、つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業についてのご質問にお答えいたします。当地区においては、道路や宅地などの整備が完了したことから、土地の権利を最終的に確定させる換地処分に向け、地権者との説明や、換地計画の決定手続きなどを進めてきたところでございます。

この度、地権者や流山市を初めとした関係者の協力もあり、今月の29日に換地処分の報告を行います。今後は清算金の徴収や交付などの精算事務について、丁寧に進めてまいりたいと思います。

次に運動公園周辺地区における新川南流山線の整備状況についてお答え申し上げます。

当該路線は、事業地区内の延長約1kmのうち、これまで一部暫定区間を含む600mを供用しています。残る約400mの区間については、整備する上で支障となった2件の建築物のうち、1件が本年の7月に撤去され、現在残る1件についても、一定の期間、期限を設け、撤去に向けて取り組んでいるところです。

今後も順次可能な箇所から工事を進め、早期の供用が図られるよう努めてまいります。

次に、同地区における大規模保留地の処分についてのご質問ですが、地区の南部では1ヘクタール以上の大規模保留地を2ヶ所配置して、町の魅力を高めていくため、処分に当たっては、戦略的に取り組んでいくことが重要であると考えております。

こうした取り組みを着実に推進するため、今年度は事業の事業者のニーズを把握するアンケートや、サウンディング調査を行いながら、地域の特性を踏まえ、処分に向けた具体的な検討を進めることとしております。今後とも地域の核となる施設が誘致できるよう、流山市と連携し、積極的に取り組んでまいります。

私からは以上でございます。

総合企画部長、冨沢昇君。

私からつくばエクスプレスの安全対策の取り組みに関するご質問にお答えします。鉄道会社が鉄道の安全な運行を継続していくためには、計画的に設備更新を行うとともに、地震や水害といった自然災害などに対する備えを行うことが重要です。

つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道株式会社では、運行の維持に不可欠な電力設備や通信設備等の更新に加え、近年の水害の多発や、首都圏直下地震への対応として、防災設備の更新や水害対策訓練の実施帰宅困難者対策などに取り組んでいるところです。

今後同社は、車両のリニューアルに向けて取り組んでいくこととしており、県としては、つくばエクスプレスの安全対策の取り組みについて引き続き注視してまいります。私からは以上です。

警察本部長、宮沢忠孝君。

私からは、児童の車内放置根絶に向けた県警の取り組みに関するご質問にお答えいたします。昨年8月に、児童の車内放置事案の未然防止と児童の安全確保に向け、知事と警察本部長連名で緊急メッセージを発し、県民の皆様への呼びかけを行っています。

その上で、県を初めとした関係機関団体と連携し、県内の商業施設等に対して、駐車場の巡回強化および利用客に注意喚起を促す啓発グッズの掲示を要請するなどの管理者対策を推進しているところです。また、本年6月には、子役の俳優を1日児童虐待対策官に委嘱し、商業施設において、利用客に啓発チラシを廃止し、配布するとともに、啓発動画を制作して、YouTube、県警公式チャンネルで配信するなど、県警の児童虐待防止意識の高揚を図るための対策を強化しています。

引き続き、関係機関団体と連携し、児童の車内放置根絶に向けた取り組みを推進してまいります。以上でございます。

健康福祉部長、高梨みちえ君。

私からは、子ども食堂に対する支援についてお答えいたします。子ども食堂は、十分な食事を取れない子供への食事の提供や孤食の解消、学習支援や居場所作りなど様々な目的で、地域のボランティア等により運営されており、地域の交流拠点として重要な役割を担っています。

このため、物価高騰の影響を受ける子ども食堂が、その支援活動を継続できるよう、1団体当たり10万円の給付金を支給することとし、市町村を通じての案内や県ホームページの掲載およびSNSの活用等により広く周知を行い、現在申請を受け付けているところです。

速やかに給付金を支給し、様々な子供たちに必要な支援が届くよう、子ども食堂に対する子ども食堂による活動をしっかりと支援してまいります。以上でございます。

農林水産部長、前田敏也君。

東葛飾地域の農業振興についてお答えいたします。

本地域では、都市化が進展する中、周辺環境に配慮しながら、収益性の高い営農を行っていくとともに、限られた農地を有効に活用することが重要です。このため県では、化学合成農薬の使用量の低減など、環境に優しい農業を推進するとともに、ハウス等の生産施設の導入による収益性の高い品目への転換や、直売や加工による経営の多角化などの支援に取り組んでいるところです。

また、意欲ある担い手への農地の集積集約化を進めるため、地域計画の策定を支援するとともに、市やJAと連携して農地対策を推進するなど、農地の維持確保を図りながら、東葛飾地域の農業振興に取り組んでまいります。以上でございます。

教育長、冨塚昌子君。

県立高等学校入学者選抜における採点誤り等の再発防止に関するご質問にお答えいたします。県教育委員会では、採点誤りの再発防止に向けて、採点機器の導入にとどまらず、人為的ミスを防ぐための採点方法の改善や、教職員が採点に集中できる環境の整備などを進めています。

具体的には、一つの答案を異なる採点者がそれぞれ採点し、その結果を突き合わせて点検を行うことや、各学校の状況に応じて、採点業務のための休校日を増やすなどの対策を講じます。また、合格発表については、アクセス集中による閲覧不能な状況を防ぐため、外部の業者に委託し、高校別の専用サイトから受験者が個別に確認できるようにするなど、入学者選抜業務の円滑な実施に向け各学校と連携しながらしっかりと取り組んでまいります。以上でございます。

武田正光君。

はい。ありがとうございます。それでは再質問と要望させていただきたいと思います。まず要望なんですけども、三郷流山橋有料道路についてです。平成19年の初当選以来私はですね今回予算委員会などの質疑も含めて26回目の質問となりました。

開通時期については、令和4年2月の予算委員会のときの答弁はですね、令和5年の春、だったんですね。そして、令和4年12月県議会去年の12月県議会は、令和5年10月になりまして、そして今回、令和5年11月下旬ということになりました。

毎回ですねこの月をですね、レポートに書いて、全部の家に配ってるんでですね、毎回毎回この修正をしなきゃいけないっていう感じなんですけど。またあの、余談なんですけど、10月7日に流山の花火大会があるんですけども、それをですね、三郷流山橋開通記念っていうふうに、冠をつけてるんですね。

でも10月7日はまだ開通してないんで、その昼間にですね、開通式があるんじゃないかって勘違いしてる人がいて、いろんな質問されるんでちょっと逃げ回ってるような状況なんですけれども、さておきですね。とはいえ新橋建設は、前前任の自民党県議であった立野彰県議、そして前任の大塚貴晴県議からバトンを引き継いだ。

流山市30年来の課題でございます。それがですね多くの皆様のおかげでやっと形になり、感無量の心境でございます。11月下旬開通を重ねてお願いをしたいと思います。続いてですねまた、これ以外にも三郷流山橋についていくつか要望いたします。

今回の有料道路の整備にあたっては、周辺の住宅地に対して、騒音や日照などの影響を配慮し、透過性の遮音壁を設置するなど、必要な対策を実施していただきました。開通後においても、県においてはですね交通の変化を把握するとともに、影響があった場合には必要な対策を実施していただくよう要望させていただきます。

そしてまた次に有料道路ですね。埼玉県側に渡った先については、埼玉県において順次道路の整備が行われてますが、未事業化の区間もあると伺っています。有料道路の整備効果を高めるためにも、早期設備、早期整備が必要だと考えますので、埼玉県側の事業ではありますけれども、本県においても早期整備を働きかけていただきたいと思います。

そしてまた最後にですね三郷流山橋有料道路の幹線は確かに間近になってんですけど、建設に当たってはこれまで多くの建設業者の皆様が関わり、それぞれ地元との調整など大変ご苦労されたものと思います。入札の結果とは承知しているんですが地元の建設業者がですね終盤の大きな工事を受注できなかったと聞いており非常に残念に思ってます。

近年災害が激甚化しており災害が発生した場合には、特にその地域の守り手である地元建設業の方が非常に力を発揮します。地元建設業者がそれぞれの地域で引き続きですね、活躍できるよう年間を通じて安定した受注機会の確保について配慮していただくよう強く要望いたします。

そしてまたつくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業について、木地区については、待ちに待った換地処分の公告が、昨年の12月議会の答弁の通り、今月29日に行われると聞き、私としても安心したところです。今後は清算金の徴収、交付事務を円滑に行っていくとの答弁ですが、ぜひとも地権者には丁寧に説明をして、皆が区画整理をやってよかったと思えるようなですね、終わり方にしていただきたいです。

また、残る運動公園周辺地区ですが、新川南流山線については、皆が供用待ち望んでます。木地区も終わるということで、それに集中して進めていただき1日も早い全線を供用開始していただきたく、よろしくお願いいたします。

強く要望します。また大規模保留地については、戦略的に取り組んでいくことが確認できました。地区の特性を生かした。できればですねランドマークとなるような施設を期待してます。大型マンション以外の施設を強く期待しております。

そしてつくばエクスプレスの安全対策について様々な取り組みを行われることがわかりました。今後もしっかりと安全対策を行うとともに、さらにですね、利用者の利便性向上のため2030年代前半と言われている8両化編成のこれの早期実現や、東京駅延伸の実現に向けた検討を進めていただくよう要望いたします。

そして児童虐待防止です。まず、市町村の対応強化について児童虐待対応については、児童相談所と同様に市町村においても大変な状況が続いており、県と市町村が今まで以上に連携して取り組んでいく必要があると思います。

答弁にありました人事交流については、実際に児童相談所職員が派遣されている流山市から非常に勉強になっているという話を聞いております。県として市町村に寄り添い、しっかりと支援していただくよう要望します。

そして子ども食堂について、物価高騰対策としてですね、非常に厳しい状況にありますんで、今後も子ども食堂に対する支援が進められるよう強く要望いたします。

そして在宅医療について再質問をいたします。在宅医療については、在宅医療に取り組む人材の育成や、他職種による連携の仕組み作り等に取り組んでいるとの答弁でした。一定の成果も上がっているようであり、心強く感じたところです。

さて、こうした状況の中県では、来年度から次期千葉県保健医療計画の策定作業に当たっていると聞き及んでおります。在宅医療の推進についても当然ここの保健医療計画の重要な構成要素であり、計画策定作業には多くの在宅医療関係者の関心が寄せられているところです。

そこで1点再質問いたします。在宅医療に関し、次期保健医療計画の策定にどのように取り組んでいくのか。よろしくお願いします。

保健医療担当部長、鈴木貴士君。

はい。在宅医療に関して、保健医療計画策定についてのご質問です。

県では今後も在宅医療を担う人材等の増加や、他施設、他職種の連携の促進に向けた取り組みが必要と考えており、国の指針でも、医療や介護、福祉の関係機関との調整などを行う拠点を設けることなどが重要とされています。

こうした状況を踏まえつつ、医療審議会や関係者の意見を伺いながら、地域の実情に応じた在宅医療提供体制の整備が図られるよう、次期計画策定を進めてまいります。以上でございます。

武田正光君。

はい。ありがとうございます。在宅医療について人材の確保に向けた取り組みも必要とのご答弁でした。つい先日人口10万人当たりの看護師数が全国一位の高知県は、訪問看護師の育成に力を入れているとの新聞記事を見ました。千葉県は人口当たりの医師、看護師数が全国的にみても少ない状況が続いております。

ぜひ人材の確保育成にも、県として取り組んでいただきたいと思います。5分残っておりますけれども、話したいことを話せたんで、以上で終わりにしますありがとうございます。以上をもって本日の日程は終了しました。

9月25日は定刻より会議を開きます。これにて散会します。