風化させてはならない柏市の課題-柏市内の指定廃棄物保管状況を、千葉県議会の会派で視察

柏市では、2011年3月11日の震災後、ホットスポットとして放射線量が高くなり、ごみを焼却した灰のうち線量の高いものを処分することができませんでした。

厚さ30cmのコンクリートで密閉されたボックスカルバートに、指定廃棄物として、その当時の焼却灰を「仮」保管しています。
放射線量は毎週測定され、市内全域と変わらない数値となっています。つまり安全な状態で保管されています。

仮保管の焼却灰が、千葉市にある東電の敷地に移転する決定が出されましたが、地元(千葉市)からの反対もあり、その決定は実現しませんでした。

「仮」保管の状態が10年となり、柏市としては本保管場所への移転を要望しています。
地元との約束もあります。
老朽化した北部清掃工場の建替え計画などにも支障をきたしています。

千葉県、国へ働きかけてまいります。

今回、こうして千葉県議会の会派として視察し、問題を共有できたことは貴重な機会でした。

「風化させてはならない」
先輩議員からコメントがありました。

2011年から、柏市議会では放射能等対策特別委員会が設置され、南部クリーンセンターや北部クリーンセンター、最終処分場、手賀沼終末下水処理場などを視察し、指定廃棄物の保管状況を確認したり、県外を視察したり、東京電力の方を参考人として招致して意見を求めたりしてきました。

しかし、補償や保管の責任者にとっては報道や議会で指摘してほしいものではなく、地元の人にとっては大々的に広報してほしい内容ではありません。風化してしまいがちなテーマです。

柏市民新聞2023年9月8日号に掲載されました。

柏市から選出された議員として、県議会からも働きかけてまいります。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)