【速報】本日の千葉県議会 ー 宮坂奈緒議員(自民党)の一般質問 2023年6月29日午後2

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/06/29)午後二人目の一般質問は、自民党の宮坂奈緒議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1.  みんなを守るための対策について
    問い: 子供たちが災害について考えることが大切だと思う? 地震から身を守るための具体的な行動はどんなものがあるの? 水の災害から身を守るためにはどんなことが必要なの? 排水機場の丈夫さや、地震に耐えられるようにするための対策はどう進んでいるの?
    答え: 子供たちが災害について考えるためには、家庭や学校で学ぶこと、地域の防災訓練に参加することが大切だよ。地震から身を守るためには、病院が壊れないようにすることや、津波が来たときの逃げ道を作ることが考えられているよ。水の災害から身を守るためには、情報をちゃんと伝えること、行政間での情報共有が必要だよ。排水機場は定期的に点検し、問題があったら直すようにしているよ。地震に耐えられるようにするためには、今、耐震設計を進めているんだ。
  2.  看護師さんが足りない問題について
    問い: 千葉県では看護師さんがとても足りなくて問題が起きています。看護師さんが仕事を辞めてしまう理由や、どうやって復職させるのか、専門的な知識を持った看護師さんが必要なのか教えてほしい。
    答え: 厚生労働省は、専門的な知識を持った看護師さんの育成と確保が重要だと考えています。だから、特別な研修を受ける看護師さんにお金の援助をするプランを立ち上げました。これを使って、看護師さんの育成を進めていくんだよ。そして、看護師さんがまた働けるようにするために、仕事の相談や募集情報を提供するよ。このような方法で、看護師さんが足りない問題を解決しようと思っているんだ。
  3.  観光で県を元気にする対策について
    問い: 千葉県の観光地をたくさんの人に知ってもらうために、どんな方法があるの? ディズニーリゾートに来た人たちを他の観光地にも行かせるにはどうしたらいいの? 観光インフォメーションセンターやふるさと納税の自動販売機を設置することは可能なの?
    答え: たくさんの人に千葉県の観光地を知ってもらうためには、色々な方法で情報を伝えたり、ホームページを新しくしたり、地元の人たちと一緒に最新の情報を集めることが大切だよ。ディズニーリゾートに来た人たちを他の観光地にも行かせるためには、観光パンフレットを配ったり、修学旅行を計画している人たちにPR活動をするといいんだよ。また、千葉県の魅力を伝え、周遊観光を促すためのいろいろな手段を活用することを約束するよ。
  4.  新しい橋について
    問い: 東京と千葉県をつなぐ新しい橋(堀江橋と呼んでいます)が必要なのか、どこまで進んでいるのか教えてください。特に、東京側は工事が進んでいて千葉県側はまだ始まっていないけど、この橋がある前提で街作りが進んでいるから、地元の人たちは自分たちの家に影響が出ていて困っています。橋ができるのかどうかはっきりした情報が欲しいです。その上で、この新しい橋についての問題点とその解決策について教えてほしい。
    答え: 堀江橋については、今ある橋が混んでいるから、新しい橋が必要だと考えています。今までに、どれくらい混んでいるのかや、新しい橋ができたらどれくらい効果があるのか調べて、問題点を探し出し、東京都と意見を交換してきました。問題点としては、新しい橋をどうやってつなげるか、橋の近くの道路が混まないようにどうするか、そして東京都とどう調整するかがあります。これらの問題点を解決するために、これからも頑張ると約束しました。
  5.  交通の利便性向上について
    問い: 京葉線とりんかい線が直通できるようになることの進行状況や現状、そしてどんな問題があるのか、また、東京メトロ東西線が混雑しているけど、どんな改善策があるのかについて聞きました。さらに、京王線とりんかい線が直通できるようになるために、そして東西線の混雑を減らすために、運賃を時間帯によって変える提案について県が東京メトロに働きかけてほしいと要望しました。
    答え: 京葉線とりんかい線が直通できるようにするためには、運賃の問題と京王線の輸送力の問題があるので、これらの解決に向けて取り組んでいます。また、東京メトロ東西線の混雑緩和策として、東京メトロが設備や運行の改善を進めていて、私たちも引き続き混雑を減らすように働きかけるつもりです。
  6.  動物愛護について
    問い: 動物愛護センターに行って、動物の保護について話し合いました。千葉県での動物の殺処分数が減っているのは、スタッフやボランティアのおかげだと思います。でも、県はこれからどうやって殺処分数をさらに減らしていくつもりなのかを聞きました。
    答え: 動物愛護の計画では、動物が大切にされる法律や国の方針をもとに、社会の状況や目標の進捗を見ながら、今年の3月に計画を見直しました。新しい計画では、ペットの飼い主の責任をしっかり持つこと、地域での猫の活動などを支援すること、そして犬や猫の殺処分数を減らすことを目指しています。さらに、この計画を進めていくために、今年からはボランティアと一緒に新しい動物の譲渡会を開催するなど、ボランティアとの協力を強めるつもりです。
  7.  2023年の女性向けの大きな方針について
    問い: 6月13日に政府が「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023」を作りました。この方針では、女性がもっと働けるように、お金を稼げるように、そして自分のことを誇りに思える社会を作ることが大切だと言っています。これに基づいて、千葉県ではどうやって取り組んでいくのかを質問しました。
    答え: この方針では、男女が一緒に参加することが、社会がずっと続くために必要なことと考えられています。私たちの県でも、世の中がどんどん変わる中で、女性がもっと活躍できるように、いろいろな活動を進めています。これは、国の方針に基づいて行われ、関係のある団体と一緒にやったり、企業のリーダーに対して女性の育成と活用について教える会を開いたりして、もっと進歩するつもりだよ、と答えました。
  8.  自転車のヘルメットを買う補助について
    問い: 自転車のヘルメットをつけることが大切だという新しいルールができました。ヘルメットをつけると、自転車で事故があった時に頭を守ってくれます。でも、まだみんながヘルメットをつけていないので、ヘルメットを買うためのお金を助けてくれる制度を作ってほしい。
    答え: 自転車のヘルメットをつけることはとても大切です。だけど、まだみんながヘルメットをつけていないのが現状です。それで、私たちはみんなにヘルメットの大切さを知ってもらいたくて、パンフレットを配ったり、SNSで情報を発信したりしています。そして、ヘルメットを買うためのお金の助けについては、みんながどれだけヘルメットをつけているか、また他の町や県が何をしているかを見て、何をするべきかを考えます。

 

2 一般向けの要約編

  1.  防災対策について
    質問: まず、子供たちの防災意識向上に向けた戦略について説明を求めています。次に、地震防災戦略について、具体的な施策やその進捗状況について尋ねています。また、水防災意識の向上と排水機場の維持管理と耐震対策についての取り組みについて説明を求めています。
    答弁: 子供たちの防災意識向上に向けては、家庭や学校での学習や地域の防災訓練への参加が重要とし、学校と地域の連携や子供向けの防災講座を通じて取り組んでいます。地震防災戦略では、被害予防、応急対策、復旧復興の3分野で施策を進め、災害拠点病院の耐震化や津波避難計画の策定などを行っています。水防災意識の向上のためには、県民への情報提供や行政間での情報共有を行っています。排水機場の維持管理については、定期的な点検と不具合対応、耐震対策として現在耐震設計を進めていることを述べました。
  2.  看護師確保対策について
    質問: 看護師の不足が深刻化しており、特に千葉県では8800人の看護師が不足しているとの指摘がありました。看護師が過酷な勤務や育児、介護等の理由で職場を離れる現状を受け、復職支援策の必要性を訴えました。特に特定行為研修を修了した看護師の需要が増えていると指摘し、専門性の高い看護師の養成と確保について問いました。また、潜在看護師の復職支援について、多様な就業場所を提供することの重要性を訴えました。
    答弁: 厚生労働省は、特定行為研修など専門性の高い看護師の養成と確保が重要であると認識しています。そのため、研修受講経費を補助する事業を立ち上げ、その補助を活用して看護師の養成を積極的に推進する方針を明らかにしました。また、潜在看護師の復職支援については、就業相談や求人情報の提供を行い、多様な職場への就業を支援する方針を示しました。このような支援策により、看護師の確保を進めていく方針を示しました。
  3.  観光立県の推進について
    質問: 千葉県の観光立県の推進について、東京ディズニーリゾートの訪問者を県内の他の観光地へ誘導する方法と、観光客誘致のための情報発信の取り組みについて説明してほしいと要望しました。さらに、第3次観光立県千葉推進基本計画とオリエンタルランドとの協定に触れ、観光客の増加と地域資源の活用を期待しました。最後に、舞浜駅に観光インフォメーションセンターの設置とふるさと納税の自動販売機の設置を要望しました。
    答弁: 観光客誘致のための情報発信について、観光客のニーズに合わせた各種媒体の利用、ホームページの大幅リニューアル、そして地元との連携による最新情報の把握を進めると述べました。また、東京ディズニーリゾートの訪問者を他の観光地へ誘導するための取り組みとして、観光パンフレットの配布や修学旅行関係者へのPR活動を行っていることを明らかにしました。さらに、より多くの人々に県内観光地の魅力を伝え、周遊観光を促進するための様々な手法を活用することを約束しました。
  4.  道路問題について
    質問: 東京と千葉県を結ぶ仮称堀江橋の必要性と進捗状況について問いました。特に、東京側は整備が進んでいるが、千葉県側の浦安方面の整備はまだ進んでおらず、この橋が架かる前提で都市計画が進められており、地元の住民からは家の建て替えなどに影響が出ており、橋ができるのかどうかの確定的な情報が求められています。また、仮称堀江橋の構想についての具体的な課題とその解決策について問いました。
    答弁: 仮称堀江橋については、江戸川および旧江戸川に架かる橋梁に交通が集中し、交通混雑が発生していることから、新たな橋梁が必要であると認識しています。これまでに交通状況や整備効果などの調査を行い、整備上の課題の検討や東京都との意見交換や情報共有を進めてきました。具体的な課題としては、橋梁の接続方法や、橋梁が接続する付近の道路の交通容量の確保方法、そして東京都との調整が挙げられます。これらの課題の解決に向けて引き続き取り組むとしました。
  5.  交通の利便性向上について
    質問: 京葉線とりんかい線の相互直通運転に関しての進捗と現状、及びその実現に向けた課題について確認すると共に、東京メトロ東西線の混雑緩和対策について評価と課題を問いました。さらに、京王線りんかい線の相互乗り入れ実現と東西線の混雑緩和のため、ダイナミックプライシングを含む料金変動制度の導入を県から東京メトロに対して働きかけるよう要望がなさましれた。
    答弁: 京葉線とりんかい線の相互直通運転実現には、運賃収受問題と京王線の輸送力問題の二つの課題が指摘され、その解決に向けて県が関係者と連携しながら取り組んでいくと回答しました。また、東京メトロ東西線の混雑緩和対策として、東京メトロがハード面の整備とソフト面での取り組みを進めており、県も引き続き混雑緩和対策を推進するよう働きかける意向を示しました。
  6.  動物愛護について
    質問: 昨年、千葉県動物愛護センターを訪問し、さまざまな動物愛護に関する活動について意見交換を行われました。千葉県内の動物の殺処分数は近年減少しており、これは職員やボランティアの努力によるものと理解しています。千葉県動物愛護管理推進計画に基づき、県は今後、どのようにして殺処分数の削減に取り組んでいくのかについて問いました。
    答弁: 千葉県動物愛護管理推進計画では、動物愛護法や国の指針の改正を反映し、社会情勢の変化や計画目標の達成状況を踏まえ、今年3月に計画を見直しが行われました。新しい計画では、飼い主の責任を徹底するとともに、地域猫活動などの地域取り組みの支援を推進し、犬や猫の殺処分数を削減することを目指しています。さらに、計画の推進と動物愛護の普及を進めるため、今年度からはボランティアと協力して新たな譲渡会を開催し、譲渡の推進やボランティアとの連携を強化していく方針です。
  7.  「女性版骨太の方針2023」について
    質問: 6月13日に政府によって「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023」、通称「女性版骨太の方針」が決定されました。この方針は、女性の活躍推進、所得向上と経済的自立の取り組み強化、尊厳と誇りを持つ社会の実現を三つの柱とし、女性が自立し社会活動を行うためのものであると理解されています。これに基づき、県はどのように取り組んでいくのか問いました。
    答弁: 女性版骨太の方針2023では、男女共同参画が経済社会の持続的な発展の要素と位置づけられています。県でも、社会の大きな変化の中で、女性が活躍する環境を整備することが重要であると認識しており、男女共同参画に基づく各種の啓発活動や講演会を行っています。これらの取り組みは、国の方針を基にして進められ、関係団体との連携や企業経営者向けの女性人材育成・登用に関する研修会の開催などを通じて、より一層の進展を目指すと回答しました。
  8.  自転車用ヘルメットの購入助成について
    質問: 自転車用ヘルメットの着用が努力義務化されたことに基づき、県民の安全を確保するためのヘルメット購入補助制度について問いました。自転車同士の衝突による頭部への衝撃は、ヘルメット未着用時には大幅に増大し、死亡率も高まることが明らかにされています。現状、ヘルメットの着用率は依然として低く、本県では一部市町村で購入補助が提供されているに過ぎません。全県民が安全に自転車を利用できるように、県全体でのヘルメット購入補助の導入を提案しました。
    答弁: 自転車のヘルメット着用は、今年4月に努力義務化されましたが、依然として着用率は低い状況です。これに対応するため、私たちはヘルメット着用の必要性と事故時の死亡率減少の効果を認知度を高めることを重視しています。これを達成するために、チラシやリーフレットの配布や、公式SNSを活用した情報発信などにより、広報啓発に取り組んでまいります。また、ヘルメットの着用促進のための購入費補助については、着用の普及状況や県内市町村の動向を注視し、必要に応じて適切な対応を検討していきます。

 

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午後】一般質問 宮坂奈緒議員(自民党)

次に、宮坂奈緒君。

自由民主党、浦安市選出、宮坂奈緒でございます。2期目のスタートとなります登壇の機会をお与えいただきました。先輩同僚の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。まず初めに、防災対策について伺います。

先月埼玉県深谷市で開催されました第71回利根川水系連合総合水防演習を見学してまいりました。近年気候変動による降雨量の増大や水害の激甚化、頻発化が予想される中、予測される中、水害のリスクの増大に備えるため、従来の治水対策に加え、流域の住民や企業等あらゆる関係者が協働し、流域全体で水害を軽減させる流域治水の必要性を改めて強く感じる演習内容でした。

本県でも、流域治水プロジェクトや千葉県大規模氾濫に関する減災対策協議会を設置するなど、水防災意識の向上に努めておりますが、昭和4年の台風15号による記録的な大雨や、令和5年の千葉県内最大震度5強を観測した千葉県内南部を震源とする地震等減災のための目標を共有し、水防災意識をさらに高めていく必要があります。

そこで伺います。水防災意識の向上についてどのように取り組んでいるのでしょうか?

次に排水機場についてです。本件と同様に、浦安市は三方を海と川に囲まれ、かつて数々の水害に見舞われてきた中で、浸水対策は浦安市政の最重要課題とも言えます。

浦安市では現在18の排水機場ポンプ場を整備管理しており、そのうち三つの排水機場が千葉県の管理となっており、その多くの施設が、昭和40年代から50年代に整備され、老朽化が懸念されているところです。昨年は、会計検査院の調査で問題が判明した全国約10ヶ所のうちの一つに、浦安市堀江排水機場が挙げられ、震度6から7程度の地震で倒壊する危険性との報道もありました。

この建物内には、堀江川から水をくみ上げるポンプが三つあり、それぞれ操作盤が置かれていて、首都直下地震などの大地震で使えなくなれば、堀江川の氾濫に繋がる恐れもあり、建物の耐震性は早急に進めていただく必要があります。

排水機場は、高潮や内水から住民の生命財産を守るために必要不可欠なものです。そこで伺います。浦安市内の排水機場の維持管理と耐震対策の状況はどうか。

次に減災についてです。千葉県地震防災戦略は、被害想定の震源を震源の位置や県内の最大被害状況を想定し、前回の戦略策定時では、東京湾北部地震だったものに対し、千葉県北西部直下地震に変更したという経緯がございます。

千葉県北西部直下地震で想定される死者数および経済被害額をおおむね半減させることを減災目標としており、その中では、災害対応能力の向上や防災教育等の推進といった、公助だけでは達成できない項目も見受けられ、自助共助の連携も一層必要なことがわかります。

自民党滝田県議の代表質問では、自助共助の強化について取り上げ、三者が一体となった災害に強い千葉県作りを進めるとのご答弁がありました。そこで伺います。千葉県地震防災戦略に定める減災目標の達成に向けて、どのように取り組んでいるのでしょうか?

続きまして防災教育についてです。

公益社団法人日本か河川協会が作成している防災教育の今はという冊子を拝見いたしました。その中の中学教員向けのアンケート内で防災教育に対する指摘があり、防災教育を、防災教育だけのものとして捉えるのではなく、ウクライナ侵攻やコロナ、自然災害と不安定な時代を生きていくためには、地域内の人と人との繋がりが多様な主体との連携が重要であり、生徒がそれぞれそれをより実感できるような仕掛けの一つとして、防災教育を捉え直すべきであるとの内容でした。

東日本大震災後、防災教育に対する親や地域からの社会的な需要が高まっており、令和4年4月に県が実施した調査では、県内全ての公立小中高特別支援学校におきまして、防災訓練を実施する予定であると伺っておりますが、それだけではなく、防災教育の新時代と捉え、地域と学校の連携協働を進め、地元住民との合同防災訓練など、地域と一体になった取り組みを実施していく必要があるのではないかと考えます。

そこで伺います。子供たちの防災意識を高めていくためには、学校での防災教育の充実とともに、地域で行われる防災活動を体験することも重要と考えますが、いかがでしょうか?続きまして、看護師確保対策についてでございます。

医療従事者の中でも、特に人手不足が深刻化しているというのが看護師さんです。資格保有者数が増加しているにもかかわらず、人材確保は厳しさを増しております。厚生労働省によりますと、今後数年で、千葉県の看護師不足は約8800人と伺っております。

本日は、千葉県看護連盟の藤沢会長、松村幹事長、また、千葉県看護協会の寺口会長も傍聴にお越しくださいました。私も自民党看護問題対策議員連盟の一員として看護に携わる方との意見交換の中で、この中での過酷な勤務などによる看護師に係る心身ともに重い負担や育児や介護など、様々な理由で職場を離れてしまう方の現状を伺い、潜在看護師への復職の働きかけに繋がってほしいという思いで質問をさせていただきます。

また、超高齢化社会に突入しています。我が国において、看護師ニーズの増大は避けて通ることができず、更なる看護師不足が予測予想される中、医療の質を確保し、県民の健康を推進していくためには、看護師の人材確保が対策が必要です。

保健師助産師看護師法の一部改正により、平成27年10月1日から、医師・歯科医師があらかじめ作成した。手書き書により、特定行為を行う手順書により特定行為を行う看護師に対し、特定行為研修の受講が義務付けられました。

研修を修了した看護師が患者の状態を見極め、医師歯科医師の判断を待たずに、手順書により一定の診療の補助を行うことが可能になり、その特定行為研修修了者数は、厚生労働省の衛生行政報告例によりますと、令和2年12月末現在で、全国では3274名、

千葉県では133名となっています。今後特定行為研修を修了した。看護師の需要はもっと高まっていくものと思われます。そこで伺います。在宅医療などの一層の普及のため、特定行為研修修了者等の専門性の高い看護師の養成と確保を推進していくべきと思うが、いかがでしょうか?次に復職支援についてです。

無理のない働き方を選ぶという選択肢が、復職するためのポイントの一つとも言われております。潜在看護師は、復帰直後から正社員の看護師と同じようにフルタイムで働くことができるというケースは少ないようで、体力的にも、仕事の感覚を元に戻すためにも、ある程度の期間が必要であり、その仕事内容の間口を広くすることは重要であると考えます。

そこで伺います。潜在看護師の復職支援に当たっては、病院や診療所以外の就業場所の選択肢を増やしていくべきと思いますが、いかがでしょうか?続きまして、観光立県の推進についてです。オリエンタルランドグループホームページで示されております。

入園者数データの年度別来園ゲスト数を拝見いたしますと、コロナ禍の令和2年度には開園以来、過去最低となる前年比73.9%減の756万人とありますが、来場者数の多かった平成30年には3255万8000人が来場し、単純平均すると1日8.9万人が訪れたことになります。

また、202024中期経営計画では、2024年は令和6年になりますが、令和6年度時点の入園者数の目標は、2600万人程度に設定するとのことで、今後も多くの入園者数を見込んでいるとの認識です。千葉県の令和3年観光客の入り込み動向

を拝見いたしますと、延べ1億956万人となり、前年比1.3%の増加はしたものの、コロナ前の令和元年と比べますと41.1%の減となりました。この中では、過去に類を見ないような大きな落ち込みが続き、県内の観光を取り巻く環境は大変厳しいものとなっておりましたが、こちらも自民党滝田県議の代表質問に対する答弁によりますと、千葉とく旅キャンペーンの効果もあり、客足は好調で、概ねコロナ前の水準に戻りつつあるとのことで一安心したところです。

しかし、県の観光をさらに盛り上げていくためには、ディズニーリゾートを訪れる方の一部でも、県内の他の観光地に誘導していくことが必要だと考えます。そこで伺います。東京ディズニーリゾートを目的に千葉を訪れる方々に、県内各地を周遊してもらうため、どのように取り組んでいるのでしょうか?

次に情報発信についてです。先日、京王線を利用している際に、普段は聞き慣れない音声広告が耳に飛び込んできました。内容は地元フットサルチームの宣伝を兼ねたもののようでしたが、最近では携帯電話のスマートフォンが普及し、電車内のほとんどの方はご自分のスマホに目を向けており、車内の中吊り広告に目をやる方は少ないように感じる中、耳に突然飛び込んできた音声広告は有効だと感じました。

観光客誘致のための情報発信については、ホームページやガイドブックの他、これまでにも、誘客促進を見据えた魅力発信として、様々な観光スポット、グルメなどをデザインしたラッピングトレインを運行したことなどが記憶にあります。

今後も新たな工夫を取り入れながら、費用対効果を考えた発信に力を入れていくべきと考えますが、どのように取り組んでいるのか、大変気になるところです。そこで伺います。県では、観光客、観光誘客誘致のための情報発信にどのように取り組んでいるのでしょうか?続きまして道路問題についてです。

旧江戸川を挟んだ杜鵑峡、仮称堀江橋についてです。長年の懸案事項として、これまでにも先輩県議たちが声を上げ続けている課題の一つです。私は令和2年2月の定例会で取り上げましたが、その後の進捗も含めて質問をさせていただきます。

議長の許可をいただきまして皆様に資料を配付させていただきました地図をご覧ください。左が東京側、右が千葉県側となります。地図でもわかりますように、左の東京側は整備が進んで道がありますが、右の千葉県側の浦安方面にはまだ整備は進んでおりません。

仮称堀江橋は、この旧江戸川上に架かる予定の都県を繋ぐ橋です。仮称堀江橋を含む都市計画道路東京都側の放射16号線については、昭和21年に都市計画決定がされ、千葉県側の浦安都市計画道路堀江東野線については、昭和44年に都市計画決定が行われたと認識をしております。

橋が架かる前提で都市計画が進められている中、前回の質問後にも接続道路の沿線上に住む方たちと進捗の報告がてら意見交換をいたしましたが、計画だと土地を削らないといけないと思うので、家の建て替えもままならず、橋ができるのかできないかだけでも知りたいという声でいっぱいでした。

杜鵑峡には現在、北側から市川橋、江戸川大橋、今井橋、浦安橋、舞浜大橋の5本の橋があり、新たに大図橋、押切橋、堀江橋と3本の橋を架ける構想がある中で、いよいよ仮称押切港橋が取り付け橋梁の予備設計に着手し、用地取得などを進め、令和8年度の着工を目指しているということで、3本のうちの一つが動き出したところです。

そのような中で、仮称堀江橋の必要性については、どのような考えを持っているのか。過去のご答弁では、交通状況や整備効果などの調査を進めるとともに、東京都と道路橋梁整備調整会議を行い、意見交換や情報共有に努めるとのことでしたが、周辺道路への影響や道路構造上の課題があると認識している中で、解決に向けてどのように取り組んでいこうと考えているのか、改めて伺いたいと思います。

仮称堀江橋の検討状況はどうでしょうか?

次に、交通の利便性について、京葉線とりんかい線の相互乗り入れについてです。こちらは令和元年9月定例会の一般質問で取り上げて以来、私も京葉線りんかい線相互直通運転推進議員連盟の一員として強く実現を求める1人であり、先日も議連の中で、佐野会長より、これまでの経緯について説明があり、現状について共有をしたところです。

平成12年から、相互直通運転の実現について要望活動を開始して以降、現在に至るまで活動を継続していただいていることは承知をしております。平成28年には、国土交通省交通政策審議会より、東京圏における今後の都市鉄道のあり方について答申がされ、その中では、羽田空港アクセス線の一環として、新木場駅において京葉線とりんかい線の相互直通運転を行うことが示され、国際競争力の強化に資するプロジェクトと位置付けております。

JR東日本が進めている羽田空港アクセス線構想では、令和13年度の開業に向けて、東京駅から羽田空港に乗り入れる。東山山手ルートの建設が進んでおり、路線整備情勢も要望開始当時とは変化をしております。県民の期待は大きく前進させるためにも定期的に質問で取り上げてまいります。

そこで改めて伺います。京葉線りんかい線の相互直通運転の実現に向けた課題は何か、また県の取り組み状況はいかがでしょうか?続きまして、混雑緩和についてです。東京メトロ東西線の混雑率は、平成29年度の国の調査では、全国199%と全国ワースト1位となっており、混雑緩和、喫緊の課題となっておりました。

この中では、感染対策としての定例ワークや分散通勤の方もおり、混雑率が123%まで低下したものの、混雑していることに変わりはなく、これまでも混雑緩和対策を求めて多くの議員が取り上げてまいりました。東京メトロでは、将来的な列車の増発に向けて、飯田橋から九段下駅区間の折り返し設備の整備や、南砂町においてホームと線路の増設、ホームやコンコース拡張、エスカレーター、エレベーターの増設といったハード面での取り組みに加え、利用者の時差出勤を促すためのソフト面での取り組み等、利用者の利便性向上に加え、列車の遅延防止にも、県としても、東京メトロに働きかけてきたと思います。

そのような中でも、Twitterや不動産関連のSNS、またYouTubeの動画の中では東西線の混雑状況が挙げられており、財政は混雑していて支援することも多いというイメージも強く、この沿線上は引っ越し先から外すという声もあるほどで、そのようなイメージは払拭するほどの混雑緩和を期待しているところです。

そこで伺います。東京メトロ東西線の利便性向上に向けて混雑緩和対策を求めるべきと考えるが、いかがでしょうか?次に、動物愛護についてです。昨年自民党同期の県議で千葉県動物愛護センターを視察いたしました。

センターでは、捕獲収容殺処分の推移や譲渡数の向上、コロナ禍での適正飼育、終生飼育に関する飼い主指導の強化やSNSを活用した情報公開を進めていくことなどについて意見交換をさせていただきました。千葉市船橋市、柏市を除く千葉県の殺処分数は、平成23年には犬1176頭、猫3723匹だったものに対し、令和4年には犬113頭、猫281匹と数字的には減少しており、動物愛護に携わる職員やボランティア団体の方々による返還譲渡、飼い方指導の努力の成果でもあると思います。

そこで伺います。千葉県動物愛護管理推進計画に基づき、県は殺処分数の削減にどのように取り組んでいくのか。

次に「女性版骨太の方針2023」についてです。6月13日に「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023」すなわち女性版骨太の方針が政府で決定をされました。

女性活躍と経済成長の好循環の実現に向けた取り組みの推進、女性の所得向上。経済的自立に向けた取り組みの強化、女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会の実現、この三つを大きな柱として取り組むべき方策を示しています。

これらは決して女性を優遇するための方針ではなく、女性が宣言を持って自立し、社会の一員として活躍するための方針であると理解し、評価をしております。そこで伺います。女性版骨太の方針2023において、国が男女共同参画について踏み込んだ姿勢を示した中、県はどのように取り組んでいくのでしょうか?

次に自転車用ヘルメット購入助成制度についてです。今年の4月より改正道路交通法の施行により、年齢を問わず、自転車を利用する際はヘルメット着用が努力義務化されました。ちょうど県議選最中ということもあり、自転車で地域を回る候補者の皆様は、ヘルメット着用の選挙運動となったのではないでしょうか? 大人用のヘルメットを買い求める方は急増し、特に努力義務化になる前後には駆け込み需要で売れ行きが加速し、店頭からヘルメットが消えた時期もありました。

これまでヘルメットを着ける習慣がなく、努力義務という強制ではない中ではありますが、自分の命を守ることになるヘルメットの効果があることは明確であり、躊躇せずにヘルメットを着用していただきたいと思っております。

日本自動車連盟JAFが、自転車同士が衝突する事故の実験を行い、ヘルメット着用の有無による頭部への衝撃の強さを測定した際、ヘルメットをしていないと、頭部に17倍の強さの衝撃がかかり、怪我や死亡のリスクが大幅に高まることがわかりました。

また、政府が閣議決定しました交通安全白書によりますと、自転車死亡事故のうち、55.7%は頭部損傷が致命傷となっており、ヘルメットを着用していなかった場合は、致死率が2.4倍となり、ヘルメット着用の重要性を強調しています。

そこで伺います。自転車用ヘルメットの着用促進に向け、購入費の補助を行うべきと思うが、いかがでしょうか。本日は傍聴に今到着されたようですけれども、浦安市老人クラブ連合会の皆様もお越しいただきました。

本当にありがとうございます。以上で1回目の質問とさせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。宮坂奈緒君の質問に対する当局の答弁を求めます。

知事、熊谷俊人君。

自民党の宮坂奈緒議員のご質問にお答えをいたします。

まず防災対策についてお答えをいたします子供の防災意識に関するご質問ですが、子供たちの防災意識の向上に向けては、家庭や学校での学習に加え地域における防災訓練への参加などにより、共助の取り組みへの理解と地域に対する関心を深めていくことが重要です。

そこで県では、学校と地域が連携して行う避難所運営訓練や、危険箇所のパトロールなどの取り組みを表彰することで、こうした取り組みを促している他今年度は子供たちの防災への関心や理解を深めることを目的に小学生向けの防災副読本を作成することとしております。

今後もこれらの取り組みとあわせて、防災研修センターにおける子供向けの防災講座や西部防災センターでの災害体験などにより将来の地域防災の担い手となる子供たちの防災意識の向上に取り組んでまいります。

次に観光立県の推進についてお答えをいたします。観光客誘致のための情報発信についてのご質問ですが、観光客が旅先に求めるものは、目的、世代、旅行形態などにより多種多様になってきております。

このため県ではホームページやSNS、パンフレット等の各種媒体を活用しそれぞれいろいろな角度から千葉県の観光地の魅力を発信しているところです。また今年度は観光ホームページについて、デザインの一新を含めた情報発信強化のための大幅リニューアルを予定しております。

具体的には観光客のスマートフォン等の位置情報を利用して周辺の観光地情報を提供する機能を追加するとともに、収穫体験や祭りなど、旅の目的に応じた特集ページの増強などを図ることとしております。観光客のニーズは社会情勢や流行によっても日々変化することから今後も市町村や観光協会、観光事業者等とも連携をして、最新状況の把握に努め、より適切で効果的な情報発信に努めてまいります。

私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

総合企画部長、冨沢昇君。

私からは、交通の利便性向上について、まず京葉線とりんかい線の相互直通運転に関するご質問にお答えします。

京葉線とりんかい線の相互直通運転は、通勤通学の利便性向上や、首都圏各地から幕張メッセや県内観光地への交通アクセスの向上に資することから、大変重要と認識しております。しかしながら、実現に向けては、正しい乗車経路が判別できないことによる運賃収受の問題と、京王線の通勤ラッシュ時の線路容量がほぼ限界に達していることによる。

輸送力の問題の解決という二つの課題があります。このため、県は沿線市等と協力し、国や鉄道事業者に対して要望を活動を行っており、今後も関係者と連携しながら課題解決に向けて取り組んでまいります。次に、東京メトロ東西線の混雑緩和対策に関するご質問ですが、東京メトロ東西線は朝の通勤時間帯において、東京圏で混雑率の高い路線の一つであり、その対策が課題となっています。

このため、東京メトロでは、混雑緩和および列車の遅延防止対策として、都内の混雑駅におけるホームの延伸や拡幅といった、ハード面の整備に加え、利用者の時差出勤を促すためのソフト面での取り組みを進めているところです。

県としては引き続き、こうした混雑の緩和のための対策を着実に推進するよう、東京メトロに働きかけてまいります。

続いて、男女共同参画の取り組みについてのご質問ですが、女性版骨太の方針2023においては、国は、男女共同参画は、我が国の経済社会の持続的な発展の不可欠な要素であるとしています。

県としても、デジタル化や社会、少子高齢化の進展など、社会が大きく変化する中で、本県の社会経済の活力創造性を高めていくためには、女性が活躍できる環境作りが重要と考えています。県ではこれまで、男女共同参画に基づき、各種の啓発や講演会等を実施しているところであり、国の方針も踏まえながら、今後も関係団体等と連携し、男女共同参画の意識の醸成を図るとともに、企業経営者等を対象とした女性人材の育成、登用に関する研修会を開催するなど、さらに取り組みを進めてまいります。

以上でございます。

防災危機管理部長、添谷進君。

防災対策のうち、地震防災戦略の取り組みについてお答えをいたします。地震防災戦略におきましては、地震による被害を反映させることを目標として、被害の予防、防災・発生直後の応急対策、復旧復興の3分野で施策に取り組んでいます。

各政策については、毎年度進捗状況を確認しており、これまでに災害拠点病院の耐震化や海外性を有する市町村における津波避難計画の策定などについて個別政策の目標を発生したところです。引き続き、減災目標の達成に向け、建築物およびライフライン施設の耐震化や自主防災組織の活性化家具の転倒防止の呼びかけを行うなど、戦略の一層の推進を図ってまいります。以上でございます。

保健医療担当部長、井口豪君。

私からはまず看護師確保対策についてお答え申し上げます。まず専門性の高い看護師の養成確保に関するご質問ですが、在宅医療などの推進にあたっては、特定行為研修や認定看護師教育課程を修了するなどした専門性の高い看護師の養成確保が重要と認識しております。

県では令和4年度から特定行為研修等の受講経費を負担した病院や訪問看護ステーション等の開設者に対し、経費の一部を補助する事業を新たに開始しており、これまで10事業者計26名分の受講経費を補助いたしました。

令和5年度においても引き続き本事業を活用し、専門性の高い看護師の養成確保に積極的に取り組んでまいります。次に潜在看護師の復職支援に関するご質問ですが、必要な看護職員を確保していくためには、潜在看護師等の再就職を支援していくことが重要と認識しております。

このため県では、県看護協会に委託しているナースセンター事業において、就業相談推進アドバイザーによる就業相談やナースセンターによる求人情報の提供を行い、病院や診療所の他、介護事業者特別支援学校等への就業を支援しております。

今後とも求人情報の提供に当たっては、求職者のニーズを考慮しながら、多様な事業者からの求人が集まるよ。県看護協会と連携して、ナースセンター事業の周知に努めてまいります。次に千葉県動物愛護管理推進計画についてお答え申し上げます。

動物愛護法や国の指針の改正に伴い、動物を取り巻く社会情勢の変化や計画目標の達成状況等を踏まえて、本年3月に計画を見直したところでこの計画では、最後まで飼い続ける、みだりに繁殖を行わないなどといった飼い主責任の徹底を図るとともに、地域猫活動など地域における取り組みの支援を推進することにより、犬や猫の殺処分数を削減することとしています。

計画に掲げた政策を着実に推進するため、動物愛護や正しい飼い方の普及啓発の充実に加え、今年度からは本ボランティアと共生する譲渡会を新たに行うなど、ボランティア等々の更なる連携強化、連携強化を図り、譲渡の推進にも取り組んでまいります。以上です。

環境生活部長、井上容子君。

私からは自転車用ヘルメットの購入費補助に関するご質問にお答えいたします。自転車乗用時のヘルメット着用については、道路交通法の改正により、本年4月から努力義務化されたところですが、ヘルメット着用率は低い状況にあり、努力義務化の認知度を高めていくことが重要であると認識しております。

そのため、まずは努力義務となったことや、事故時の死亡率を減少させる、ヘルメット着用の効果と必要性についてチラシやリーフレットの配布および県公式SNSを活用した情報発信などにより広報啓発に努めてまいります。

また、着用促進のための購入費補助については、ヘルメット着用の普及状況や県内市町村の動向などを注視してまいりたいと考えております。以上でございます。

商工労働部長、野村宗作君。

私からは東京ディズニーリゾートを訪れる方々に県内各地を周遊していただくための取り組みについてお答えいたします。

県では観光客が1ヶ所だけでなく、複数の観光地を巡る周遊観光の促進に取り組んでおります。全国トップクラスの集客力集客力のある東京二理事、東京ディズニーリゾートを訪れた方々についても、県内のその他の観光地に関心を持っていただけるよう、来場者が利用する主要駅等で観光パンフレットの配布などを行っているところでございます。

また修学旅行で東京ディズニーリゾートを訪れる学校の関係者や旅行会社を対象に、自然学習やSDGs教育など、様々な形の体験ができる千葉ならではの魅力をPRして、東京ディズニーリゾートと組み合わせた誘致活動にも取り組んでおります。

今後も様々な手法を活用して、より幅広い方々に県内観光地の魅力を発信し、県内周遊の促進に努めてまいります。以上でございます。県土整備部長池口正晃君。私からはまず、水防災意識の向上のための取り組みについてのご質問にお答えします。

県では、県民だより等において、河川のリアルタイムの水位情報や洪水浸水想定区域をホームベース、ホームページ上から確認する方法を掲載するなどの広報活動を行っています。また、市町村が実施した中学生による土嚢作り体験やSNSを活用した行政から住民への防災情報発信などの事例を行政間で共有し、県民の水防災意識の向上に取り組んでいるところです。

次に、排水機場の維持管理と耐震対策の状況についてのご質問ですが、排水機場の維持管理については、出水期前に設備の詳細点検を年1回、試運転により動作を確認する点検を年7回、合わせて年8回の点検を行っており、点検時に不具合が確認された場合は、部品交換や応急修理等を行っています。

これらの定期的な点検の他、突発的な不具合が発生した場合には、夜間休日に関わらず速やかに対応できる体制を確保しています。また、耐震対策については、堀江排水機場および境川排水機場において、現在耐震設計を進めており、可能な限り早期の工事着手に向けて取り組んでいるところです。

最後に仮称堀江橋についてのご質問ですが、浦安市など葛南地域における都県境では、江戸川および旧江戸川に架かる限られた橋梁に交通が集中し、交通混雑が発生していることから、新たな橋梁が必要であることあると認識しております。

仮称堀橋については、これまでに交通状況や整備効果などの調査を実施するとともに、様々な整備上の課題の検討や東京都との意見交換や情報共有を進めてきたところです。今後も国道357号など、周辺道路の整備状況などを踏まえ、引き続き調査検討を進めてまいります。以上でございます。

宮坂奈緒君。

はい、ご答弁ありがとうございましたまずは防災についてです。排水機場におきましては、適切な維持管理と耐震対策工事の早期着手をお願いいたします。千葉県地震防災戦略では、防災関係機関が全機能を発揮して、県民の生命身体および財産を災害から守るための計画であり、その関係機関の中には、県民も対象のはずですので、だからこそ自助共助の部分が生かされると考えます。

災害はいつ起こるかわからない中で、千葉県地震防災戦略をもっと県民に広く周知広報して浸透させていただきたいと思います。防災教育についてですが、これからの防災教育が目指すものは、未知の状況にも対応できる思考力判断力等の育成であり、防災減災、国土強靱化新時代の実現に向けて、本県も取り組んでいってほしいと思います。

高知県土佐清水市の中学校からスタートした防災小説という取り組みをご存知でしょうか?時間が限られますので、後ほど検索いただければと思いますが、自身が災害に遭遇することを自分ごととして考えることを目指した教材で、現在新たな防災教育ツールとしても、全国各地の学校で活用されており、令和4年度には4年には第2回全国防災小説交流会も開催されております。

このようなツールも取り入れながら、様々なアンテナを張っていただきまして、防災教育の目的でもある、生きる力を養うこと、一人一人がより良く生きられるような防災教育の推進をお願いいたします。

看護師確保対策についてです。

以前、医療的ケア児のスクールバス運行に関しての質問をした際には、運行の課題の一つとして、看護師の確保が挙げられました。しかし実際看護に携わる方々に伺ったところ、そのような需要があることは知らないということで、ニーズとのマッチング、情報提供も重要だと感じております。

働き方の候補として、派遣看護師や短期雇用、非正規でも働ける職場とどのようにマッチングしていくのか、育児や介護、体力との兼ね合いを見て、どの程度の条件ならば無理なく働けるのかを考えて看護資格を活かせる支援をしていくべきと考えます。

看護に携わる方々の声を今後もしっかりと受け止めていただきまして、看護師確保対策に努めていただくようお願いいたします。

観光立県の推進についてです。第3次観光立県千葉推進基本計画では、繰り返し選ばれる国際観光県千葉の実現を図り、オール千葉の体制で計画を推進することが計画の目指すべき姿として掲げられております。

令和5年には、観光入込客数2億人、外国人延べ宿泊客数500万人を目指し、観光の魅力発信、旅行会社やメディアに対する積極的なプロモーション本県の強みを最大限に生かし、地域資源を活用した多様な観光需要へ対応するとのことで、まさに東京ディズニーリゾートは本県の地域資源であり、その来場者は本県の強みであると感じております。

またJR東日本の集計によりますと、令和3年度、舞浜駅の乗車人数は1日当たり4万6815人で、そのうち定期利用者以外は2万5024人で、その全員でないにしても、多くの方がディズニーリゾートや商業施設に毎日舞浜駅を訪れるわけで、こうした方々を対象に様々なPRができれば、その効果は大きいと考えます。

千葉県は本年1月に株式会社オリエンタルランドとの包括連携協定を締結いたしました。それは千葉県の地域活性化により一層貢献していただけるとの目的であると認識をしております。ぜひ、この締結を生かし、観光立県千葉の推進をお願いいたします。

最後に2点要望させてください。舞浜駅に観光インフォメーションセンターを設置するなど、県内を周遊させるツールを作ってほしいことが一点。またふるさと納税の自動販売機を設置してほしいということが二つ目の要望です。

こちらのふるさと納税等に関しましては、また別の機会で取り上げさせていただきます。

次に道路問題、仮称堀江橋について再質問です。様々な整備上の課題の検討を進めてきたとのご答弁でしたが、具体的にどのような整備上の課題があるのか伺います。

交通の利便性向上について要望です。京王線りんかい線の相互乗り入れについては、実現に向けて、国や鉄道事業者に対して引き続きしっかりと働きかけるようお願いいたします。東西線の混雑緩和についてですが、今定例会では多くの議員からも、アクアラインの料金変動性が取り上げられました。

様々な条件によって商品やサービスの価格が変動するダイナミックプライシングの考え方は、タクシーやコインランドリー業界にも広がりを見せております。ぜひとも、東西線の混雑緩和策として、定期料金や交通運賃の料金変動制の検討を、県からも東京メトロに働きかけて、混雑緩和対策を進めるよう要望とさせていただきます。

もう時間がありませんので少し飛ばさせていただいて、8番目の最後、自転車ヘルメットについて要望をさせていただきます。本県の着用率、ヘルメットの着用率は3.6%となっておりまして、東京都では5.6%ということで、東京都は都民の着用率が低い状況の中にある中で、これまでも自転車の安全利用を促進するため補助制度を設けて、区市町村を支援してきましたが、今年度から補助対象にヘルメットの購入を加え、ヘルメット一つ当たり1000円を上限に半分の費用補助を行うということになったようです。

本県では既に、松戸市、野田市、市川市浦安市の4市で何かしらのヘルメット購入補助を行っておりますが、多くの方が購入しやすい状況を作り、命を守るヘルメット着用の普及促進を図っていくのであれば、市町村の差が出ないように、県としての補助も要望させていただき、2回目とさせていただきます。

県土整備部長、池口正晃君。

はい。仮称堀江橋の整備上の課題についてのご質問ですが、具体的には、堀江橋を整備した場合に、市内の交通を円滑化に円滑に流すための橋梁の接続方法や橋梁が接続する付近の道路の交通容量を確保する方法の検討、道路線形に係る東京都との調整が必要であり、引き続きこれらの課題の解決に向けて取り組んでまいります。以上でございます。

宮坂奈緒君。

はい、ありがとうございました。最後、道路問題について要望させていただいて終わります。様々な整備上の課題があるということは認識をしておりますしかしですね地元の期待というものは本当に大きく、毎回沿線上の方たちに呼ばれて様々な意見交換をさせていただく際には、もう皆さんだんだん高齢化をしてきておりまして、自分たちが生きているうちにこれが何か推進するのかと、昭和と平成と令和と三つの時代をまたいでいてこれはいつ実現するのだと、それに対して何も回答ができないということが本当に心苦しい1点となっております。

仮称堀江橋についての具体化に向けた検討を加速して進めていただいて、要望とさせていただきます。ありがとうございました。

日程第2、請願を議題とします。お手元に配付の請願文書表記載の通り、請願9件をそれぞれの所管の常任委員会に付託します。

以上をもって本日の日程は終了しました。明日30日は定刻より会議を開きます。これにて散会します。