【速報】本日の千葉県議会 ー 松崎太洋議員(自民党)の一般質問 2023年6月29日午前2

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/06/29)午前二人目の一般質問は、自民党の松崎太洋議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1.  医療について
    問い:新しいコロナウイルスに感染したお母さんたちのために病院を増やすべきだよね? あと、柏市で起こった病院がいっぱいで新しい患者さんを受け入れられない問題についてはどう思うの?そして、この新しいシステムはうまく動いているのかな?
    答え:県の医療部門の担当者は、新型コロナウイルスに感染したお母さんたちのための新システムはうまく機能していて、みんなから良い評価をもらっているよ、と答えました。それに、県は医療の支援をしていて、妊婦さんや赤ちゃんのための病院の設立を応援しているんだよ。さらに、がんの治療を受けている人や赤ちゃんを産みたい人のための医療機関が連携してサポートをすることが大切だと説明したよ。
  2.  健康づくりについて
    問い:健康な生活を送ることは大切だと思うよね? それに、老人たちが楽しく生きていくためには健康が一番大切だよね? 若い世代から健康に気をつけるべきだと思うの? どうやって健康を保つべきだと思うの?
    答え:県は「健康ちば21」という計画に基づいて、健康な生活を送るためのいろんな活動をしているよ。たとえば、いい食事をすること、野菜をたくさん食べること、毎日運動すること、いい睡眠をとることなどを勧めているよ。そして、みんなが生涯を通じて健康を保てるように、地域や関係機関と一緒に支えるよ。
  3.  千葉県生涯大学校の役割
    問い: 千葉県では、おじいちゃんやおばあちゃんたちが元気に活動できるように、生涯大学校が大切な役割を果たすんだってね。そこでは、地域で役立つ新しい学びがたくさん用意されているみたいだけど、新しい千葉ふるさと作りコースについて教えてほしい。
    答え: 知事は、おじいちゃんやおばあちゃんたちが元気に活動できることがとても大切だと言っているよ。生涯大学校では、地域の歴史や自然を学ぶ「市場ふるさと作りコース」が新しくできるんだ。それで、地域を元気にする人を育てるんだよ。さらに、おじいちゃんおばあちゃんが学んだことを地域で生かせるように、楽しく学べる場所を提供する計画もあるんだって。
  4.  スポーツの振興について
    問い: プロのスポーツチームが活躍すると、地域の人々が一緒になれるし、子どもたちもスポーツに夢中になるよね。だから、県のスポーツチームとどうやって協力しているの? 子どもたちやお父さんお母さんを試合に招待すること、選手が学校に来る事業について教えてほしい。
    答え: 県では、プロスポーツチームと一緒に活動して、スポーツの楽しさを子どもたちやみんなに伝えることが大事だって思っているんだ。県内の11のスポーツチームと連絡を取り合いながら、地域に貢献するような事を考えているよ。さらに、試合に子どもたちやお父さんお母さんを招待したり、選手が学校に来て子どもたちと交流する事業も行っているんだよ。昨年は6万6400人も試合に招待したし、今年はもっと多くの人を招待する予定なんだって。そして、選手が学校に来る事業も倍に増やす計画だよ。
  5.  柏の葉公園の改善計画について
    問い: 県立柏の葉公園がどうなっているか、どう活気づけるか説明してほしいです。公園には、お店を作って利益を得て、その利益で公園をよくする制度ができました。県はこの制度を使って、公園をもっと楽しいところにしたいと思っています。そのために、いろんな会社から意見を聞いているのですが、それがどう進んでいるのか、これからどうするのか教えてください。
    答え: 県は、公園をもっと楽しくするために、いろんな会社と一緒になって、美味しいお店や新しいスポーツ施設を作ることを考えています。美味しいお店を作ることについては、もうすでに会社が決まって、具体的な計画も立てられています。今、お店の設計を進めていて、今年の夏にオープン予定です。スポーツ施設についても、どの会社に頼むか考えていて、公園を元気にするためにがんばるよ、と答えました。
  6.  つくばエクスプレスの赤字問題について
    問い: つくばエクスプレスは、通勤や通学に大切な電車ですが、新型コロナウイルスのせいで乗る人が減って、お金が足りなくなりました。これから人口が減って高齢者が増えると、さらに乗る人が減るかもしれません。そんな中、どうやって乗る人を増やすのか、また、運賃を安くしたり、学生にはもっと安くしたりするのか聞きたいです。
    答え: つくばエクスプレスを運営する会社は、特別な乗車券を売ったり、デジタルスタンプラリーをしたりして、乗る人を増やそうとしています。また、駅の近くにあるショッピングセンターを新しくしたり、駅を使いやすくしたりしています。さらに、イベントを開いたり、近くの施設と一緒に企画を立てたりして、電車をもっと使ってもらうように努力すると答えました。
  7.  柏警察署の警察官増員について
    問い: 柏市は大きくなってきて、人々の安全を守るために警察官がもっと必要だと思います。だから、柏警察署にもっと警察官を増やすようにお願いしたいです。これからどうするか教えてください。
    答え: 県警本部長は、地域を安全にするために、警察官の配置を見直して、10年前よりも31人増えて357人が働いていると答えました。さらに、柏警察署では、警察官の配置を見直したり、移動交番車を上手に使ったり、県本部の警察官に協力してもらったりして、治安をしっかり守ると答えました。
  8.  飲酒運転をなくすための取り組みについて
    問い: 飲酒運転をなくすためにどんなことをしているのか、それがうまくいっているのか教えてください。特に、2年前に起きた大きな事故があったけど、それから何をしたのか、新しい飲酒運転防止のルールができたけど、それはどうなのか、そして、飲酒運転で捕まった人の手記やその動画をどう活用しているのか教えてください。
    答え: 飲酒運転による事故はちょっと増えましたが、死亡事故は減りました。飲酒運転で捕まった人の手記やその動画は、新しい啓発資料として使っています。これらは運転免許センターや交通安全教室で配り、動画はホームページで公開し、職場研修などでも活用しています。これらの活動で、飲酒運転を絶対にやってはいけないという意識を高め、それを続けると答えました。

 

2 一般向けの要約編

  1.  医療について
    質問: 新型コロナウイルスに感染した妊産婦のための一斉照会システムの導入について、具体的な医療機関の増加などハード面での対応が行われていないと指摘しました。また、柏市で起こった高度急性期医療機関の受け入れ可能性に関する問題に対し、急性期医療病院の存在が必要との考えを示し、支援の病院として周産期母子医療センター認定病院を目指すよう提言しました。さらに、新型コロナウイルスが5類に移行した後の一斉紹介システムの運用について問いました。
    答弁: 保健医療担当部長は、一斉照会システムについて、新型コロナウイルス感染者27名と感染が疑われた198名の合計225名の妊産婦に対して使用され、医療機関から高く評価を受けていると述べました。また、県は東葛北部医療圏の周産期医療に対する地域周産期母子医療センターと母体搬送ネットワーク連携病院の位置づけを行い、医療圏内の体制をサポートしていると説明しました。さらに、がん等の治療期間と妊孕性温存療法を行う生殖医療機関が異なる場合には、適切な連携が必要であると指摘し、そのために千葉県がん生殖医療相談支援センターを設置していると述べました。最後に、一斉紹介システムの今後の運用については、ハイリスク妊産婦にも対象を拡大していくことについて研究を行うと回答しました。
  2.  健康づくりについて
    質問: 新型コロナウイルス感染症の中で健康の重要性を再認識し、自立した健康的な社会生活を送ることの重要性を説きました。高齢者が心豊かに生きがいのある生活を営むために学びに取り組む姿を見て、自身も健康に生きることの重要性を感じ、健康でいることが財産であり、特に高齢社会では健康づくりの重要性が増していると認識しています。そして、健康づくりには若い世代から取り組むべきであり、全世代でその意識を持つべきだと感じています。その中で、生涯を通じた健康づくりにどのように取り組んでいるのかを問いました。
    答弁: 県が健康で心豊かな社会の実現に向けて、健康増進計画「健康ちば21」に基づいた様々な健康作りの政策を展開していると述べました。具体的には、食生活の改善、野菜摂取の推進、日常的な体動かしの啓発、睡眠を改善する生活習慣の情報発信などに取り組んでいます。また、市町村や関係機関と連携して、県民一人一人が生涯を通じて自主的に健康作りに取り組むことができるような環境を整備することも重視しているとのことです。
  3.  千葉県生涯大学校について
    質問: 千葉県の高齢化が進み、高齢者が地域の主役となる中、彼らが地域で活躍するための環境作りが重要であるとの認識を述べ、生涯大学校の役割について触れました。その上で、千葉県生涯大学校が地域活動の担い手となるような学習カリキュラムの見直しを行ったとの情報を共有し、地域の活性化に繋がる人材の育成に力を入れるべきだと問いました。また、新たな千葉ふるさと作りコースの設置について触れ、老朽化した施設の修繕を要望しました。
    答弁: 知事は高齢者が地域で役割と生きがいを持ち、活躍することが重要であると認識を述べました。第3次千葉県生涯大学校マスタープランに基づき、令和6年度から学部を再編し、地域の歴史文化や観光、自然環境の保全について学ぶ新コース「市場ふるさと作りコース」を設置し、地域の活性化に資する人材を育成することを計画していると述べました。また、高齢者が学んだ知識や技能を地域社会で活かすため、魅力的な学びの場を提供していく意向を示しました。
  4.  スポーツ振興について
    質問: 本県のプロスポーツチームの活躍が地域の一体感醸成や子供たちのスポーツへの憧れを引き立てると主張し、その力を活用することが重要であると訴えました。プロスポーツチームとの連携について、県がどのような取り組みをしているかを問いました。具体的には、小学生とその保護者を公式戦に招待するプログラムや、選手を学校に派遣する交流事業について問いました。
    答弁: 県は、子供たちや県民にスポーツの素晴らしさを伝え、地域の活性化を図るために、プロスポーツチームとの連携を重要視しています。具体的には、県内11のプロスポーツチームで連絡協議会を設置し、地域貢献に関する取り組み等の情報交換を行っています。さらに、各チームの協力の下、県内在学の小学生と保護者を公式戦に招待するプログラムや、選手等を小・中学校に派遣する交流事業を実施しています。昨年度は6万6400人を公式戦に招待し、今年度は更に拡充予定です。交流事業についても、派遣する学校を倍増させる予定で、これらを通じてプロスポーツチームとの連携の充実を図っています。
  5.  県立柏の葉公園について
    質問: 県立柏の葉公園の現状と活性化について説明を求めました。公園は都市公園法の改正により、飲食施設などの収益性のある施設を設置し、その収益の一部を公園の再生整備などに充てるパークPFI制度を導入することが可能になり、県では、この制度を活用して、民間の力を引き入れて公園の魅力を向上させ、利用者の利便性を向上させるためマーケットサウンディング調査を行い、民間事業者から意見を収集したが、この新制度の進捗状況と今後の計画についての詳細が求められました。
    答弁: 県は、公園の魅力を向上させるために、民間の活力を引き入れ、園内の緑や水辺の景観を活かした飲食施設や新たな都市型スポーツ施設の整備を目指しています。飲食施設の設置については、昨年4月に公募を行い、大和リース株式会社を選定し、本年3月には具体的な建設計画の認定と基本協定を締結しました。現在、事業者は飲食施設や休憩施設の設計を行っており、令和6年夏に供用開始を予定しています。都市型スポーツ施設の導入についても、事業公募に向けて検討中であり、地域の活性化につながる魅力的な公園を目指していると答えました。
  6.  つくばエクスプレスについて
    質問: つくばエクスプレスは開業以来重要な通勤・通学路線となり、一時は黒字化も達成したが、新型コロナウイルスの影響で利用者数が減少し、2期連続で赤字となっています。この経済的な影響と、長期的な人口減少や高齢化に伴う通勤需要の減少を見越して、会社は利用者を増やすためにどのような取り組みを行っているのか、また、運賃の値下げや学生定期の割引率上昇といった取り組みについて問いました。
    答弁: 首都圏新都市鉄道株式会社は令和4年度の決算で運輸収入が391億4200万円、当期純利益が21億4100万円と3年ぶりの黒字を達成しました。利用者を増やすために、企画乗車券の発売やデジタルスタンプラリー等の新たな事業を実施しました。また、高架下を活用した複合商業施設のリニューアルや駅施設の利用促進を図っています。さらに、イベントの実施や沿線施設と連携した企画の実施などを通じて、鉄道利用の促進に努めていく計画です。県としても、会社の取り組みを支援し、情報発信等を通じて鉄道利用者の増加に協力していくと答えました。
  7.  柏警察署について
    質問: 柏市の警察体制について、特に、人口と治安情勢の観点から柏警察署の警察官の増員を求めました。柏市は県内2番目の中核市として発展を続けており、警察署が増え続ける人口と複雑化する治安状況に対応できるかについての懸念が示されました。警察官の増員や警察力の強化を含む柏警察署の今後の対策について問いました。
    答弁: 県警本部長は柏警察署の警察官増員について答え、地域の安全を確保するために警察官の配置の見直しが行われ、柏警察署の警察官は10年前と比べて31人増え、現在は県内で最も多い357人が配置されていると説明しました。また、柏警察署の警察力の強化については、最多の刑法犯認知件数、交通事故発生件数、110番受理件数を持つ柏警察署において、警察官の配置の見直し、移動交番車の機動的・効率的な運用、機動捜査隊や交通機動隊などの県本部執行隊による応援などを通じて、引き続き治安維持に全力を尽くすと答えました。
  8.  飲酒運転の根絶について
    質問: 飲酒運転の根絶に向けた取り組みの現状と効果について問いました。特に、2年前に八街市で起きた飲酒運転による死傷事故を受けた取り組みや、新たに策定された千葉県の飲酒運転根絶条例、そして飲酒運転受刑者の手記やそれを題材とした動画の活用方法について質問しました。
    答弁: 本年5月末までに飲酒運転による交通事故は53件発生、昨年同時期と比べ5件増加しましたが、死亡事故は4件で、1件減少しています。飲酒運転受刑者の手記やそれを題材とした動画は新たな広報啓発資料として利用しています。これらは運転免許センターや交通安全教室で配布、動画は県警ホームページで公開し、また職場研修などでも活用されています。これらの取り組みから飲酒運転根絶に対する意識の高揚が確認でき、飲酒運転を絶対に許さない社会環境を作るために引き続き活用していくとのことです。

 

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午前】一般質問 松崎太洋議員(自民党)

次に、松﨑太洋君。

皆さんこんにちは。柏市選出。自由民主党松﨑太洋でございます。本定例議会において、登壇の機会を与えてくれくださいました。会派の先輩、同僚議員の皆様に心から感謝申し上げます。また、一期目4年間、様々ご指導くださった多くの皆様にも感謝申し上げ、改選後最初の質問に入らせていただきます。

まず最初に、医療についてお聞きします。本年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類に移行しました。世の中は徐々に元の様子に戻ってきているように思いますが、一番一部報道では5類移行後、感染症が増えてきているというニュースも聞こえてきております。

このような状況を踏まえますと、まだまだ油断することはできません。特に高齢者や、妊産婦といったハイリスクな方たちへのケアは引き続き必要であると考えます。私の地元柏市では、令和3年8月新型コロナウイルスに感染した妊婦の方が自宅療養中に、受け入れ先が決まらず、早産の末、新生児が死亡するという大変痛ましい事案が発生いたしました。

当時はコロナの第5波という医療逼迫の最中ではありましたが、何とかしてこの小さな命を救うことができなかったのだろうかと、そのときに大変悔やんだことを、今になっても思い出されます。そして改めて、地域における周産期医療体制の強化が必要であり、そのために我々は何ができるか。

日々模索しているところでございます。県ではその後コロナウイルスに感染した妊産婦に対する対策の一環として、迅速な入院調整ができるよう、一斉照会システムを導入したとお聞きしております。これについては当時、本会議で質問させていただきました。

コロナ感染症、妊婦について地域のかかりつけの産科医と、周産期母子医療センターが連携して、このシステムを活用し、ハイリスクな妊産婦の入院調整を行っておりそれなりの実績を上げているとのことでございます。ただ、どんなに優れたシステムであっても、受け入れ先である。

医療機関の体制が整っていなければ、今後また同じようなケースが発生しないとは限りません。これはコロナに限らず、この地域で、現在妊娠をしている妊婦さんや、これから妊娠出産しようとされている全ての方に、関わってくる問題だと考えます。

さっきの柏市のような悲しい事案が、今後二度と繰り返されるよう、地域における周産期医療体制の強化に向けて、取り組んでいくべきだと考えますそこで伺います。1点目として、新型コロナウイルスに感染した妊婦の入院受け入れに関する一斉照会システムの稼働状況と、県の評価はどうでしょうか?2点目として、東葛北部医療圏における県の周産期医療の考え方はどうか。

次に、千葉県小児AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業について伺います。がんなどの治療により、卵巣精巣遠のき機能に影響を及ぼし、生殖機能が低下喪失するおそれがあることは、若いがん患者さんにとって大変深刻な問題でございます。

千葉県では、令和3年度から千葉県小児AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業を開始し、将来子供を産み育てることを望む。小児AYA世代のがん等の患者さんに希望を持って、がん治療等に取り組めるよう、卵子や精子の最終凍結保存などを行う。

妊孕性温存療法に要する費用の一部に、助成を行っております。また、令和4年度からは、妊孕性温存により、凍結保存されていた卵子精子を用いて行う。生殖補助医療についても助成の対象となり、制度が拡充されたところでございます。

この助成制度が患者さんや、医療機関等に浸透してきたことにより、令和3年度に39件であった。助成実績が令和4年度には、93件に増加しております。今後ますます利用者が増加するものと見込まれております。一方で、患者さんの年齢、病状、選択可能な治療法は、1人1人異なり、患者さんやご家族はもとより、がん治療を行う医療機関や卵子精等の採取凍結を行う。

生殖医療機関にとっても、妊孕性温存療法を選択するべきか。判断が難しい事例でも、あると思われますそこで伺います。小児・AYA世代のがん患者等が円滑に卵子精子の接種等を認容性温存療法を受けることができるよう、県としてどのような支援をしているのか。

次に、健康作りについてお聞きいたします。新型コロナウイルス感染症の不安を感じる日々の中で、私は改めて、健康の大切さを実感いたしました。健康で自立した社会生活を送ることは、1人1人が幸福な人生を実現するための基本であると考えております。

先日、県の生涯大学を訪問した際、元気な高齢者の方々が心豊かで生きがいのある生活を営むために、様々な学びに積極的に取り組んでいる姿を拝見いたしまして、自分が年を取ってからのことを想像し、私も生きがいを持って健康に日々過ごせるようになりたいと感じたところでございます。

誰もが歳を重ねてもいつまでも健康でいたい。充実した生活を送りたいと思うのは当然なことでございます。また健康でいることは財産でもあります。超高齢社会においてや、高齢者の意欲や能力を最大限に生かすことのできる社会作りとともに、健康作りは重要性が増しております。

そして、健康作りはいつまでも健康でいるために、若いうちから取り組まなければならないものであると感じているとともに、生涯を通じてあらゆる世代で意識して取り組むべきものであると考えております。そこで伺います。

生涯を通じた健康作りにどのように取り組んでいるのか。次に先ほども言及しました千葉県生涯大学校についてお聞きします。高齢化の進展により、2025年には、県民の約3人に1人が高齢者になると見込まれており、超高齢社会を迎える中、地域の主役は高齢者と言っても過言ではございません。

人生100年時代といわれる今、豊富な経験や知識、人間的な幅を持っている高齢者は、地域で活躍できるポテンシャルは十分にあり、それらを活かせる環境を作ることは、健康で活躍し続ける高齢者が増え、地域が元気になることに繋がります。

支える側としてのみでなく、支える、支えられる側としてのみでなく支える側として、子供たちの見守りや支援の必要な高齢者を支えたり、また、地域の祭りなどふるさとの文化を守って、次世代に伝えることは地域にとっても、本人や周りの人にとっても大変素晴らしいことであり、高齢者の活躍には大きな期待が寄せられます。

そうしたなか生涯大学校では、高齢者が仲間作りや生きがい作りをしながら、地域活動の担い手となるよう学べる場所であり、多くの卒業生が自治会やボランティア活動などに一生懸命取り組んでおります。令和6年度からは、地域活動の担い手に特に重点を置いて、学習カリキュラムの見直しなどを行ったと聞いておりますが、高齢者ご本人の興味や意欲を生かして、地域の活性化に繋がるような学習の機会が求められます。

そこで伺います。生涯大学校においては、地域の活性化に繋がる人材の育成により力を入れていくべきと考える。が、どうか。

続きましてスポーツ振興についてお聞きします。本県では、野球、バスケット、ラグビーなど、数多くのプロスポーツチームが活躍し、それらチームの活躍を直接身近に観戦できる機会に恵まれております。

私自身も小学生の頃は野球をしていたり、高校生のときにはラグビーに熱中しておりました。子供の頃ももちろん、今でもスポーツが大好きです。さて、そのスポーツの盛んな本県でございますけども、最近嬉しいニュースが続きました。

クボタスピアーズ船橋東京ベイがラグビーリーグワンで初優勝を果たし、千葉ジェッツふなばしが天皇杯優勝、地区優勝など、本県のプロスポーツチームが目覚ましい活躍を見せ、ホームタウンは大変盛り上がりました。県からは、先週、プロスポーツチーム等の表彰であるちば夢チャレンジ殊勲賞が適用第1号として、両チームに対し贈られました。

チームにとっても来シーズンへの励みになったこと、思います。地元のプロスポーツチームの活躍は地域にとっての誇りであり、地域住民の一体感の醸成などに繋がるとともに、子供たちがスポーツへの憧れを抱くきっかけにもなります。

こうしたプロスポーツチームの持つ力を、県としても積極的に活用し、県民にスポーツの価値や魅力を伝えることは有意義なことであると思いますそこで伺います。県は、地元プロスポーツチーム等との連携についてどのように取り組んでいるのか。

次に、県立柏の葉公園について伺います。県立柏の葉公園は、計画面積45ヘクタールの都市公園であります。総合競技場や野球場て救助などの各種スポーツ施設や、庭園広場などを備え、誰もが利用できる遊びの場、憩いの場として、広域的なレクリエーションの空間となっております。

週末は各種スポーツ大会やイベントなどで大変賑わっておりますが、多少の周辺のまち作りの進展の状況を考えると、平日の利用者が少ないと、私としては日頃感じているところであり、公園の現状や求められる役割、利用者のニーズ等を整理し、効率的効果的にこれらの課題に対応し、公園の活性化を図っていくことが必要ではないかと考えているところでございます。

そのような中、都市公園法が改正され、都市公園の中に飲食施設など収益の上がる新たな公園施設を民間事業者により計画的に設置し、その収益の一部を公園の環境整備や、再生整備などに充てるパークPFIという。また新たな制度が活用できるようになりました。

県においては、このパークPFI等の制度を活用した民間活力導入による公園の魅力向上や利用者の利便の向上を目的として、令和3年度にマーケットサウンディング調査を実施いたしました。その調査の中で、参入意欲のある民間事業者から、公園の市場性や活用のアイディアなどについて意見を聞き取りを行い、その結果などを踏まえ、昨年4月から事業法を行っており、

この民間活力導入により、公園の魅力向上や、活性化が大いに期待されるところであり、その進捗状況と今後の予定が気になるところでございます。そこで伺います。1点目として、民間活力の導入について、進捗状況はどうか。

2点目として民間活力導入について、今後の予定はどうでしょうか?

次に、つくばエクスプレスについて、伺います。つくばエクスプレスは、平成17年8月に開業し今年度で18年目を迎える路線です。沿線では合計約3000ヘクタールの開発が行われており着実にまち作りが進展し、沿線住民にとって通勤通学に欠かせない重要な路線となっており、開業5年目の平成21年度に黒字化を達成してから、11期連続で黒字計上をしておりました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、鉄道利用者が大幅に減少したことから令和2年度には12年ぶりに赤字決算となり、純損失80億円を計上いたしました。さらに、令和3年度も感染症が収束せず、リモートワークなどの働き方や人々の生活様式の変化などから、輸送実績が容易に回復しない状況が続き、43億円の純損失となり、2期連続で赤字での赤字となったところでございます。

新型コロナウイルス感染症は、本年5月から5類感染症へ移行いたしましたが、働き方や生活様式の変化が定着してきたことから、鉄道利用者は、感染症拡大前の水準には戻らないことを想定されます。さらには、エネルギー価格の高騰を初めとした世界的な物価高が経営に大きな影響を与えることと考えられることから、運営する会社の経営状況が気になるところでございます。

そこで伺います。会社の直近の決算状況はどうか。また、つくばエクスプレスにおいては、都内へのアクセスの良さなどに惹かれて、子育て世代を初め多くの方々が沿線に移り住んできたことで、沿線人口が増加し、利用者は順調に伸びてきましたが、将来的には人口減少や、高齢化の進展に伴う通勤需要の減少も想定されます。

今後安定的な経営を続けていくためには、会社として鉄道利用者を増やす取り組みを積極的に行っていくことが必要になるのではないでしょうか?そこで伺います。会社では、利用者を増やすため、どのような取り組みを行っているのか。

次に柏警察署について伺います。令和4年9月県議会の一般質問において、県内の松戸市、市川市、船橋市には2社体制が整備されていることから、柏市に警察署もう一生新設すべきではないかと。質問したところ、警察の施設については、管内の人口だけではなく、面積や治安情勢等を踏まえ、総合的に判断されており、新設のための人員の確保や確保の問題や厳しい財政状況等から、現状では困難な状況であると。

答弁いただきました。このことから柏警察署の警察官の増員を検討していただくよう要望したところであります。私の地元の柏市では、首都圏の代表的なベッドタウンとして、平成17年3月に旧沼南町と合併し、平成20年4月には、県内2番目の中核市としてスタートしました。

以降、現在でも市内の人口は増え続けており、更なる発展が続いております。柏市を管轄する柏警察署は、人口増加に伴って、刑法犯認知件数や交通事故発生件数が県内でも最も多い警察署であると。伺っております。こうした情勢を踏まえますと、柏警察署の警察官の増員を行っていくことが重要と考えております。

事案発生時には、集中的に警察力を強化するなどの警察署を支援できる体制を強化していくことが必要であると考えております。そこで2点伺います。1点目として、柏警察署管内における警察官の増員状況はどうか。2点目。

柏警察署における今後の警察力の強化に向けた方針はどうか。

最後に、飲酒運転の根絶について伺います。令和3年6月、八街市で飲酒運転のトラックにより、児童5人が死傷するという大変痛ましい事故の発生から、本年で2年となります。

改めて、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。交通事故のない安全で安心な社会を築いてほしいという県民の思いは、時間が経過しても変わることはございません。八街市での痛ましい事故を受け、飲酒運転に対して厳しい目が向け向けられており、県警を初めとする関係機関団体が、飲酒運転根絶に向けた各種取り組みを推進しているにもかかわらず、新聞報道を見ますと、連日のように飲酒運転による交通事故の記事を目にしており、飲酒運転根絶に至っていない現状を非常に残念に思っております。

このような中、我が党が中心となって策定した。千葉県飲酒運転の根絶を実現するための条例について、新たに罰則規定などを盛り込んだ。改正条例が6月28日に施行されました。改正条例を効果的に活用しながら、県を初めとする関係機関団体はもとより、家庭学校職場地域等が一丸となり、県民総ぐるみで飲酒運転の根絶に向けた環境作りに取り組んでいかなければなりません。

県警においては、本年交通事故防止対策の柱に、飲酒運転の根絶を掲げ、年初から広報啓発活動や交通安全教育を推進していただいているとともに、指導取り締まりも強化していただいております。また、飲酒運転、受刑者の手記と、これを題材とした動画を作成したものを、作成したものと承知しております。

そこで2点伺います。1点目、令和5年中における飲酒運転による交通事故の発生状況はどうか。2点目。飲酒運転根絶に向け、飲酒運転受刑者の手記やそれを題材とした動画をどのように活用しているのか。以上、1回目の質問といたします。

ご答弁のほど、よろしくお願いいたします。

松﨑太洋君の質問に対する当局の答弁を求めます。知事、熊谷俊人君。

自民党の松﨑太洋議員のご質問にお答えをいたします。まず千葉県生涯大学校についてお答えをいたします地域の活性化に繋がる人材の育成についてのご質問ですが、超高齢化社会、超高齢者社会において活力ある地域社会を作っていくためには高齢者が役割と生きがいを持って地域で活躍していくことが重要であると認識をしています。

そこで本年3月に策定をした第3次千葉県生涯大学校マスタープランでは、令和6年度から学部を再編し、身近な地域の歴史文化や観光、自然環境の保全について学ぶ市場ふるさと作りコースを新設するなど地域の活性化に資する人材を育成することとしております。

今後も高齢者が生涯大学校で学んだ知識や経験技能などを生かしながら、地域社会で活躍できるよう、魅力ある学びの場を提供してまいります。次にスポーツ振興についてお答えをいたしますプロスポーツチームとの連携に関するご質問ですが、次代を担う子供たちを初め県民にスポーツの素晴らしさを伝えるとともに、スポーツを通じた地域の活性化等を図っていく上で、プロスポーツチームとの連携は重要と考えています。

県では県内11のプロスポーツチーム等で構成する連絡協議会を設置をし、地域貢献に関する取り組み等について情報交換を行うとともに各チームのご協力のもと県内在学の小学生と保護者を公式戦に招待する事業や、選手等を小・中学校に派遣する交流事業を実施しております。

昨年度の公式戦への招待人数は6万6400人にのぼり、今年度は更なる拡充を予定している他、交流事業についても派遣する学校を20校に倍増して実施をする計画であり今後もプロスポーツチームとの連携の充実に努めてまいります。

私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

総合企画部長、冨沢昇君。

私からは、つくばエクスプレスについて、まず決算状況に関するご質問についてお答えします。つくばエクスプレスを運営している首都圏新都市鉄道株式会社の令和4年度の決算は、運輸収入が391億4200万円。

当期純利益が21億4100万円となり、令和元年度以来3年ぶりの黒字となっています。しかしながら感染症拡大前の令和元年度と比べると、運輸収入は87%、当期純利益は35.6%の水準にとどまっています。

次に、利用者を増やすための取り組みに関するご質問ですが、首都圏新都市鉄道株式会社では、利用者数が、感染症拡大前の水準まで回復していないことから、新たな事業創出のため、企画乗車券の発売やデジタルスタンプラリーなどを実施しています。

また、高架下を活用した複合商業施設であるDXアベニューのリニューアルや、緑をテーマとした店舗併設のスペース、グリーンパスの開業など、高架下や駅ナカ等の空間を活用した事業を行い、駅施設の利用促進にも努めているところです。

今後も会社では、様々なイベントの実施や、沿線施設と連携した企画の実施などにより、鉄道の利用促進に努めていくこととしており、県としても、沿線市など関係者と連携し、情報発信などにより、会社の取り組みにより協力してまいります。以上でございます。

保健医療担当部長。井口豪君。

私からは医療についてお答えいたします。まず入院受け入れに関する一斉照会システムに関するご質問ですが、県では、新型コロナウイルスに感染した妊産婦の入院調整の迅速、効率化を図るため、令和3年10月より、周産期母子医療センター等に対し、入院受け入れの可否を一斉に紹介するシステムを導入いたしました。

運用開始から本年5月までに、新型コロナウイルス感染者27名と、感染が疑われた198名の合計225名の妊産婦に対して、本システムを用いた入院調整が行われたところです。本システム導入により搬送先が速やかに決まるなど、医療機関からも高く評価をされております。

次に東葛北部医療圏における周産期医療に関するご質問ですが、県では分娩リスクの高い妊娠や高度な新生児医療等に対応する。地域周産期母子医療センターに松戸市松戸市立総合医療センターを同センターに従事した比較的高度な周産期医療を提供する母体搬送ネットワーク連携病院に、東京慈恵会医科大学付属柏病院をそれぞれ位置づけ、同医療圏における周産期医療体制の拠点としているところです。

また、ハイリスクの妊産婦に対し、医療圏内での対応が困難な場合には、母体搬送コーディネーターを配置した県下2ヶ所の総合周産期母子医療センターが、全県的な調整を行うことで、医療圏内の体制をサポートしています。

今後ともこうした拠点となる医療機関への支援や、医療機関相互の連携ネットワークの構築等を通じ、県民が安心して妊娠出産できる環境作りに取り組んでまいります。次に小児AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法についてのご質問ですが、卵子精子の採取保存等を行う妊孕性温存療法は抗がん剤等の治療の前に実施する必要があるため、患者さんやご家族が適切な時期に意思決定できるよう、正確な情報を早期に提供することが重要です。

また、がん等の治療期間と妊孕性温存療法を行う生殖医療機関が異なる場合が多いため、これらが適切に連携することが必要です。そのため県では、千葉県がん生殖医療相談支援センターを千葉大学医学部附属病院に設置し、患者や医療機関等からの相談にワンストップで応じるとともに、妊孕性温存療法に関する普及啓発、医療機関間の連携促進を行っております。

今後も妊孕性温存療法が必要な患者に円滑に行われるよう取り組みを進めてまいります。次に生涯を通じた健康作り、対内健康作りへの取り組みに関してお答えを申し上げます。県では、県民が健康で心豊かに暮らす社会の実現に向けて、健康増進計画である健康ちば21に基づき健康作りに関する様々な政策を展開しております。

具体的には、食生活における原因や、野菜摂取の積極的な推進、今より10分間体を体を動かすプラス点の普及啓発良質な睡眠に繋がる生活習慣などの情報発信等に取り組んでいるところです。今後も県民一人一人が生涯を通じて主体的に健康作りに取り組めるよう、市町村や関係機関と連携し、取り組みを進めてまいります。

以上でございます。

都市整備局長。小川剛志君。

私からは、県立。柏の葉公園における民間活力の導入についてのご質問にお答えいたします。県では、公園の更なる魅力向上に向け、民間活力により、園内の緑や水辺の景観を生かした飲食施設そして新たな都市型スポーツ施設などの整備を目指しております。

飲食施設の設置については、昨年4月に先行して事業公募を実施し、選定委員会による審査を経て、大和リース株式会社を代表とする事業者を選定しました。本年3月には、事業者から提案のあった具体的な建設計画の認定を行うとともに、事業を円滑に推進するため、官民の役割分担について定めた基本協定を締結したところでございます。

次に今後の予定についてのご質問ですが、現在、事業者においては、飲食施設や休憩施設等の設計を行っており、この後、都市公園法や建築基準法等に基づく手続きを経て工事に着手し、令和6年夏ごろに供用を開始する予定です。

また、都市型スポーツ施設の導入については、先進事例や民間事業者からの提案等を参考にしながら、事業公募に向け検討を進めているところです。引き続き、民間が持つノウハウ等を有効に活用し、地域の活性化に繋がる魅力あふれる公園となるよう、地元市とも連携しながら積極的に取り組んでまいります。私から以上でございます。

警察本部長、田中俊恵君。

私からはまず、柏警察署の警察官の増員についてのご質問にお答えいたします。県警では、地域の安全安心を確保するため、管内の治安情勢の変化等を踏まえ、警察官の配置の見直しを行っており、柏警察署の警察官については、10年前と比較して31人増員し、現在県下で最も多い警察官357人を配置しています。

続いて、柏警察署の警察力の強化に向けた方針についてのご質問ですが、柏警察署については、管内の警刑法犯認知件数、交通事故発生件数、110番受理件数が県内最多であり、業務多忙な警察署であることから、引き続き警察官の配置の見直し、移動交番買車の機動的、効率的な運用の他、機動捜査隊交通機動隊、自動車警ら隊などの県本部執行隊による応援などにより、治安維持に万全を期してまいります。

次に、飲酒運転による交通事故の発生状況についてのご質問ですが、本年5月末現在の飲酒運転による交通事故は53件発生し、昨年同時期と比較して5件増加しております。また、飲酒運転による死亡事故は4件発生し、昨年同時期と比較して1件減少しております。

最後に、飲酒運転受刑者の手記などの活用についてのご質問ですが、県警では、令和5年の交通事故防止対策の柱の一つに、飲酒運転の根絶を掲げ、学習の取り組みを推進しているところです。新たな広報啓発資料として、令和4年12月に市原刑務所の協力を得て、飲酒運転受刑者の手記と、手記を題材とした動画を作成しております。

作成した手記は運転免許センターにおける講習時や交通安全教室、警察署の窓口などへに配布し、動画は県警ホームページで公開している他、運転免許センター、指定自動車教習所、交通安全教室等で応援するなど、飲酒運転根絶機運の醸成に活用しているところです。

動画を見た県民や企業の方々から、これは本当に心に響く内容だった。職場研修などに活用したい。といった反響があり、飲酒運転根絶に対する意識の高揚に効果が認められることから、引き続き飲酒運転は絶対しないさせない許さない。

社会環境を作るために活用してまいります。以上でございます。

議長松﨑太洋君。

知事初め執行部の皆様、ご答弁ありがとうございました。再質問と要望させていただきます。まず医療についてでございます。東葛北部医療圏の周産期医療の課題でございます。

県として、新型コロナウイルスに感染した妊産婦のための一斉照会システムを導入するという、ソフト面での対応を行ったわけですけども、実際ハード面のところでございまして、受け入れ先である。医療機関が増えたわけではございません。

柏市では2年前、あのような事案が発生したわけでございます。高度急性期医療機関では、受け入れが、受け入れ可否に厳しいため、近くに周産期医療に着手する。急性期医療病院が必要であると考えております。民間の医療機関にこれをお願いしても、周産期医療はなかなか採算が合わないらしく厳しい回答が返ってきます。

そこで、柏市には、支援の病院ございます。周産期母子医療センター認定病院を目指してほしいと願っております。施設老朽化のため建て替えが決まり、新しく生まれ変わるようですけども、これを機にできれば、抜本的な機能強化を図ってほしいと望みます。

柏市では、ずいぶん前から、この周産期医療が課題に挙がっていたわけでございます。よって、尊い命が救えなかったのかも知れません。地域医療のビックポイント。これを担うような市立病院にしていくのが理想です。あくまでも市政の話でございますけども、この東葛北部医療圏の弱い部分を今後協議の場では、県としても、東葛北部医療圏で追求していってほしいと要望いたします。

さてですね、その妊産婦の入院調整に導入された。一斉紹介システムについてでございますこれは再質問させていただきます。このシステムは、いわゆるコロナ由来、すなわち、新型コロナウイルスに感染した妊産婦のための対策でございました。

コロナも5類に移行されましたので、利用も減ってくるのかと思います。そこでお聞きします。一斉紹介システムについて今後どのように運用していくのか。次に千葉県生涯大学校について要望いたします。本年策定された第3次千葉県生涯大学校マスタープランにおいて、来年度、千葉ふるさと作りコースが新設されるとのご答弁でございました。

以前、この中で休校となり、職員が減ったときは、生涯大学はなくなってしまうのではないかと、在校生たちが懸念していたものでございます。ここへ来て、コースが新設されるとのことで、皆さんきっと安心されると思われます。

これからも地域の活性化に資する人材を育成することに努めてください。また申しておりますが、雨漏りを始め、老朽化した施設の修復も継続してお願いいたします。次に、スポーツ振興についてでございます。県内在学の小学生と保護者を公式戦に招待する事業や、選手等を小・中学校に派遣する交流事業を実施しているとの答弁でございました。

私の地元の柏市飯野小学校にもですね、昨年は千葉ジェッツがそして本年は千葉ロッテマリーンズが派遣されたとお聞きしております。これからもですね、広く子供たちにスポーツの楽しさを体験させるため、交流事業の拡充に努めてください。

次に、県立柏の葉公園についてでございます。柏の葉公園の民間活力の導入にあたっては、柏市ともしっかり連携して進めていただき、更なる公園の魅力向上そして、より多くの人を呼び込んでいただき、新たな賑わいを創出していただくよう要望いたします。

次につくばエクスプレスについて要望します。3年ぶりの黒字とのご答弁でございました。エネルギー価格の高騰もございまして、厳しい状況が続きます。しかしどうかですね。運賃の値下げを働きかけていただきたいところでございます。

もしくは、その前に学生定期の割引率を上げていただくことを検討していただくよう要望いたします。次に、飲酒運転の根絶について要望します私もこのたび、免許書の運転免許証の更新をしまして、飲酒運転受刑者の手記、これをいただき読みました。

非常に心に響く内容となっております。私は毎回質問させていただいておりますけれども、飲酒して車を運転すると同どのような事態を招くか。その先にどのような悲劇が待っているか。地道に訴えていくことが大事だと思います。

これからもですね、飲酒運転根絶に向け、広報啓発に努めていってください。以上、2回目とさせていただきます。

保健医療担当部長、井口豪君。

一斉紹介システム認定の今後の運用についてのご質問ですが本システムのこれまでの運用実績を踏まえ、今後、新型コロナウイルス感染症以外のハイリスク妊産婦にも対象を拡大していくことについて研究をしてまいります。以上です。

松﨑太洋君。

ありがとうございました。最後の要望となります。医療機関からも高く評価されているこの一斉照会システムであると先ほどもご答弁ございました。運用実績も踏まえますと、今後も広く運用すべきと考えます。

いわゆるハイリスク、妊産婦全般に使用できるよう拡大していただけますように強く要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ご清聴誠にありがとうございました。

暫時休憩します。再開は午後1時の予定です。