柏駅西口北地区市街地再開発の状況について

柏駅西口北地区市街地再開発準備組合が地権者の皆様に向けて発行するリーフレット『準組NEWS』の令和5年1月号が発行されました。

『準組NEWS』によると、昨年12月に、準備組合員の皆様を対象に、「事業方針に関する説明会」を下記の日時で2回行われ、下記の方針が発表されました。

「40万人都市」「商業都市」として賑わってきたものの、「柏」の魅力が徐々に低下 している。 選ばれ続けるまちであり続けるため、新たな「まちづくり方針」を策定し、早急に実現 していく必要がある。

●今後の方針
◆まちの新たな顔となる体験型商業施設 ・文化交流施設等を整備することで、 広域集客機能を担い、本エリアおよび 柏駅周辺の賑わいと回遊性を向上させ る。
◆2階デッキ上および商業施設の屋上ス ペースに交流広場機能を整備し、駅前 の北口広場から繋がる空間として、駅 前に新たな憩い・交流の機能を創出す る。
◆商業施設等の一部に、子育て支援機能 や文化交流機能を整備し、駅前に必要 な都市機能を拡充し、多様な世代に選 ばれるまちの魅力を向上させる。

事業協力者として三井不動産が参画しています。
すでに、高島屋が再開発事業に参加しない意向を示しています。
柏駅西口北地区市街地再開発準備組合は、高島屋の本館と第一駐車場を除き、施設配置案の検討も進めています。
規約上の施行区域は約3.8ha。髙島屋本館と第一駐車場も含まれています。高島屋を除いた区域で実施する場合は、総会で規約を変更する必要があります。今後、事業区域を判断した上で柏市に都市計画を提案することになります。

『準組NEWS』で示された図によると、駅寄りの南側に商業・子育て支援・文化交流・教育・駐車場・ルーフガーデンなどの機能で構成する施設、その東側に病院などの施設を配置され、北側一帯に高層住宅3棟を設け、全棟の2階レベルを柏駅西口歩行者デッキと接続する内容となっています。
この図は、あくまで、決定したものではなく、今後詳細検討を進めるためのたたき台とのことです。

今後のスケジュールについて、
合意形成を経て1年程度で都市計画提案を行い、その半年程度先の都市計画決定の予定と示されています。その後、1年程度先の組合設立と事業計画認可の見込みとなります。
※今後、行政との協議やプランの検討状況、同意取得活動状況により、変更となる場合があります。

参考 2021年6月の記事です。

柏駅西口北地区再開発事業と旧そごう跡地についての議論

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)