増尾4丁目付近のマンホールから汚水があふれる事故が発生した件について、柏市から報告がありましたので、共有いたします。
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1月10日(火曜日)12時頃から、増尾4丁目20番地および21番地付近のマンホールから汚水があふれる事故が発生した件について、原因調査が完了しましたので、以下のとおり報告します。
1 工事概要
工事件名:公共下水道施設耐震化工事(その1)
工事場所:柏市増尾842番先
概要:工事延長L=123m、管きょ更生工φ700mm
事故発生日時:令和5年1月10日(火曜日)12時30分~21時15分
2 原因
- 施工時に工事区間の汚水を迂回させるために設置した2台のポンプのうち、1台が排水ホースの接続不良により、一時的にポンプを停止したことで排水能力が低下した。
- 汚水の迂回は、受注者の責において、検討・施工すべきところ、受注者が施工前に汚水流量の確認が十分にできていなかったため、設置したポンプの能力が、汚水流量の時間変動に対して不足してしまった。
- 発注者としても、受注者の施工計画に対し、確認が不十分であった。
3 被害状況
- マンホールから汚水のあふれ:4件
- 宅内汚水桝からのあふれや、汚水の滞留:11軒
- 道路舗装の破損:1箇所(事故翌日に被害状況を確認)
4 事故後の対応
- 事故によって被害のあった箇所の清掃や消毒作業を実施。
- 損傷のあった道路の舗装復旧作業を行う。
5 再発防止策
- 事前に流量を把握したうえでポンプ能力を決定し、施工前に試験的に仮排水を行い、ポンプの能力が十分に足りているか確認を行う。
- 不測の事態に備え予備のポンプ等を用意し、上流部に観測人員を配置する。
※以上の再発防止策を講じたうえで、当該工事を再開いたします。