先週は、柏市監査委員として、健全化判断比率等審査がありました。
健全化判断比率とは、財政の早期健全化や再生の必要性を判断するためのものであり、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」の4つの指標の総称です。
資金不足比率についても審査します。
資金不足比率とは、地方公共団体の公営企業の資金不足を、その事業規模と比較して指標化したものであり、経営状態の悪化の度合いを示すものです。
健全化判断比率と資金不足比率、
どちらの指標も、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、算定・公表が義務付けられています。
※令和元年度までの柏市の健全化判断比率及び資金不足比率は、柏市ホームページで公表されています。
https://www.city.kashiwa.lg.jp/zaisei/policy_pr/zaiseishisu/3536.html?fbclid=IwAR2C9ilaA3u8DyT8DP5MYEUNQrer9PcaEeVeVD8sXiX6VnkiQ-txukOIs70
あくまで、国の「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」による指標であり、この基準をクリアしているから安心というものではありません。
柏市としては柏市経営戦略方針(総合計画)で、柏市独自の指標を定め、健全財政を維持できるようマネジメントしていくことになっています。