柏市役所の事業の中で、何があってもストップできない事業の一つが、ごみ事業です。
柏市では、1年間に約66億4661万円(令和2年度)が、清掃事業関連で使われています。一般会計の約4.5%を占めます。
日本の自治体のごみ回収•
柏市の可燃ごみ処理費用は、約30億円。
そのうち生ごみ(厨芥類)は約13%。生ごみの約80%は水分で、水切りによって10%は減らせると言われています。
生ごみとして焼却炉に出し、環境や財政に負荷をかけるのではなく、
コンポストを利用して土の栄養に変え、さらには花や家庭菜園に活かせたら!
この活動が一人ではなく、同志で支え合うコミュニティとなり、わが広がっていけば!
そんな川浦智子さん(一般社団法人 日本糀文化協会 理事)の呼びかけに、賛同して始めました。
家庭で、子どもたちと共に学ぶことができることも魅力です。
2014年春、フライブルク(ドイツ)を視察し、環境・エネルギーや交通政策と共に、ゴミ行政についても調査しました。
回収方法だけでなく、ごみの減量とリサイクルによって大幅にゴミ処理費用が削減することができます。
フライブルクでは、生ごみ、紙類、プラスチック、ガラス、衣類、枝木はリサイクルします。リサイクルでき
できる限りリサイクルし、どうしてもリサイクルできないものだけ燃やす。燃やしても焼却灰は残ってしまいます。
※柏市南部クリーンセンターでは、焼却灰を凝縮させて量を減らし、レンガなどに加工する技術があるのですが、東関東大震災以来、中断しています。
「燃えるごみ、燃やすごみ」を減らさなければなりません。
柏市では、北部クリーンセンター、南部クリンーセンター、クリーンセンターしらさぎ(柏・白井・鎌ケ谷環境衛生組合)で、ごみを焼却しています。
これから人口が減少することが予測されます。
3つあるクリーンセンターが老朽化する前に、これからの方針を考え、示していかなければならない時期です。
ごみ行政は、私たちの生活にとってなくてはならない事業です。これを機に市民を巻き込んだ議論が必要です。
財政運営など語ってしまいましたが、
川浦さんは、「環境のため・・・しなければ」となっては、一部の人しか広がらないので、無理なく、楽しくやっていきましょうとお話しされています。
「台所でできる持続可能な未来をつくるお手伝い」とコンポストのカタログに書かれています。
まずは、私が、子どもたちと学んでいきます。
プラスティックについても、こどもたちと考えています。
このコンポストに取り組むことで、プラスティックの課題をより実感してもらえるのではと期待しています。