【柏市】マイナンバーカード交付申請書の誤交付について

柏駅前行政サービスセンターにおいて、マイナンバーカード交付申請書を誤って他の方へ交付する事案が発生したと、柏市からの発表がありました。

柏駅前行政サービスセンターの窓口において、申請者とは異なる方の氏名等が記載された申請書を他の方へ交付したもの。なお、誤交付した申請書は既に回収し、関係するお二人には謝罪を行ったとのことです。

マイナンバーが導入される際、さまざまな懸念が示されましたが、信頼されるシステムと運用であることが強調されたことを思い出します。
しかし、いくらチェック体制を厳重にし、注意し、慎重に行なったとしても、間違いは出てしまうものです。
現場対応だけでなく、今回の間違いを踏まえ、より間違いの起こりにくい仕組みを作っていくよう、見直しを求めます。

以下、柏市の報道資料に示された経緯、原因、再発防止についてです。

【経緯】
8月1日(木曜日)
マイナンバーカード交付申請希望者(以下、A氏)に、住民票とマイナンバーカード交付申請書を交付した。

8月2日(金曜日)
A氏から、マイナンバーカード交付申請書が別人(以下、B氏)のものであると連絡があり、A氏に謝罪した。なお、A氏の申請書は印刷記録がない(作成されていない)ことを確認し、説明した。

8月6日(火曜日)
B氏の申請書の回収方法についてA氏と調整する中で、A氏が同センターへ持参いただくこととなる。

8月9日(金曜日)
A氏からB氏の申請書を回収した。同日、B氏に誤交付及び回収について説明し、謝罪した。

【原因】
職員が申請書を作成する際、システム上でA氏のデータを選択すべきところ、誤ってB氏のものを選択し、印刷してしまった。
会計窓口で別の職員が書類を手渡す際に、住民票は確認したが、その後、マイナンバーカードの交付申請方法について説明するも、申請書の内容を確認せずに交付してしまった。

【再発防止】
市民へ個人情報が記載された書類を複数交付する際のチェックの手順を見直し、従来のダブルチェックをより有効なものとするなど、チェック体制をより厳重にし、再発防止に努めてまいります。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)