「国の政策、3割が効果測れず」

「国の政策、3割が効果測れず」と日本経済新聞(2022/03/22)と一面に掲載。
事業を始める前に目標や指標が示されていないものだけでなく、終了時に目標や指標が変わっていて、何となくうまくいったかのように説明されていることが、地方自治体でも多く見受けられる。
かつて、私が柏市議会で総合計画について質問した内容です。
重要なのは「評価」であると、私は考えています。
計画策定段階から、事業の目的を明確にしておき、評価指標を定めておく必要があります。数値で測定できるものだけではなく、「幸せ」や「社会的安定」など数値で測定できない事業についても、「○○の目的を達成するために」、「■■が、どれだけ増えたか」などの評価指標を、計画とともに提示して欲しいです。
財務的な評価だけでは測定できない社会的価値を評価してきたソーシャル・インパクト・ボンドの評価・測定法などを参考にすべきではないかと思います。

柏のまちづくりの指針-柏市第五次総合計画
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投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)