政策とデザイン

ただ今、議会質問の準備中。

ゴミの戸別回収について議論するため、フライブルク市の資料を手にしている。
内容の前に、パンフレットや案内がカッコいい。
デザインの力を感じる。

自家用車よりも便利に、いつでも、どこにでも移動しやすい公共交通網についても議論する準備をしている。
‪これまたフライブルクの交通公社のパンフレットを手にしたが、こちらもやっぱりカッコいい。‬

デザインにお金をかけるなら、もっと困っている人のためになるようなお金の使い方をしてほしいという声は、確かにある。

しかし、必要な人に伝わらなければ、せっかくの支援事業もそのための予算も無駄になってしまう。

日本の行政も、だいぶ洗練されてきたように感じていたが、キレイに、見やすくといった表面的なデザインは進歩が見られるが、
その政策のコンセプトに踏み込んで、伝えたい人に伝わる広報は少ないのではないだろうか。

そして、それは広報のデザインの問題ではなく、政策自体のコンセプトが曖昧で、誰のため、何のためかが考え尽くされていないからではないだろうか。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)