健康寿命延伸都市・松本を視察

先週視察しました松本市のご報告です。
住民が主体的に地域課題解決に向けて取り組む地域づくりと一体となった「地域包括ケアシステム・松本モデル」がテーマでした。

柏市でも、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が進められています。

ただ、松本市は、健康寿命延伸都市宣言をし、市のあらゆる事業に、「健康寿命延伸」という柱があります。

松本市の菅谷市長は元医師で、市民の健康や生きがいづくりの仕組みを一生懸命に考えていることが分かります。

「市民一人ひとりの健康寿命を伸ばし、ひいては、松本のまち全体の身体的、精神的、社会的な健康水準を高める。
健康に直接かかわる分野だけでなく、経済・環境・教育など、各分野において、健康寿命を考えた総合的な取り組みを市民総ぐるみで展開する。
そして、経済の活力と環境の良さ、暮らしの安心を伴った、バランスの良い、持続可能な松本のまちづくりを進める。」

全国どこでも同じ事業が、国の通達で進められているのではなく、聞こえのいい言葉が並んでいるだけでもなく、市長の使命から出てきたものと感じます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)