先週視察しました松本市のご報告です。
住民が主体的に地域課題解決に向けて取り組む地域づくりと一体となった「地域包括ケアシステム・松本モデル」がテーマでした。
柏市でも、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が進められています。
ただ、松本市は、健康寿命延伸都市宣言をし、市のあらゆる事業に、「健康寿命延伸」という柱があります。
松本市の菅谷市長は元医師で、市民の健康や生きがいづくりの仕組みを一生懸命に考えていることが分かります。
「市民一人ひとりの健康寿命を伸ばし、ひいては、松本のまち全体の身体的、精神的、社会的な健康水準を高める。
健康に直接かかわる分野だけでなく、経済・環境・教育など、各分野において、健康寿命を考えた総合的な取り組みを市民総ぐるみで展開する。
そして、経済の活力と環境の良さ、暮らしの安心を伴った、バランスの良い、持続可能な松本のまちづくりを進める。」
全国どこでも同じ事業が、国の通達で進められているのではなく、聞こえのいい言葉が並んでいるだけでもなく、市長の使命から出てきたものと感じます。