『コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方』を上映!

柏まちなか映画館にて、『コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方』を上映しました。
一番、リクエストの多かった作品です。
私たちも上映できるのを心待ちにしていました。コスタリカは、1948年に軍隊を廃止し、軍事予算を社会福祉と教育にあて、国民の幸福度を最大化する道を歩んできました。

その理念、実現に至る歴史、人(福祉•教育)や環境への投資、そして課題についてが描かれています。
熱い気持ちがこみ上げてきます。

アメリカ合衆国との圧力や隣国からの侵攻にも負けず、中立を守ってきました。
国際法への信頼と民主主義に支えられていることが分かります。
ただ、経済格差の拡大とグローバル経済がもたらす影響により、軍隊のない状態が続けられるかどうかは分かりません。

柏まちなか映画館のお陰で、昨年末から立て続けにドキュメンタリー映画を観ているお陰で、目も肥えてきました。
「なぜ、このような事実が提示されるのか?」
「一方的な考えの紹介になっていないか?」
「どのような手法が使われているのか?」
そういったことを話し合うことができました。

上映終了後に、みんなで感想を共有する対話の時間があるのが、柏まちなか映画館の特徴です。

多様な考えを持った人たちが集まり、対話できる場となっています。

この柏まちなか映画館を運営しているのが、柏まちなかカレッジです。
まちなかに、対話の文化を根付かせていこうと目指し活動しています。

10年ほど前、柏まちなかカレッジを立ち上げる時に、私が示した方針が、「コスタリカ戦略」でした。
「ない」強みを打ち出すというものです。もし、よろしければ拙著『地域の力を引き出す学びの方程式ー柏まちなかカレッジにみる教育×まちづくりの答え』をご覧ください。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)