今夜は、柏まちなかカレッジの第56回魁!!!歴史塾に参加。
今月のテーマは、「海と日本、島と日本〜”島国日本”とその歴史」でした。
国際情勢や北朝鮮問題が騒がれている今、今回も小峯さんによる絶妙なテーマ設定でした。
参加者それぞれの旅や仕事での島との関わり、これまでに考えてきたこと、関心を持っていることを持ち寄り、話し合いました。
私からは7月に八丈島を訪れた時にお聞きした「有人離島の意義」についての話を紹介しました。
小峯さんからは、琉球の海洋国家としての意気込みが記されている「万国津梁の鐘」の銘文をご紹介いただきました。
世界の架け橋になることが、日本の可能性ではないかという考えをお聴きしました。
小峯さんが番頭として運営し始めてから、魁!!!歴史塾は、参加者の関心や世相をとらえたテーマ設定で、知識の有無に限らず発言しやすくなったと感じます。
ありがたい限りです。
学術界の最先端の研究論議ではないかもしれませんが、バックグラウンドの違う参加者が、それぞれの仕事や人生から得た経験を持ち寄り、対話することで、思いもよらぬ知恵が生まれてくるかもしれません。
まさにプラグマティズム。
大学ではなく、まちなかで練り上げられた生きた学問を目指します。
今、柏まちなかカレッジの可能性や意義を考え、これからの企画を練っています。
私が影響を受けた歴史家•鹿野政直氏の『「鳥島」は入っているか』では、たとえば「日本」の歴史と言う時に、「鳥島」の歴史は入っているか?という問いかけがあります。
(本の内容では、さらに、端っこの問題と言って「斬り捨て」ていいというものではないという鹿野氏の考えから、歴史学の自己点検が行われていきます。)
久々に歴史の本を開きました。