人の話をちゃんと聴く対話会-久々の柏まちなかカレッジの開催

他の話をちゃんと聴く機会は、意外にないものです。仕事や家事ではなく、自分の話(人生や社会、好きなことや嫌いなことなど)を聞いてもらう場も少ないのではないでしょうか。
特に、政治や人生観は、他者に話すものではないと心がけている人もいるのではないでしょうか。
オンライン会議では、議題にそれる話をする機会もなくなりました。終わったらブッツリ切れてしまいますので、トイレや喫煙所での立ち話や歩きながらの会話もランチやお茶しながら話す機会も減りました。
「不要不急」の外出や集まりは控えてきたコロナ禍。「不要不急」のテーマばかり扱って対話していた柏まちなかカレッジですが、そろそろ必要な話ばかりでなく、たわいもなく、どうでもいい話をしてみたい、
そろそろ許されるのではないかと、様子を見ながら久々の開催でした。
柏まちなかカレッジとは、まちが学校・だれでも教師 そして 対話を大切にするコンセプトにした柏を拠点とするコミュニティカレッジ(市民大学)です。
まちに対話を根付かせよう。
学校だけでなく、飲食店などまちなかの場所をお借りしながら開催してきました(これまで500回、150ヶ所、先生250名、参加者のべ人数5000名)。
最初は、都内では活躍していても地域では知られていない方を先生にした講座を。
そのうち地域課題を解決していくためのプロジェクトを。
あわせて、世間一般では、役に立たないように思われているような対話会を。
柏まちなかカレッジでは、設立から市民が主役、市民が先生、そして対話の促進を掲げて活動してきました。
今回、基本に立ち戻り、みんなが主役となって、とにかく語り始めてみませんか?という企画で、ゆるく対話の会を開催しました。
今回は、参加者お一人おひとりの声にじっくり耳を傾けることに重きを置いた場でした。
これまでの日常では、勝手に自分の話を長々とする人はいますが、どちらかというと迷惑そうに見られてしまいます。
しかし、今回は、邪魔されることなく、みんながじっくりと耳を傾けてくれる。次の人が、私の話に影響を受けて、その人の話の中に、何か私の話のエッセンスを加えてくれる。
素敵な時間でした。
SNSでじっくり交流してきたけれど、会うのは初めての方とも出会えました。
これまでは実際にお会いしてからSNSで交流するという感じでしたが、これからはSNSで交流してから実際にお会いするというほうが自然のように感じるようになりました。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員選挙(柏市)•立憲民主党公認候補予定者。 2021年10月、柏市長選挙(2021年)に無所属で立候補。43,834票を託して頂きました。その後、AIで水道管を救うFracta Japan株式会社の政策企画部長に。 元柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。元高校教諭。2児の父。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 (社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)