千葉県新型コロナウイルス感染症に係るPCR等検査無料化事業 補助金の交付決定の取り消し及び不交付決定について

千葉県新型コロナウイルス感染症に係るPCR等検査無料化事業
補助金の交付決定の取り消し及び不交付決定について、千葉県より情報提供がありましたので共有いたします。

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本県では、令和3年12月から本年3月末まで、新型コロナウイルス感染症PCR等
検査無料化事業を実施してきましたが、他自治体が同種の事業にかかる交付決定取消または不交付決定を行った事業者のうち、本県への申請に疑義が確認された2事業者に対し、申請を不正と判断し、本日、全額交付決定の取り消し又は不交付とする決定をし、その旨を通知したので、お知らせします。

また、本年7月14日に、未交付分について不交付決定を行った事業者に対し、交付済
分にかかる適正な事業の実施が確認できなかったことから、本日、交付決定取消及び返還命令を行い、その旨を通知したので、併せてお知らせします。
本事業については、今後とも、不正が発覚した場合には適正に対処してまいります。

1 他自治体が交付決定取消等を行った事業者への、本県の今回の決定

(1)事業者名:㈱メディトランセ(東京都新宿区)
・措置内容:交付分にかかる交付決定取消(全額返還)及び未交付分にかかる全額不交付決定
・返還請求額:46,913 千円(令和4年3~12月実施分 5,803 件)
・不交付決定額:4,994 千円(令和5年1~3月実施分 744 件)
・決定理由:不正の手段により補助金の交付を受け、また受けようとしたため
・不正事案の例:多数(20名以上)の受検者が同一の携帯番号を記載
存在しない地名を住所に記載(8名、30件以上)
*複数回受検者の、複数回に及ぶ記載を含む
同一人による住所地市町村名の誤記載 等

(2)事業者名:㈱HOS(東京都中央区)
・措置内容:全額不交付決定
・不交付決定額:76,887 千円(令和4年4月~5年3月実施分 7,306 件)
・決定理由:不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため
・不正事案の例:存在しない地名を住所に記載(13名、30件以上)
同一の複数回受検者による、複数項目に及ぶ記載ミス 等

2 本年 7 月 14 日に不交付決定を行った事業者への追加の決定

(1)事業者名:平石クリニック(横浜市)
・措置内容:交付分にかかる交付決定取消(全額返還)
・返還請求額:1,087 千円(令和 4 年 6 月実施分 75件分)
・決定理由:
令和 4 年 7 月から 5 年 3 月実施分について、多数の疑義事案が確認されたこ
とから不正と判断し不交付決定を行ったことを踏まえ、すでに交付を行った令和
4年 6 月実施分について、適切な事業実施の確認のために疎明を求めたところ、
十分な説明がなく、提出を求めた書類についても期限経過後も提出がないため。

(参考)
〇 千葉県 PCR 等検査無料化事業
県に登録した事業者が県内に設置する検査拠点において、検査対象となる者が無料
で新型コロナウイルス感染症の検査を受けることができるよう、事業者に対して補助
金を交付する事業
実施期間:令和 3 年 12 月 24 日~令和 5 年 3 月 31 日
実施件数:約 73 万件

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)