Boven 雑誌図書館を訪問-台北報告①

台北で開催された直接民主制に関する政治フォーラムに参加し、ただ今、帰国。

フォーラム終了後、台北市の図書館や本屋、歴史的建造物の保存活用事業、ストーリートバスケットボールなどを見学することができましたので、報告していきます。※議会閉会後で、私費での活動です。

台北では、図書館や本屋さんなどを拠点に、文化的なイベントが開かれている。本にまつわる施設や事業に出会い、独自の形態で運営されていることを知った。
その一つが、会員制の雑誌図書館 Boven

忠孝復興駅からそごうや微風広場のほうに歩き、中に入ったところにある。マンションなどが並び、お洒落なコーヒーショップなど飲食店も。

Bovenの一階はカフェとなっているが、私が訪問した時は残念ながらお休み。
せっかく来たのに、雑誌図書館も休みかとガックリしてしまったが、事務所に人がいればと隣の扉を押すと開くではないか!
図書館はオープンしていた^_^

1日利用300元、個人年間会員1000元(1年間利用し放題)、法人会員3000元。
Wi-Fi も電源もあり、仕事や研究をしている人も。

靴を脱いでスリッパに履き替える。
音楽が流れ、居心地がいい。
ソファの席と机の席がある。

国内外から取り寄せた雑誌を約2万冊を所蔵。
大宅壮一文庫のように、すべてを収集し、保存するというよりは、Bovenは厳選し、共有することが目的のようだ。

日本の雑誌も多い。Boven のオーナー Spencer さんは、移動式本屋「経て、『暮らしの手帖』編集長を務めた松浦弥太郎の影響を受けたと、吹田良平『NEIGHBORHOOD TAIPEI』で読んだ。

ライフスタイルやファッション、デザイン、インテリアや建築、旅行やバイクなど、時間を忘れて読みふけった。

写真やデザインは、言語が分からなくても、感じ取れるものがある。
海外の雑誌は高価で、内容が分からないのに手に取るという機会は貴重だ。

図書館は、市民にとって入手できないけれど、市民が本に触れられる機会を作ってきた。
以前と比べ、今は本が入手しやすくなった分、このBoven のような選書から学ぶことは多い。

入り口には、地域のイベント情報などが掲示されいた。

所在
大安區復興南路一段107巷5弄18號B1

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)