桂春蝶さんの落語独演会は、笑いあり、涙あり、社会勉強あり、人生の学びありの濃い内容でした。
機会を見つけて、また観に行きたいです。
「高い壁を越えると、今度は、その壁が自分を守ってくれる」といった金言も、面白い話の合間に聴くこともできました。
「約束の海-エルトゥールル号物語」は、落語で演じるには高い壁なのかもしれませんが、春蝶さんは乗り越えられ、落語家の可能性を切り拓いていると確信しました。
桂春蝶さんのお話をもっと聴きたいと心から思いました。
波は、いつも同じでない。その不安定さを楽しみ、波に乗る。
桂春蝶さんのお父様でもある、先代の桂春蝶さんが、落語家の仕事をサーフィンにたとえて説明されたそうです。
ちなみに、先代の桂春蝶さんはサーフィンをしたことがないとのことですが。
私は小さい頃から、先代の桂春蝶さんのビデオを繰り返し観て育ちました。
大人になってからも、桂春蝶さんの師匠である3代目桂春團治さんのお噺を観に行ったり、DVDを観ていました。
本当に貴重な時間でした。