久々に早稲田大学を訪れました。
大学の同級生、苫野一徳さんの講演「子どもの生きる力を伸ばす哲学的思考」を聴きました。
哲学とは何か?
幼少期からのご自身の経験を踏まえて、哲学の醍醐味を語っていただきました。
ああでもない、こうでもない、「本質なんてない」という相対主義は、何も生み出しません。
誰もが納得するような共通了解を見出し、ビジョンを示していくのが哲学です。
私自身、政治という世界に身を置き、議論や対話を繰り返す中で、一徳さんの話が身に沁みました。
嘘や中傷合戦を止め、信念対立を乗り越え、お互いの考えを認め合い、建設的な対話から、共通了解を生み出していけるような風土を築いていくことに、力を注ぎます。
子どものための哲学対話についても、お話がありました。
たくさんのヒントをいただきました。『はじめての哲学思考』(ちくまプリマー新書)に、その極意が掲載されています。
ので、柏で子どもたちと哲学対話の会を開きたいと思いますので、ご興味のある方、ご連絡ください。はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書)
学生の頃に語り合ってきた内容が、誰もが納得する言葉で、洗練されて、力強く示されていました。
これまでの一徳さんの日頃の努力と経験を感じ、私も大いに刺激を受けました。