三井物産サス学アカデミーのファシリテーターとして参加。
サス学とは、「持続可能な未来を創る力」を育てるプログラムです。
ESD(Education for Sustainable Development)と呼ばれる教育の一つです。
地球環境や社会経済の課題を、自分たちの問題として考え、協力し合いながら解決策を見つけていく活動を通して学びます。
今年のテーマは、「未来の健康生活」について。
「地球が参考書」です。実際の社会を教材に学ぶプログラムです。
三井物産の社有林である君津の亀山の森を訪問し、視覚、聴覚、嗅覚で森を感じ、森と健康についても考えました。
世界中で幅広い事業を展開する総合商社・三井物産ならではの取組みを教材としています。
これからの学びの基本となるものです。
実際の社会を教材と考えると、自治体が運営する公立学校の可能性は大きいものです。
道路や水道など公共インフラ、福祉、農業、地域経済、環境、エネルギーなど、自治体では生活にかかわるありとあらゆる事業を担っています。
それらを教材に、地域の中で学ぶことをデザインしていきたいと考えています。
1つの学校だけではなく、地域全体を学校と考えていきます。
今回のサス学アカデミーで、実際に森に足を運ぶことで、私自身もアイデアを得ることができました。
学校や公共施設内で、ウッドチップ有効活用し、地域の森林保全する「木づかい運動」を柏市で提案したいと思います。
繰り返される土砂災害やこの異常な暑さへの対策だけでなく、地域の林業の活性化、そして何より、木のかおりがもたらす安らぎや市民の健康にとって、大きな効果があると考えます。
杉浦 正吾さんと、このプログラムを作るために意見交換してきたのは、貴重な経験です。
私が教員を辞めた頃からですので、長い年月をかけて、幾多の苦難も経ながら情熱の炎を絶やさず、サス学をここまで仕上げてこられた杉浦さんを尊敬しています。