学校SOS

複数の方から、市内の教育に対する問題指摘・相談を頂く。児童・生徒の学ぶ権利を奪うような行為は許されない。
すべての教員が悪いわけではないのに、残念でならない。一部の教員が問題を繰り返す「組織のあり方」こそ変えなければならない。もちろん教員に適切な仕事をしてもらうのは当然であるが、問題のあった教員を指導して変えるより、その教員の問題をフォローする体制の整備が大切だと思う。つまり、校長や教育委員会、首長が機能しているかどうかが問題である。
懲戒免職を求める気持ちもわかるが、様々な教員がいることを前提に、マネジメントする必要もある。解雇すればよい、となるとキリがない。むしろ、適材適所の配置こそ「教育的」ではないだろうか。
教員を辞め市議会議員になった今、一学校ではなく組織・制度のあり方を変えるのが、私の役割であると認識している。「一議員には無理」という声もあるが、やる前から放棄するようなことはしたくない。
幸い、様々な方面から情報提供頂き、教育委員会とも対話を続けられている。児童生徒の声、保護者の声、地域の声を、しっかりと教育行政に反映できるようにしたい。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)