千葉県議会での質問を紹介していきます。
本年5月に、沼南高校と沼南高柳高校の統合(案)が公表され、パブリックコメントなどを経て10月に決定されたところです。
沼南高校は、私もかつて一緒に水路の生態調査を行ったり、農業体験でご一緒させていただくなど、地域と連携した学びを実践されてこられました。また、部活動でも活躍が見られます。
一方で、県立学校の統合を検討することは、県内の人口動態などを踏まえ、避けられないことも理解しています。
統合するからには、今日の高校に求められるニーズを踏まえ、生徒の成長のため、地域のため、これからの社会のためになる素晴らしい学校になってほしいと願っています。
昨年の2024年2月の私の一般質問にて、通信制高校を千葉市にある千葉大宮高校だけでなく、東葛地域にも設置するよう要望いたしました。
この統合される高校には、通信制と定時制が併設されると聞いていますが、これまで両校で培われてきた学びを引き継ぐことを考えていただきたいと思い、議会では以下の質問をしました。
沼南高校と沼南高柳高校の統合に向けて、どのような意見があったのか。また、県教育委員会ではどのように対応していくのか。
教育庁から、以下の答弁を引き出すことができました。
〇県民説明会やパブリックコメントでは、「沼南高校を小規模校として存続してほしい」という意見があった一方、「地域と連携した学びや温かい校風を継承してほしい」「生徒一人一人が無理なく学べる学校づくりを進めてほしい」などの要望があったところ。
〇県教育委員会では、今後、統合校の教員等で構成する統合準備室を設置し、新しい校名や制服などのほか、教育課程や学校行事等の検討を進める。
〇新たな教育課程は、現在、実践している健康スポーツコースや芸術コースなどの特徴ある授業や地域と連携した学びなども踏まえるとともに、定時制と通信制を併置することを、効果的に活かせるよう検討を進めていく。
統合校には、午前部・午後部からなる。定時制の課程と通信制の課程を合わせて設置し、相互に履修を可能とすることで、生徒1人1人の生活スタイルや学習ニーズに合わせて学ぶことのできる学校作りを進めていくという答弁も得られ、これまで柏市議会時代から提案してきた東葛地域にも公立の通信制学校を設置することに向けて、大きく前進させることができました。
