本日（2024/7/3）文教常任委員会 午前の部の情報をいち早くお伝えいたします。
※複数人体制でチェックしてはいますが、できるだけ早く、皆様に議論の内容をお届けしたいと文字起こしをしているため、誤字などもあります。ご容赦いただき、各自、ご確認ください。
要約
この会議記録では、主に以下の5つの話題について議論されました。
1. 飲酒運転根絶への取り組み 教育長から、教員による飲酒運転事案への遺憾の意が示され、綱紀粛正と再発防止に向けた取り組みが説明されました。
2. 不登校児童生徒支援と教員採用確保の取り組み 不登校児童生徒支援の基本方針と具体的取り組みが報告されました。また、教員採用確保に向けた様々な取り組みと、令和7年度の志願状況の分析が示されました。
3. 全国高等学校総合文化祭と総合体育大会の開催 令和11年度の全国高等学校総合文化祭の千葉県開催が内定し、令和9年度の全国高等学校総合体育大会の会場地域が決定したことが報告されました。
4. 学校施設の長寿命化計画と大規模改修 県立松戸六実高等学校の大規模改修工事請負契約の締結案件が審議され可決されました。
5. 請願審査と意見書案の協議 教員の未配置解消を求める請願が不採択となり、令和7年度教育予算拡充に関する意見書案が提出されることになりました。
議会の概要
飲酒運転根絶への取り組み
教育長から、教員による飲酒運転事案への遺憾の意が示され、綱紀粛正と再発防止に向けた取り組みが説明されました。
具体的には、自己分析シートを活用した研修の実施、知事メッセージと動画研修の受講、県教委ニュースでの教育長メッセージの掲載、県立学校代表者会議での参加型研修の実施などが行われていることが報告されました。
不登校児童生徒支援の取り組み
県教育委員会では、不登校児童生徒の教育機会確保を支援する条例に基づき、本年3月に総合的な施策を推進するための基本方針を策定しました。
基本方針では、不登校児童生徒の社会的自立を目指し、学びの多様化を基本理念としています。
具体的な取り組みとして、中学生向けのオンライン授業配信を開始し、フリースクール等との連携体制構築に向けたモデル事業を実施することが報告されました。
教員採用確保の取り組み
教員志願者確保に向けた取り組みとして、就職情報サイトやPR動画を活用した採用プロモーション、奨学金返還緊急支援事業の開始、ちば夢チャレンジ特別選考の創設、社会人特別選考の見直しなどが行われてきました。令和7年度の志願状況は、ちば夢チャレンジ特別選考を除くと前年比389人減の4,560人でしたが、同選考を含めると前年比258人増の5,946人となりました。既卒者の志願状況に課題があり、ペーパーティーチャーの採用に向けセミナー等を強化する方針が示されました。
全国高等学校総合文化祭と総合体育大会の開催
令和11年度に行われる第53回全国高等学校総合文化祭について、本県が開催地に内定しました。
国内外から約2万人の高校生が集まり、演劇や合唱、吹奏楽、美術工芸など19部門以上で発表や展示が行われる予定です。
また、令和9年度の全国高等学校総合体育大会について、本県で開催される学校バレーボールなど9競技の会場が9市町に決定したことが報告されました。
学校施設の長寿命化計画と大規模改修
議案第14号として、千葉県立松戸六実高等学校の長寿命化対策に係る大規模改修工事請負契約の締結案件が審議されました。
老朽化した同校の管理特別教室棟などの改修や、昇降機等の増築を行うものです。契約の相手方は鎌形建設株式会社、契約金額は6億2,700万円、工期は令和7年7月31日までとなっています。
質疑応答の後、本案件は可決されました。
請願審査と意見書案の協議
請願第33号「教員の未配置を完全に解消するための千葉県の対策を求めること」について審査が行われ、第1項から第3項まで全て不採択となりました。
一方、自民党および公明党から提出された「国における令和7年度教育予算拡充に関する意見書案」について協議が行われ、当委員会として提出することが決定されました。
行動項目
- 教員の飲酒運転根絶に向けた取り組みを徹底する
- 不登校児童生徒の支援を充実させる
- 教員採用確保に向けた取り組みを強化する
- 全国高等学校総合文化祭と総合体育大会の開催準備を進める
- 県立学校施設の長寿命化計画に基づく大規模改修工事を実施する
参加議員
委員長 鈴木ひろ子(自民党)
副委員長 松崎太洋(自民党)
委員 宍倉登(自民党)
委員 関政幸(自民党)
委員 鷲見隆仁(自民党)
委員 野田宏規(自民党)
委員 菊岡たづ子(立憲民)
委員 山下洋輔(立憲民)
委員 仲村秀明(公明党)
委員 田沼隆志(千政団)
委員 浅野ふみ子(共産党)
委員 榎本怜(国民)