「数学の楽しみ方の見本市」であるマスパーティ2019の日曜数学会にて、「一生モノの学力を身につける算楽塾での取り組み」についてスピーチ致しました。
会場には、小学生や高校生から、おじさんおばさんまで、年代を越えて、数学の楽しさを共有しています。
子どもの頃に、この雰囲気に身を置けたら、可能性が開かれる人もいると思います。
各地で数学イベントが定期的に開催され、数学愛好家のコミュニティが盛り上がっています。
もともとの数学愛好家たちが築いてきた文化の上に、SNSの発達によって、全国の愛好家が繋がり、交流しやすい環境が整ったといえます。
私たちが主宰する「算楽塾」は、小学生の算数教室としてだけではなく、東葛地域の数学コミュニティの拠点となるよう目指し、昨年から、算楽サロンと称して、素数大富豪大会や数学ゲームの考案会などを催しています。
塾の先生が教えられることには限りがありますが、学び続ける姿勢と学び続けられる環境、一緒に学び続ける仲間を得られる場を作っていきたいと考えています。
算楽塾では、新教室開講のため、塾生を新たに募集しています。定員10名程度です。
ご関心お持ちの方、ぜひ、ご連絡ください!
まち全体を学校と見立てる柏まちなかカレッジの活動を通して、10年間、柏のまちを学びの場としてきました。
企画運営している立場としては、社会課題に働きかけるプロジェクト型の学びに注目してしまいますが、地道に続いている学びの場は大切だと気づかされます。
たとえば、私の柏で参加している地域の歴史活動です。
柏まちなかカレッジでは、魁!!!歴史塾にて、6年くらいビールやお茶を飲みながら、歴史について語り合ってきました。
常総歴史研究会では、在野の歴史研究家が日頃の研究を発表しています。
柏稲門会という同窓会活動の中で、地域の歴史を研究しています。
気軽なものから、本格的な研究まで様々な場があることが、地域の文化的な懐の深さだと感じます。
歴史の場合は、大河ドラマや時代小説や人生経験から歴史を好きになる人も多く、また、教育委員会などによる古文書講座で地域の文書を読み、そのまま継続して、古文書を整理する基礎的な作業に携わる機会もあります。
定年退職してから始めましたと言いながら、退職後の時間を歴史研究に捧げ、20年という大先輩方のお話は、いろんな意味で貴重です。
そんな地域の歴史の学びの場に浸かってきた私だからこそ、生涯学習の大切さを知り、算数•数学でも、地域の学びの場を築いていきます。小学生向け算数教室「算楽塾」 https://www.sangakujuku.com/