「大野隆司30年の歩み展」にお邪魔しました。大野さんの作品は、あたたかく、やさしく、困っているときの支えになるようなメッセージがあります。
大野さんは、柏市内の小学校で版画教室を開かれて、子どもの自殺やいじめの問題には胸を痛めていらっしゃったとお聞きします。
柏市民新聞(2016年9月9日)によれば、いじめの避難先となるような柏市立図書館を提案されています。
図書館は、誰もが通えることができます。本の貸出だけでなく、居場所としてや、専門機関へ紹介するなど、あらゆる課題解決の手助けをする役割も期待されています。
今回の議会で、私からも、学童不足解消と図書館分館を活用した子供の居場所づくりについて質問致しました。
小学生が利用しやすい図書館を整備することは、子どもの居場所作りとなります。今、子どもが安心して過ごせる場所はなくなってきています。
「小1の壁」が騒がれ、学童保育の整備が課題となっています。小学生を預かる学童保育では、夜間の延長保育がある保育園よりも預かり時間が短くなります。子どもが小学生になると時短勤務制がなくなる企業もあることから、子どもの小学校入学を機に仕事を辞めたり、働き方を変えたりせざるを得ない親も多く、社会問題化しています。
たとえば、柏市では地域ごとに設置されている図書館分館を子どもの目線でリニューアルし、地域で子どもを見守ることができるシステムを作ることを提案しました。
図書館は学童保育である子どもルームとは違い、誰もが利用できる公共施設です。学童に登録していない子供や学童になじめない子どももいます。図書館で、地域や世代間の自然な交流も期待することができます
※「大野隆司30年の歩み展」は、髙島屋本館地下二階で、9月20日まで開催です。