昨日、「幹を強くする千の葉の会」主催の「自然保育を推進・支援するための政策勉強会」に参加しました。
先月、見学させていただいた野田市にある「はじめのいっぽこども園」さんのお話をお聞きしました。
熊谷俊人千葉県知事の県政ビジョン(政策)に「森のようちえん(自然保育)の認証制度を定め、支援する」とありますが、市町村として何をすべきか?、県には具体的に何を望むか?
実際に直面した課題や既存の幼稚園・保育園が自然保育を始める場合に必要な支援制度などお聞きしながら、政策について話し合いました。
里山や自然保育に適した場所は調整区域である場合も多く、都市計画上の難しさもあります。
空き家活用についても、なかなかマッチングが難しい現状もあります。
国や県の制度や支援策を提供できる体制づくりなども必要です。
許認可や補助金を受けることと園の理念や方針を貫くことなども、保育関係者の参加者とも話し合いがありました。
何より、「はじめのいっぽこども園」さんの教育理念を聴き、参加者一同心動かされたことと思います。
「こどもの時間と空間をこどもに返していくこと」という先生のお言葉が印象に残っています。
野田市では、未来を担う子どもたちに多くの生き物がいる自然環境を残したいと考えて進めている生物多様性の保全・回復の取り組みが後世に引き継がれるよう、生物多様性のシンボルとしてコウノトリの舞う里を目指しています。
コウノトリに象徴される野田市の環境政策が、縦割りでなく、教育・保育にも繋がっていることも知ることができました。
「幹を強くする千の葉の会」は、熊谷俊人千葉県知事と市町村議員とのネットワークを新たに作ることで、多様な地域性から成り立っている千葉県の特徴を活かし、更に伸ばしていくことを目指す会です。
緊急事態宣言下、みんなで一緒に現地視察することは難しいですが、こうしてオンラインで学び会える機会は有り難いです。