neighborhood -町会倉庫の引越し

特に、この1週間、沢山のことがあり過ぎて、ご報告しきれていません。
そのうちの一つ、連休中にあった町会倉庫の引越しについて。

駅前周辺の町会にとって、場所を持つというのは難しいことです。

昔は、名士の方の建物の一角をお借りして、お祭りの神酒所を開いたり、農家の方の土地をお借りして倉庫を置かせて頂いていました。

最近では、経済状況も目まぐるしく変化し、相続などもあり、同じ場所を確保し続けることは難しく、これからについて柔軟に考えなければなりません。

行政でも、公園や緑地など公共の土地を借りつ続けられず、新しい仕組みを考えなければならない時期にきているのと共通していると感じます。

私たちの町会では、リーダーが現状を厳しく認識しつつ、地域コミュニティと地域の伝統を守るため、具体的な策を打ち出してきたおかげで、時代に合わせた運営に変わろうと模索しています。

倉庫の移転先について、私もお手伝いし、さまざまな場所を検討し、交渉してきました。

お陰様で、何とか二ヶ所に分散しながらも確保することができました。
本当にありがたいことです。

中身は3分の2ほど減らし、この連休中に完全に移転することができ、ホッとしています。

マンションの多い地域でもあります。
お祭りや運動会では、親子会や保育園の方とも一緒に取り組み、町会との接点となるように努めていますが、さらなる深まりが必要です。

現在でも、防犯や防災、ゴミ収集には大きな役割を果たしていますが、予防的な機能は何もない時には見えにくいものです。

今後、町会などの地域組織が、病院や介護施設の代わりとなるような、保育園の代わりとなるような、金融やエネルギー供給の役割を担うような、地域で助け合える仕組みの基盤になることを構想しています。

自治のあり方を、ゼロから考えるヒントを、町会活動を通して頂いています。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員選挙(柏市)•立憲民主党公認候補予定者。 2021年10月、柏市長選挙(2021年)に無所属で立候補。43,834票を託して頂きました。その後、AIで水道管を救うFracta Japan株式会社の政策企画部長に。 元柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。元高校教諭。2児の父。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 (社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)