特に、この1週間、沢山のことがあり過ぎて、ご報告しきれていません。
そのうちの一つ、連休中にあった町会倉庫の引越しについて。
駅前周辺の町会にとって、場所を持つというのは難しいことです。
昔は、名士の方の建物の一角をお借りして、お祭りの神酒所を開いたり、農家の方の土地をお借りして倉庫を置かせて頂いていました。
最近では、経済状況も目まぐるしく変化し、相続などもあり、同じ場所を確保し続けることは難しく、これからについて柔軟に考えなければなりません。
行政でも、公園や緑地など公共の土地を借りつ続けられず、新しい仕組みを考えなければならない時期にきているのと共通していると感じます。
私たちの町会では、リーダーが現状を厳しく認識しつつ、地域コミュニティと地域の伝統を守るため、具体的な策を打ち出してきたおかげで、時代に合わせた運営に変わろうと模索しています。
倉庫の移転先について、私もお手伝いし、さまざまな場所を検討し、交渉してきました。
お陰様で、何とか二ヶ所に分散しながらも確保することができました。
本当にありがたいことです。
中身は3分の2ほど減らし、この連休中に完全に移転することができ、ホッとしています。
マンションの多い地域でもあります。
お祭りや運動会では、親子会や保育園の方とも一緒に取り組み、町会との接点となるように努めていますが、さらなる深まりが必要です。
現在でも、防犯や防災、ゴミ収集には大きな役割を果たしていますが、予防的な機能は何もない時には見えにくいものです。
今後、町会などの地域組織が、病院や介護施設の代わりとなるような、保育園の代わりとなるような、金融やエネルギー供給の役割を担うような、地域で助け合える仕組みの基盤になることを構想しています。
自治のあり方を、ゼロから考えるヒントを、町会活動を通して頂いています。