3/25は、沖縄オープンラボラトリ主催の「地域が育む新たな学びと人材育成〜沖縄県南城市のチャレンジ〜」で、これからの教育モデルを作っていこうと話し合いました。
人口減少、地域コミュニティの変化、貧困、地球温暖化など、社会課題が、教育にも影響を及ぼす今日。
教育は、学校はだけでなく、社会や地域も一丸となって担っていくものになります。
学校に、多様なネットワークを取り込み、本物から学べる環境を整えていく。また、学校が、外に出て、様々な組織と連携し、社会課題に取り組み、学びの成果を社会に還元していく。
地域が教育を支え、教育が地域を支える仕組みを育てていきたいです。
多様な立場の人や組織が協力し合い、課題を解決していく力を育む教育を実践していこうとしている主体が、協力し合えていない現状も感じます。
国の政策がどうのこうの、学校は閉鎖的だ、など話している場合ではなく、子どもたちとこれからの社会のために、力を合わせて始めていかなければなりません。
その可能性は、国よりも、市町村レベルにあると考えています。
地域から新たな教育システムを実現させ、草の根でその成果が広まっていくよう、引き続き、取り組んでいきます。
沖縄オープンラボラトリさんには、貴重な場を与えていただき、感謝しています。
http://ool-20160325.peatix.com/
パネリスト
●生重幸恵 様
特定非営利活動法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長、一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会代表理事、文部科学省第8期中央教育審議会委員、内閣府地域活性化伝導師、 第8期東京都生涯学習審議会委員、東京都社会教育委員、 港区社会教育委員、杉並区立天沼中学校・天沼小学校運営協議会委員●山下洋輔 様柏市議会議員。教育コンサルタント。(社)教育共創研究所代表理事。●片岡 靖 様
ICT CONNECT 21(みらいの学び共創会議) 事務局長JAPET&CEC(日本教育情報化振興会) 調査・研究開発部担当部長DiTT(デジタル教科書教材協議会) 参与●中村 孝一 様
NPO法人 eboard 代表理事●飯塚悟 様なんじょう産学官連携人材育成協議会(立ち上げメンバー)、(一社)STEAMおきなわ共同代表、子ども向けデジタルクリエータースキャンプ「デジラボおきなわ」主催、チーム沖縄ソーラーチャレンジプロジェクト監督●櫻井智明 様(進行)慶應大学大学院【SDSGとは】
http://www.okinawaopenlab.org/research_content/research_content_2014/research_theme07【開催概要】
社会構造の変化や国際化に伴い、学校での集合一斉での知識伝達による詰め込み型を中心とした学習形態から、アクティブラーニングや反転学習などの教授方法の革新、またクラウドを活用したドリル学習、社会と連携したプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)など、学びの形態が変わりつつあります。
今後、教育は学校の教員によるものだけでなくなり、社会や地域との接点の中で、経験やスキル、表現力を生かして、多様性の中で協創する課題解決力を身につける事が重要な時代になります。
かたや、少子化、格差社会に貧困家庭など、社会問題が教育の場に大きな影響を及ぼし、ますます負のスパイラルに陥る危険性が高い状況です。
そこで今、まさに準備すべきことは、適切な指導者、教育環境、活きた教材、学習システムの再編成、再構築であり、その価値を社会が共有することであります。一方クラウドを活用した知財の集約や、リソースをオープンにして必要に応じて一定の条件下で誰もが共有・活用することも出来るようになり、またどの地域からも社会や世界とつながることが出来るようになりました。
そこでは、子供達が産業や地域と、社会とつながったり、世界の子供達が多様な価値観や生活感を感じながらも共に協創することができます。またそのデータが集積され、個々への対応を最適・自動化することも可能になるでしょう。今回のワークショップでは、新たな教育のシステムに地域をあげて取り組みを始める沖縄県南城市の「なんじょう産学官人材育成協議会」の活動を取り上げ、国や自治体、民間、地域で同様の課題に取り組む方々をお招きし、南城市の活動へのフィードバックや、他地域を含め今後の人材育成や教育の取り組みの知見を拡げる機会とします。