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本日(2025/12/2)午前1人目の代表質問は、自民党の信田光保議員でした。
質問項目
- 銚子市沖洋上風力発電について
- 名洗港の整備について
- 全国豊かな海づくり大会について
- 銚子商業高校について
- 台湾との経済交流について
- 駐在所の統合について
- 道路整備について
- 出先機関の整備について
- その他
議会質問・答弁の書き起こし全文
質問(第1回目)信田光保議員
–信田光保 議員
どうも皆さんおはようございます。銚子香取くんとの小街選出自由民主党信田光保であります。
今議会質問の機会をいただいた自民党先輩同僚議員の皆さんに、感謝申し上げます。
また本日は早朝6時50分に聴取を出発し、乗り継ぎながら、傍聴に駆けつけていただきましたこの場を借りて、感謝申し上げ、早速質問に入らせていただきます。
まず銚子沖洋上風力発電について伺います。銚子沖洋上風力発電については本年8月27日に選定事業者である三菱商事からコストの増加などを理由に、撤退が発表されました。
国は洋上風力発電事業は、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札とされていただけに、日本初の国家プロジェクトである第1ラウンドからの撤退は地元市民にとっても大きな衝撃を受けました。県では撤退の発表を受け、影響が懸念される地域中小企業者等の相談窓口を9月3日に設置するとともに、9月5日からは、影響調査を実施するなど、地元現場の声を反映するため迅速に対応していただいております。
また、これまで洋上風力作りのための漁場実態調査やブルーカーボンの増加に寄与する。藻場の造成食品会社と連携した地元産品の認知向上など様々な取り組みが既に始まっておりこれらの取り組みの影響も気がかりであります。
この点については県が新たに設置した銚子地域の未来創造会議において、影響調査の結果も踏まえながら地域の未来作りをどのように進めていくのかについて選定事業者も交えた検討が行われていると聞いております。
そこで伺います。
銚子地域の未来創造会議では、地域の未来作りに向けてどのような検討が行われているのか。
地域の未来作りに向けた取り組みの継続はもとより地元にとっては銚子沖の事業者を国に早期に再公募していただき事業を実現することが重要であります。
早期再公募に向けて現在国が進めている入札制度の見直し等の結果も踏まえて、法定協議会において地元関係者や国等による協議が行われる必要があると認識をしております。
そこで伺います。
銚子沖洋上風力発電の早期実現に向けて、県はどのように働きかけていくのか。
次に、名洗港の整備について伺います。
名洗港の港湾計画では、洋上風力発電のメンテナンス拠点の形成、豊かな自然と風車を眺望する緑地空間の形成水産加工品など一般貨物向け公共埠頭の確保などが主要施設として位置づけられております。
県は名洗港メンテナンスの拠点校として活用するため、令和10年9月の運転開始に間に合うよう事業費約48億円により、令和5年度から事業化し、防波堤などの整備を進めており、地元では新たな地域活性化への期待が高まっておりました。
現在、国は先ほども述べたように、洋上風力発電事業者の再公募に向けて、制度を見直すための検討を進めており、これにより、洋上風力発電の運転開始が当初計画よりも遅れることが予想されます。そこで、洋上風力発電事業者の撤退を受け、今後、名洗港整備をどのように進めていくのか伺います。
次に今議会の自民党の代表質問で取り上げましたが、私からも、令和9年秋に本県で開催される第46回全国豊かな海作り大会について伺います。
本県では35年ぶりの開催となる大会の成功に向け、準備を万全に期し円滑な大会運営を行うことを目的に、幅広い関係団体の参画を得て、先々月の10月20日実行委員会が設立されました。
また同日開催された第1回総会では、会場歓迎放流行事については銚子市での開催が決定されたところであります。地元銚子で天皇皇后両陛下をお迎えすることになれば、昭和48年10月15日開催された第28回国民体育大会はカシオ国際ということでありますけれどもそれ以来のことであり、この国体では硬式野球と卓球の大会が開催されました。
硬式野球では銚子商業、土屋正勝投手と作新学院江川卓投手が投げ合う決勝戦となり、試合会場となった銚子市営球場では、あふれんばかりの熱気で盛り上がりました。結果、銚子商業が3対2で作新学院を破り、優勝。翌年、昭和49年夏の甲子園大会では全国優勝という銚子の黄金時代でもありました。このような国民的行事が開催されることは地元にとってなことであり、市民の皆さんも大変期待をしております。
そこで伺います。
会場歓迎交流行事についてどのように取り組んでいくのか。
今議会の時、自民党代表質問の答弁では、来年度は大会1年前プレイベントを実施するとともに、大会運営の詳細を示す実機実施計画の策定や、会場の準備などを進める他、民間企業等による協賛行事を募集するなど、官民一体で千葉県らしい大会となるようしっかり取り組んでいくとの答弁がありました。
大会の成功に向けた姿勢はわかりましたが会場還元放流行事への参加は、県内外からの招待客に限られます。これまでの大会では地元市民も参加できる関連行事も開催されており、千葉県大会においても開催する予定と聞いております。
そこで伺います。
地元市民も参加できる関連行事について、どのように取り組んでいくのか。
次に、銚子商業高校について伺います。
県教育委員会では、水産業の担い手が不足する中、水産系高校の活性化と人材育成の更なる充実を図るため県立水産系高校3校銚子商業高等学校海洋科大原高等学校総合学科立山総合高等学校海洋科について令和8年度からの入学生から県内で初めて遠隔地生徒募集を開始することとなりました。
漁業水産業を基幹産業とする地元にとって今回の県教育委員会の決断に感謝を申し上げます。銚子商業高校では、来年度、遠隔地から入学する生徒を募集しようと町商工会議所を聴取漁協を聴取民宿組合などを地域の皆さんが主体的に様々な支援をすることを目的に、11月18日第1回目の海洋科魅力化会議が開催されたと聞いており、今後、県としても、遠隔地からの入学者の負担が負担が軽減されるような支援の検討も行っていただきたいと思います。
お配りいたしました銚子商業高校の資料をご覧ください。記載されているように、令和5年度より多くの企業や行政と連携した洋上風力発電におけるカーボンニュートラルな社会への学びを実践してきましたが、それらを土台として、学校設定教科として、オーシャンテクノロジー、仮称を開設し魅力ある教育活動を実践し銚子の海日本の海を担う人材を育成しようと、来年度から新たにこの教科の開設について現在今日、県教育委員会へ届け出がなされたと聞いておりますので、ぜひその対応をお願いしたいと思います。
そこで志を持って入学された生徒の住環境について伺いたいと思います。遠隔地からの生徒募集に必要な環境整備に当たって県はどのように取り組んでいるのか。10月31日19時30分からのNHK総合テレビ首都圏情報ネタ取りの特集番組で全国的に発生している。
入札不調による公共工事の遅延問題として、銚子商業高校が取り上げられました。お配りしたもう一つの資料をご覧いただきたいと思います。現在の校舎の現状であります。近年、資材高騰や技術者部署不足の影響を受け、入札不調は銚子商業高校に限らず他の自治体においても相次いで発生しておりますが、老朽化した校舎が雨漏りしており早急に対応をして欲しくても、入札不調が繰り返され大規模改修工事の見通しが立たない状況であります。
生徒の遠隔地募集を進めていくにあたり教育環境や教員の執務環境を改善する。施設の老朽化対策は待ったなしの状況であります。
そこで伺います。
入札不調が続いている銚子商業高校の老朽化対策は今後どのように進めていくのか。
次に台湾との経済交流について伺います。千葉県と台湾との交流についてはこれまで、友好都市である桃園市を初め、様々な分野で交流を促進してまいりました。令和5年11月、2年前には熊谷知事県議団県内農水産関係者や観光事業者などを台湾台湾を訪問し、官民一体となって、農林水産物の輸出促進や、観光誘致などのプロモーション活動を展開してまいりました。
その中で特に日本の地方自治体の長として初めて台湾のトップ企業100社の大半が加盟する中華民国33企業交流会の定例会に出席し、林理事長を始めとした幹部との意見交換を行い、成田空港や幕張メッセを有するなど千葉県の特徴を紹介しながら、千葉県への投資や日本企業との連携に対する支援を要請したと聞いております。
その後、本年9月には33回と対日商務交流共進会が千葉県を訪れ、私も似た友好議員連盟会長として、参加させていただきましたが今後、両地域の産業や貿易、ビジネスの分野での交流を進めることを目的に、県商工会議所連合会などを県内経済5団体と、業務協力の覚書が交わされました。
この締結により、台湾企業の誘致や県産品の輸出拡大に繋げようと今後様々な産業でビジネス交流の促進が期待されております。そこで伺います。台湾との今後の経済交流について県の考えはどうか。台湾当局は先月21日東京電力福島第1原子力発電所の事故発生後に導入された日本産食品への輸出規制措置を全面撤廃すると公表しました。
今回の頼清徳台湾総統並びに台湾当局の決断に心から感謝を申し述べたいと存じます。今後は、この撤廃を契機として全国の自治体が一斉に農林水産物の台湾への輸出販路拡大に向けて、さらに地域間競争が盛んになることが予想されます。
そこで伺います。
輸入規制撤廃を受けて今後、台湾への農林水産物の輸出をどのように進めていくのか。
次に、駐在所の統合について伺います。
今議会、自民党の代表質問において、交番駐在所の再編整備の概要や、治安対策について警察本部長からご答弁をいただいたところであり県内245駐在所のうち、34駐在所が統合予定であると伺いました。
私の地元銚子市においては、戸川駐在所をC芝駐在所香取郡等の小町では、橘駐在所を東条駐在所の計4ヶ所が統合対象となっており、このことについては住民説明が順次行われております。また、11月25日からは県警のホームページでも公表されております。
住民説明を受けた住民からは、慣れ親しんだ駐在所がなくなることについて、統合の治安への影響が心配だ。安全のシンボルである駐在所がなくなるのは残念でならない。という声が聞かれているところであります。県警においては様々な事情を考慮し検討を重ね、統合する駐在所を選定したことは承知をしておりますが、先ほど申し上げた通り、駐在所がなくなることは、地元住民の関心が高く、治安情勢に不安を感じる住民も少なくありません。
そこで伺います。
統合する駐在所については、どのような基準で選定をしたのか。
駐在所は家族とともに暮らしながら勤務をされている警察官が多くおりますが、地域住民からは、より身近な警察官として駐在さん。駐在さんと親しみを持ち、呼ばれており町内の神社の祭りや各種イベントなどでも交通整理や各種相談事など、身近な駐在さんとして、勤務に従事をされております。
限られた警察官の人員で最大限の効果を生むため、今回の駐在所を交番の再編には理解をするところでありますが、地方の駐在所がある地域は比較的独居老人や高齢者世帯が多く、近年では高齢者を狙った凶悪犯罪が度々起こっており、県民の不安は高まるばかりであります。
高齢者を初め住民は、駐在所が地域であるだけで安心安全に繋がっているところでありますが、駐在所や交番の役割や勤務時間等について、理解をしていない住民も多いのも事実であります。そこで伺います。駐在所統合後の治安対策については具体的にどのように考えているのか。
次に道路整備について伺います。
国道356号は銚子から当初街香取市などを経由して、東関東道や圏央道にアクセスする幹線道路であり災害時には緊急輸送道路として機能する大変重要な道路であります。現在整備が進められている銚子バイパスについては、令和5年度供用の予定が大幅に遅れておりますがようやく令和8年中の供用が見込まれており、1日も早い開通が強く、望まれているところであります。
また国道356号では銚子バイパスの他香取小見川バイパスと藤野所長しバイパスの事業も進められており、未事業化区間であった藤野所長市バイパスについては、令和6年度に新規事業化されたところであります。
そこで伺います。
国道356号等の所長市バイパスの進捗状況はどうか。
国道356号を香取小見川バイパスでは事業を推進させるため、令和7年度から民間の技術を活用し進める事業管理を導入しております。また、藤野所長市バイパスにおいても、令和6年11月に事業管理の発注手続きを実施しましたが、契約に至りませんでした。
そこで再度、事業管理業務の技術提案書の募集を先月、11月28日から開始されたとお聞きしました。そこで伺います。国道356号等の象徴しバイパスに事業管理を導入することにより、期待される効果は何か。
最後に、出先機関の整備について伺います。
県では老朽化した庁舎の建て替えや改修を行い建物の長寿命化対策を進めておりますが、県内には50年以上も経過した公共施設が多く点在し、それを今後をどのように整備するのか。また、いつまでに整備するのか県としても大変重要な課題の一つであります。
銚子地域においては現在、銚子児童相談所が施設の老朽化や一時保護児童の増加に対応するため、令和9年度の開設に向けて、移転建て替えが進められております。この他にも保健所や保健所や土木事務所、漁港事務所など、老朽化が著しい庁舎があり、再編整備が寄せ予定されているところであります。
庁舎の再整備により県民の事業者の利便性向上、また、業務効率化による行政サービスの向上が期待されることから清掃機の完成が望まれているところであります。
そこで伺います。
銚子地域における土木事務所などの庁舎整備についてどのように進めているのか。また事業の目標年度はいつか
以上の登壇での質問を終わります。ありがとうございました。
答弁(第1回目)
–議長
信田光保くんの質問に対する当局の答弁を求めます。知事熊谷俊人君
–熊谷俊人 知事
自民党の信田光保議員のご質問にお答えをいたします。
まず長周期洋上風力発電事業の早期実現に関するご質問にお答えをいたします。
県としては地元への影響が大きいことから、選定事業者の撤退の発表後、速やかに撤退が2度と起こらないよう、確実に事業完遂が可能となるような事業環境の整備と事業者不在の期間が可能な限り短くなるよう、再公募の早期実施など私から経済産業大臣などに要望をしたところです。
国においては本県からの要望などを踏まえ、選定事業者が撤退に至った要因の検証などを通じて、公募制度の見直しや洋上風力発電事業を確実に完遂させるための事業環境整備について、年内をめどに一定の整理を行うとして検討を進めていると聞いております。
県としては再公募の早期実施に向けて、地元の意向を踏まえた形で、法定協議会において速やかに結論を得ることができるよう、法定協議会で議論される予定の地域振興に関する取り組みについて銚子地域の未来創造会議での検討を進めるなど、国や地元関係者等との調整を図ってまいります。
次に台湾への農林水産物の輸出に関するご質問にお答えをいたします。
台湾は親日的で食文化も近く、日本産農林水産物および食品の輸出額が第3位の有望な市場であり、一部食品を除き、一定の条件のもと輸入停止措置が解除された令和4年から現地訪問や関係者の招聘によるプロモーション等を行い、輸入商社や高級小売店等と関係性を築いてきたところです。
具体的には県の輸出重点品目である日本梨やサツマイモ、また金目鯛のプロモーションを行っており、今年度は現地で9月に日本なしのフェアを実施をいたしました。このたびの台湾における輸入規制撤廃によって、放射性物質検査報告書等の書類の添付が不要となり、日数面や費用面での負担が解消され、ようやく他県と同等の立場で輸出が可能となります。
このためこの機を逃さず、来月私が包帯し、現地の大手輸入商社等との意見交換などを行う他、新たに輸出が可能となる鮮魚のPRを実施する予定です。さらに来年2月にはサツマイモや鮮魚のフェアを開催することとしており、引き続き関係者とともに、台湾に向けた県産農林水産物の更なる輸出の拡大を推進してまいります。
私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。
–議長
商工労働部長 関雄二君
–関雄二 商工労働部長
まず、中止地域の未来創造会議における検討状況に関するご質問ですが、
本会議では、徹底した撤退した選定事業者が地元取り組んできた漁業共生や地域振興の取り組みを基本として、今後銚子地域の未来作りをどのように進めていくのかを検討しております。
先月開催した第2回会議では、県が実施した撤退に関する影響調査について陸上工事に向けた技術者等の確保が無駄になった宿泊客が減少したなどの地元の声を報告しました。また、撤退した選定事業者からの今後の地域振興の取り組みに関する説明に対しては、地元構成員から、事業者自体が主体的に関わり、これまでの取り組みを継続して進めるべきであるなどの意見が述べられました。
今後は、地元構成員の意見等を踏まえながら、地域振興に関わる取り組み内容等を年内に取りまとめるとともに、その結果を法定協議会に報告し、再公募に向けた協議に生かしてまいります。
次に、台湾との今後の経済交流に関するご質問ですが、
台湾は観光面では訪日外客数第3位産業面では農林水産物等の輸出額世界第3位を占める他、県内の食品や機会を創造する企業も進出するなど、本県経済にとって大変重要な地域です。
県ではこれまで、台湾において、観光に関する商談会や企業誘致セミナーなどを実施する他、台湾への進出を目指す企業には、ジェトロ千葉と連携し、市場動向に関する研修会の開催や専門家派遣などの支援を行ってまいりました。
また本年9月には、県の立会いのもと、台湾と県内経済団体との間で産業貿易ビジネス交流を促進する経済連携協定が締結されるなど、両地域の更なる発展に向けた取り組みも進んでいるところです。さらに来年1月には知事が台湾を訪問し、観光誘客のための各種プロモーションや経済関係者との意見交換を実施する予定であり、台湾からの企業進出などにより、本県経済が一層活性化するよう、台湾との経済交流に取り組んでまいります。
以上でございます。
–議長
県土整備部長 四童子隆君
–四童子隆 県土整備部長
名洗港の整備についてのご質問ですが、名洗港は洋上風力発電のメンテナンス拠点等として活用するため、港湾計画を改定し、発電事業の開始に向けてこれまで整備を進めてきたところです。
しかしながら今般、洋上風力発電事業者の撤退により、時間的制約が緩和されたことから、現在着手している構内防波堤や物揚げ場の整備を継続する一方で、今後整備する沖合の防波堤や航路の整備手順等を再検討することといたしました。
今後は、国の再公募の動向を注視するとともに、地元市や関係機関と密接に連携を図りながら、名洗港の整備を着実に進めてまいります。
続いて、藤野所長市バイパスについてのご質問ですが、国道356号等の象徴しバイパスは、東関東自動車道等と町志穂町獅子方面のアクセス強化を図る銚子市小船木町から藤野小町に塾までの8.6kmの道路事業です。
このうち藤野小町側のバイパス区間4.4kmについて、市街地を迂回し、安全で円滑な交通を確保するため、先行して事業を進めることとしており、現在主要な構造物等の配置や道路幅を決定するための道路予備設計を実施しているところです。
最後に、事業管理についてのご質問ですが、当の象徴しバイパスでは、現在道路予備設計を実施しているところですが、事業を円滑に進めるためには、今後集中的に発生する関係機関との協議調整などの業務を計画的かつ効率的に行う必要があります。
そこで県では、官民の技術者が有する多様な知識経験を融合させながら業務を行う事業管理を導入することにより、業務支援や効率的なマネジメントを実施することで、設計や協議調整の進展が図られ、早期に用地取得に着手できるなど、事業推進に寄与するものと考えています。
今後は事業管理を活用し、関係機関と連携しながら、事業が円滑に進むよう取り組んでまいります。
以上でございます。
–議長
農林水産部長 高橋輝子君
–高橋輝子 農林水産部長
全国豊かな海作り大会について、まず海上歓迎放流行事についてのご質問ですが、
水産業の魅力をアピールし、豊かな海作りの重要性を周知するため、海上歓迎行事については、これまでの大会では開催県の代表的な漁業の紹介と、漁船団によるパレードが実施されており、本県においても、まき網や一本釣など多様な漁業の紹介とともに、大漁旗などで飾った漁船団によるパレードの実施を考えています。
また、放流行事については、両陛下や招待者により開催県を代表する業種の稚魚が放流されていることから、本県の水産業にふさわしい業種を放流することとしています。これらの行事を通じて、千葉県の漁業の力強さを招待者に体感していただくとともに、豊かな海の恵みを次世代に継承するという水産業の振興に向けた思いを県民の皆様と共有し、全国に発信してまいります。
次に、地元市民も参加できる関連行事についてのご質問ですが、
関連行事は大会行事に参加されない皆様とも一体となって大会を盛り上げるためのものであり、平成4年に本県勝浦市で開催された大会では、催事場やふれあい広場を回復し、ミニ水族館の設置や豊かな海作りに関する企画展示を行った他、太巻き祭りずしの実演や銚子はね太鼓の演奏などを行いました。
また、近年の他県で開催された大会では、著名人によるトークショーや海に関する展示体験、海の幸の振る舞いコーナーが設けられるなど、子供から大人まで、誰もが参加でき、楽しめるイベントが開催されています。関連行事の実施にあたっては、開催市や大会に関係する様々な団体等の協力が不可欠であることから、それぞれの意見や要望を広く聞きながら、地域の活気があふれ、魅力あるイベントとなるよう検討を進めてまいります。
以上でございます。
–議長
教育長杉野可愛君
–杉野可愛 教育長
銚子商業高校についてお答えします。
まず、遠隔地からの生徒募集における環境整備についてのご質問ですが、県教育委員会では7月に配置した水産系高校の魅力化や遠隔地からの生徒募集に実績のあるアドバイザーが中心になって、銚子市などの地元市と受け入れ施設や食事、生徒の見守りなど地域の実情に応じた環境整備に取り組んでいるところです。
現在銚子商業高校では、受験に向けて生徒や保護者から複数の問い合わせが寄せられており、地元の宿泊施設等からは生徒の受け入れが可能との申し出もあるなど、来週の入学に向けた準備が進んでいます。
今後も遠隔地からの入学生が保護者の元を離れても安心して高校生活を送ることができるよう、学校や地元市、関係団体等と連携して丁寧に環境整備を進めてまいります。
次に、老朽化対策についてのご質問ですが、
銚子商業高校では、本校舎の大規模改修を行うため、令和5年度から4回にわたり設計委託を発注しましたが、価格超過や応札がなかったため、いずれも入札不調となったところです。
このため学校と協議し、早急に対応が必要な屋上防水や空調の設置、トイレの洋式化などについて、大規模改修の一部を前倒しして進めていくことを検討しています。残る内外装の改修や電気、給排水設備の更新など、校舎全体の大規模改修の実施に向け、引き続き発注方法等を検討していくとともに、老朽化による不具合が原因で教育活動に支障が生じることがないよう、必要な整備を着実に進めてまいります。
以上でございます。
–議長
警察本部長青山彩子君
–青山彩子 警察本部長
私からは、駐在所の統合についてお答えいたします。
まず、統合する駐在所の選定基準に関するご質問ですが、統合する駐在所については、地域の治安情勢や人口、世帯数などの他、隣接する交番等からの距離などを総合的に考慮して選定しています。
なお、統合予定の銚子警察署とかは、駐在所、C氏は、駐在所、香取警察署、橘駐在所東条駐在所につきましては、いずれも事件事故の取り扱い件数が比較的少ないなど隣接の交番駐在所等で対応できるものと考えております。
次に、駐在所統合後の治安対策に関するご質問ですが、
県民の体感治安に直結するような重要凶悪事件は夜間に多く発生している現状に鑑み、交番駐在所の配置を見直し、夜間帯における警戒体制を強化する必要があります。
このため、統合予定の銚子警察署とかは駐在所の管轄については、犬吠埼駐在所へ椎葉駐在所の管轄については、豊里駐在所および猿田駐在所へ香取警察署橘駐在所および東条駐在所の管轄については、当の所5番それぞれ編入します。
また、統合した駐在所の日勤勤務員については、24時間体制に組み込むことで、夜間におけるパトロール等の警戒活動を強化してまいります。この他、移動交番車の新規開設や必要に応じて県本部からパトカーを派遣するなどし、治安維持に向けた警察力を確保してまいりたいと考えております。
以上でございます。
–議長
総務部長前田敏也君。
–前田敏也 総務部長
銚子市銚子地域の庁舎整備についてお答えいたします。
県では老朽化する建物の耐震性や機能性の向上などを図るため、県有建物の長寿命化計画に基づき、庁舎の集約化等の再整備を順次進めております。
銚子地域におきましては、保健所や土木事務所などを集約する銚子合同庁舎の新築や銚子児童相談所の移転建て替えを令和9年度に、また、水産関係出先機関の集約に向けた水産事務所の大規模改修を令和11年度に完了することを目指して事業を進めているところです。
引き続き、県民や事業者の利便性の向上に向けて着実に整備を進めてまいります。
前田敏也 総務部長
以上でございます。
–議長
信田光保君。
質問・要望(第2回目)信田光保議員
–信田光保 議員
それでは要望と再質問させていただきます。
まず、銚子沖洋上風力発電について要望いたします。
三菱商事グループの撤退でありますけれども、三菱商事は国を代表する企業であり、衝撃的な価格で落札した以上、最後まで事業を完遂すると信じておりました。
どんな理由があるにせよ、最終的に地元の期待を裏切ったことになります。また、三菱商事が撤退を決断したことは、三菱商事の道義的、社会的責任はもちろんでありますが、経済産業省を初め国の責任も大きなものがあると思っております。
第1ラウンドとして実施された日本初の大型洋上風力発電の促進区域第1号である銚子沖洋上風力発電の再入札を迅速に実施していただき、一刻も早く事業者を選定していただきたいと願っております。
そして、銚子沖が千葉県の洋上風力のモデル地域となり、これから続く夷隅翔輝九十九里沖朝陽市沖を合わせた。
太平洋沿岸地域による広域的なウインドファームが実現されるよう県としても最大限のご支援を要望いたします。
次に、名洗港の整備については、再質問をさせていただきます。
今後整備する施設の整備手順を再検討するとのことだが具体的には何を行って、行くのか伺います。
これからは要望を何点か述べさせていただきます。
まず、全国豊かな海作り大会について要望いたします。
本大会は趙氏と朝日氏で開催されることになっておりますが、今後様々な関係団体等とも連携しながら、全ての行事を成功させ、千葉県の活気あふれる漁業を全国に発信してもらえるよう要望いたします。
次に銚子商業高校について要望いたします。答弁では、老朽化により教育活動に支障が生じないよう、必要な整備を進めていくとのことでありましたが入札不調が連続4回も続き、前代未聞であります。再入札のめども立っていない中現在、教育活動に支障が生じているからあえて今回質問をさせていただきました。
銚子商業高校の校舎は昭和39年に移転竣工から61年が経過しており、NHKの番組にも取り上げられたこともあり銚子商業高校OBからも一体どうなっているのかと私のもとへ問い合わせが相次いでおります。答弁では今後、大規模改修に先行し、屋上防水や空調整備などを個別に進めることを検討するということでありましたが今年の夏場、記録的な暑さであり、空調設備のない職員室や管理諸室、熱中症リスクの高い特別教室など、教員の皆さんは既に限界だと訴えており空調設備などを個別に整備するにしても、これから二、三年かかることになるのではないかと思います。
続いては工事期間の掛らない床置きの業務用エアコンでも良いと思いますが来年の夏に向けて緊急的に設置していただけないでしょうか?教育長ぜひ答弁があったように、教育活動に支障が生じないような対策を強く要望いたします。
次に台湾との経済交流について要望いたします。
知事においては、来年1月、2年ぶりの台湾訪問となりますが、引き続き台湾との産業経済交流が促進されるようご尽力をお願いいたします。日本産食品の台湾への輸出については東京電力福島第1原子力発電所の事故発生に伴い県単位での輸出規制が輸出規制措置が講じられてまいりましたが今回、輸入規制措置の完全撤廃がようやく実行されることになり、来年1月の知事の台湾訪問は、誠にタイムリーな訪問となります。
その反面、放射性物質検査報告書と産地証明書の添付の必要がなくなった。千葉県他、福島、茨城、土地群馬との群馬との地域間競争が激しくなることにもなります。来年1月の知事歩台湾訪問では大変ハードなスケジュールと聞いておりますが、ぜひ千葉県産の農林水産物の輸出拡大と経済交流の成果に繋がる訪問となることを期待しております。
次に、駐在所の統合について要望いたします。
駐在所が統合されても、夜間体制が強化されるなど、治安維持に向けた対策を考えていただいているとのことでありました。地域に密着した活動を行う駐在所で勤務する警察官は、地元住民にとっても最も身近れ、頼れる存在であり統合することでこれまでの感謝や寂しさを口にされる方もおります。
地元住民にしっかりと御説明いただくとともに不安を感じることのないような警戒活動を継続していただくことを要望させていただきます。次に、道路整備についての御要望であります。国道356号等の象徴しバイパスについてでありますが、答弁では事業管理の導入により、円滑に事業が推進されるということでありました。
ぜひ、次の事業管理業務の契約の締結により藤野所長しバイパスについても、スピード感を持って事業を進めていただくよう要望いたします。
また、同地域で整備が進められている県道を下総橘停車場、東条線バイパス通称北ルートについては現在令和8年度中の開通に向けて工事が進められておりますが、阿藤の庄町にとって長年にわたる悲願の道路であります。
こちらにこちらについても、来年度末を待たずに、早期に開通していただくようを強く要望させていただきます。次に、出先機関の整備について要望いたします。銚子商業高校の入札不調のように近年、資材、建築資材や労務単価の上昇により公共施設の建設工事による入札不調が多発し事業によっては遅れもでております。
県内の出先機関においては、建物や設備の不具合の他、非執務室の狭隘化など、様々な課題の早期解消が求められておりますので、着実に整備が進められるよう要望いたします。
以上、御要望と再質問とさせていただきます。
答弁(第2回目)
–議長
県土整備部長四童子隆君
–四童子隆 県土整備部長
名洗港についてのご質問ですが、
今後整備する施設の整備手順等の再検討につきましては、洋上風力発電事業の今後の見通しなどを考慮した上で、施設の有効性や位置、構造、整備の優先順位等を精査し、その上で、港湾計画の変更の必要性についても検討してまいります。
以上でございます。
–議長
信田光保君。
質問・要望(第3回目)信田光保議員
–信田光保 議員
それでは最後に名洗港整備について要望を申し上げます。
名洗港は、洋上風力発電による活用のみならず、地域の観光振興や、産業振興としての役割も期待されていることから地元関係者と十分調整し、緑地の整備や一般貨物向け公共埠頭の整備を進めていただきたいと思います。
また、名洗港と隣接するとか漁港では、調湿利金目を始めとする水産業の拠点でありますが、東日本大震災による津波の影響や、名洗港の防波堤の福岡改良により、波の向きが一部変わり、漁港区域で砂の堆積と三角波が確認されて、おり漁船の安全な入出港の安全性に影響を及ぼしております。
今後の整備については関係部局と連携し現場の声を反映した現地調査および安全対策を実施していただくよう、御要望申し上げまして、私の質問を終わります。
ありがとうございました。