本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
※複数人体制でチェックしてはいますが、できるだけ早く、皆様に議会での議論をお届けしたいと文字起こしをしているため、誤字などもあります。ご容赦いただき、各自、ご確認ください。
本日(2025/6/6)午後一人目の一般質問は、自由民主党の川村博章議員でした。
質問項目
- 千葉ロッテマリーンズの球場について
- 大阪・関西万博について
- 総武線の利便性向上について
- 叙勲について
- 感染症対策について
- 生涯現役社会について
- 健康寿命について
- 高齢者福祉について
- 都市部における渋滞対策について
- 駐車許可及び駐車規制からの除外措置について
- 交番の建設について
- その他
議会質問・答弁の書き起こし全文
質問(第1回目)川村博章 議員
自由民主党千葉県議会議員団の川村博章でございます。
質問に先立ち、質問の機会をいただきました会派の先輩同僚議員のご厚情に、厚く御礼申し上げます。
また今回も傍聴にお越しをいただきました。
後援会の皆様、本当にありがとうございます。
それでは通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
まず初めに、千葉ロッテマリーンズの球場についてお伺いします。
千葉ロッテマリーンズは、千葉市美浜区にあるZOZOマリンスタジアムを本拠地として使用しており、ファームはさいたま市南区にあるロッテ浦和球場を本拠地として使用しておりますが、現在この二つの球場の移転が大きく注目されております。
ご承知の通り、千葉ロッテマリーンズのファームは、これまで埼玉県のロッテ浦和工場に隣接するロッテ浦和球場をホームスタジアムとして使用してきたところですが、施設の老朽化が進んだことなどから、移転先の募集を行い、応募のあった31自治体の中から、本年3月に君津市が移転先の候補として決定されました。
その後4月には、君津市と株式会社よって人との間で千葉ロッテマリーンズファーム根拠し、仮称移転に関する基本協定が締結され、2030年1月の供用開始を目指し、君津駅近くの坂本地先にスタジアム、グラウンド、屋内練習場、クラブハウスなどの設営整備を進めるとともに、両者が連携して、地域住民の健康増進やスポーツ振興に努めることなどについて合意されたと聞いております。
そこで伺います。
君津市に誘致が決定したファーム本拠地が地域振興にどのような効果が期待できるのか。
次に、本拠地であるZOZOマリンスタジアムと幕張メッセについて伺います。
先日千葉市から千葉マリンスタジアム再整備基本計画基本構想案の骨子が発表され、千葉マリンスタジアムを千葉県が保有する幕張メッセ駐車場に移転する構想が発表されました。
ZOZOマリンスタジアムは観客数3万人を誇り、幕張新都心の拠点施設である一方、開設から35年が経過し、老朽化への対応や機能面の更新といった問題も生じており、千葉市がスタジアムを建て替えることには、理解を示すものであります。
しかしながら、県からは、幕張メッセ駐車場への移転には様々な課題が生じているとも聞いております。
これから県市で協議が進められていくと思いますが、私としては、幕張メッセへの影響が大変気になるところであります。
そこで伺います。
近年、幕張メッセの利用状況はどうか。
次に、大阪関西万博について伺います。
4月13日に開幕した大阪関西万博は、いのち輝く未来社会のデザインというテーマのもと、次代を担う子供たちが未来を感じ取るまたとない機会であり、先月5月31日までの関係者も含めた来場者数は、580万3520人と大盛況を博しております。
私も5月12日から16日までの5日間、会場ボランティアとして万博を訪れ、実際に会場を見てまいりました。
会場を見て感じたことは、予想以上に制服を着た児童生徒が多く訪れていて、子供たちにとって、万博が貴重な体験学習の場になっているということでした。
また、関西で開催される万博として、関西パビリオンなどで大阪関西地方の歴史や文化、観光などが発信されており、世界中の方々に広く、大阪関西の魅力を伝えるイベントになっているということも感じました。
そこで伺います。
現在開催されている大阪関西万博に対する県の受け止め方はどうか。
次に、総武線の利便性向上について伺います。
JR総武線は千葉市から東京都心までを結ぶ重要な足となっており、通勤や通学のため、多くの方々に利用されております。
私の地元である花見川区には、幕張本郷駅、幕張駅、新検見川駅の3駅がありますが、中でも幕張駅については、令和5年8月に北口に駅前ロータリーが新設され、バスやタクシーの乗り入れが可能となった他、駅周辺では区画整理事業が進められており、さらに賑わいが期待できる地域となっております。
こうした状況から、幕張駅については、今後さらに利用者が増加していくと思われますが、現在は各駅停車の列車のみが停車しております。
もし外食列車も停車することになれば、利便性が向上し、地域の更なる活性化も期待されます。
他県の事例ではありますが、本年4月には、上野東京ラインを川口駅に停車できるようにするため、埼玉県川口市とJRとの間でホーム整備の費用負担などに関する協定を締結したとの発表もありました。
こうした事例もありますので、県としても、快速で車を、幕張駅に停車してもらえるように取り組みを進めていくべきと考えます。
そこで伺います。
総武線快速列車の幕張駅停車を実現するため、県はどのような取り組みを行っているのか。
次に、叙勲について伺います。
先月4月29日に、令和7年春の叙勲が発表され、全国で3990名の方が叙勲のようによくされました。
本県関係者では、195名の方が叙勲のに付され、このうち52名は、千葉県知事が推薦した方とのことでした。また同時期に行われた外国人叙勲では、全国で107名の方が危険業務従事者叙勲では、警察消防自衛官など危険性の高い業務に従事された3575名の方が叙勲のように浴されました。
叙勲のによくされた方々におかれましては、心より敬意とお祝いを申し上げます。
本県の関係者の方が優れた功績を挙げられ、その功績が超えなく評価されることは大変喜ばしいことであり、県がそうした方々を国にしっかりと上申していくことが大切と考えております。
また、叙勲では世界的に注目される分野の方々だけでなく、長年地域で地道に活躍されてきた方や、人目に付きにくい分野で功績された貢献された方も功績が認められ、叙勲を除菌受賞しているところであり、こうした方々ももっと広く認知される必要があると考えます。
そこで伺います。
過去5年間の春秋叙勲について千葉県関係者の受賞者数は何名で、そのうち知事が推薦した受賞者数は何名か。
また地域で地道に活躍された方として、知事が推薦した方は、どのような分野の方なのか。
次に感染症対策について伺います。
県では、県内の医療機関からの届け出により、感染症の発生状況をモニタリングしていると聞いております。
その情報によると、最近の感染状況としては、マシンや百日咳、水筒など一部の感染症が例年より多く報告されており、この年末年始の季節性インフルエンザの流行も記憶に新しいところです。
また、新型コロナウイルス感染症については、令和5年5月に感染法上の位置付けが5類感染症に変更されたことに伴い、行政が主体的に関与していく仕組みから、県民の自主的な取り組みをベースとした対応になりましたが、専門家からは、感染力等のウイルスの性質は変わりなく、高齢者や基礎疾患のある方については重症化しやすいと聞いております。
このように、新型コロナウイルス感染症を含めた感染症については、日頃から対策をとることが重要であり、また、高齢者が多い施設への対策についても気にかかるところです。
そこで伺います。
新型コロナウイルス感染症を含めた感染症に対し、県はどのような対策を行っているのか。
次に、生涯現役社会について伺います。
令和5年に国が行った高齢社会対策総合調査によれば、1年以内に何らかの社会活動に参加した高齢者の中で、生きがいを感じている方の割合は84.4%と、活動に参加していない方を大きく上回っております。
一方令和4年に国が行った高齢者の健康に関する調査によれば、1年以内に何らかの社会的活動に参加したと答えた65歳以上の高齢者の割合は、男性が53.3%、女性が50.0%となっております。
また同じく令和4年に国が行った就労構造基本調査によれば、本県の65歳以上の従業者は約41万人、さらに約15万人の方が就業を希望しているなど、働く意欲のある高齢者は多くいらっしゃいます。
高齢者の社会参加を促進するとともに、働く意欲のある高齢者の就労を促進し、高齢者の生きがいを高めていくことが、生涯現役社会の実現のために重要であると考えます。
そこで伺います。
生涯現役社会の実現に向けてどのように取り組んでいくのか。
次に、健康寿命について伺います。
少子高齢化が進むことで、労働力不足や医療介護費の増大など、様々な社会的経済的な課題が顕著になる2040年問題の解決に向けては、高齢者が生き生きと暮らす生涯現役社会の実現が必要であり、健康寿命を延ばしていくことが重要だと思います。
また、居住する地域によって、平均寿命健康寿命が異なることから、地域の実情に合わせた取り組みも必要であると考えます。
その取り組みの一例を紹介しますと、青森県では、平均寿命が全国最下位という状況が続いており、この状況を打破するために、弘前大学が中心となり、弘前市岩城地区を対象とした大規模な健康調査2025年度から継続して実施し、その健診データを広く活用することで、健康課題の解決に取り組んだ結果、現在健康寿命は最下位を脱出し、一定の成果を上げているとのことでした。
健康寿命延伸の取り組みを行うにあたっては、データの活用は有効と考えており、私も昨年9月議会の一般質問において、データの集積分析等を行うよう要望させていただきました。
その後県では生活習慣に関するアンケート調査が行われておりますが、この調査が地域の健康寿命の延伸の取り組みにどのように活用されているのか気になるところです。
そこで伺います。
県では、健康寿命の延伸に向け、地域における健康作りにどのように取り組んでいるのか。
次に、高齢者福祉について伺います。
今後生産年齢人口が減少する一方で、介護を必要とする高齢者が急激に増加することが予想され、介護の需要は一層増大していく見込みとなっております。
厚生労働省の推計によると、全国で2040年には65万人の介護人材が不足すると見込まれております。本県でも2040年には約3万人が不足するとされております。
高齢者が個性豊かに生き生きと安心して暮らし続ける地域社会実現のため、人と人、人と社会が繋がり、1人1人が生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていくことができる地域作りが求められております。
そのため、高齢者施設が中心となり、地域の交流を促進し、地域作りを進めていくことが重要だと思います。
そこで伺います。
地域共生社会実現のため、高齢者施設が中心となり、地域の連携を促していくことが必要と思うがどうか。
また、先ほども触れましたが、看護、介護人材の不足が社会問題として認識なされるようになって久しいですが、昨年度の国の推計では、令和8年には、本県で約1万1000人の介護職員が不足するとされております。
人材が不足する理由の一つとして、介護の仕事の魅力や必要性について十分に理解されていないことがあると考えます。
介護職員は高齢者やその家族にとって、日々の生活を支える重要な存在であり、この超高齢社会においては、社会貢献できる仕事とも言えます。
また介護は人と人のとのコミュニケーションが重要な仕事であり、人間的な成長を実感することもできると思います。
このような様々な介護職の魅力をもっと広め、必要性について多くの方々に理解していただくことで、興味関心が高まり、介護人材の改善する一助となるのではないでしょうか。
そこで伺います。
介護人材の確保に向け、介護職の魅力発信や理解促進が重要だと考えるが、どのような取り組みを行っているのか。
次に都市部における渋滞対策について伺います。
県内では主要都市周辺や観光地などで多くの渋滞が発生しており、国や県などから成る首都圏渋滞ボトルネック対策協議会において、主要渋滞箇所として279ヶ所が位置づけられ、公表資料によれば、これまでに38ヶ所で対策が完了しております。
このうち千葉市においては5ヶ所で対策が完了し、残る市内の主要渋滞箇所は約50ヶ所となっております。
私の地元花見川区においては、内陸部と武石インターチェンジや幕張新都心を結ぶ都市計画道路、美浜長作町線を含む県道幕張八千代線および千葉鎌ヶ谷松尾線において、長崎交差点や実籾3丁目交差点など主要渋滞箇所が連続しており、日常的に交通渋滞が発生しております。
武石インターチェンジ周辺などの千葉地域では、これまでに千葉市により4車線化の整備が完了しておりますが、これに続く花見川区長崎町、習志野市方面は以前2車線のままとなっております。
現在県では、街路事業により、4車線化に向けた整備を進めており、渋滞の解消に向け、1日も早い完成が待ち望まれております。
地域住民や、この道路を利用する方々からも、早期の4車線化を求める多くの声が寄せられており、その整備状況が気になるところです。
そこで伺います。
武石インターチェンジへアクセスする道路の整備状況はどうか。
次に、交差点での渋滞対策について伺います。
私の地元においても、交差点によっては学生が多い時間帯など、歩行者の横断が多く、車がなかなか左折できずに渋滞が発生しているのを目にすることがあります。
通勤通学の時間帯など限定的な時間帯の渋滞とはなりますが、このような時間帯に少しでも交差点での渋滞を減らすことができれば、交通事故の防止に繋がるのではないかと考えます。
そこで伺います。
通勤通学時間帯等に歩行者が多く、車がなかなか左折できないことにより渋滞が発生する信号交差点があると思うが、そのような交差点での渋滞対策はどのようにしているのか。
次に、駐車許可および駐車規制からの除外措置について伺います。
訪問介護事業所の職員の方などから、住宅地などに住宅地などにおいては駐車場がなく、訪問先での駐車場所が確保できずに苦慮しているという話をよく聞きます。
今後更なる高齢化を迎え、訪問介護等の需要が今以上に増え、路上に駐車をせざるを得ない状況が増えてくるとも予想されます。
事業所によっては駐車許可制度を活用して対応されておりますが、許可申請に係る業務が負担となっていて、利用しづらいとの声もあり、また事業所によっては制度自体を知らない事業所もあります。
駐車場所がスムーズに確保できず、本来の介護業務に支障が出るなど、業務負担増が続けば、働き手の離職にも繋がる恐れもあります。
このような中、国において、駐車が制度等の見直しが図られていることをお聞きし、警察庁から全国の警察に対して、駐車許可等の申請に係る簡素合理化に向けて指示がなされたとお聞きしております。
そこで伺います。
駐車許可および駐車規制からの除外措置について今年7月には制度の見直しが図られるとのことだが、その経緯はどうか。
また、主な見直し内容と今後の周知方針はどうか。
最後に交番の建設について伺います。
千葉西警察署管内の幕張駅前交番については、本年2月の予算委員会で、千葉市等との調整を図り、設計業務を進めている旨のご答弁をいただいており、本年度に入り、建て替え工事の着工に向け事務を進めていただいているとお聞きしております。
そこで伺います。
幕張駅交番の進捗状況や意匠の結果についてはどうか。
以上で私の1回目の質問を終わります。
当局におかれましては明快になるご答弁のほど、よろしくお願いいたします。
答弁(第1回目)
–議長
川村博章君の質問に対する当局の答弁を求めます。
知事 熊谷俊人君。
–熊谷俊人 知事
自民党の川村博章議員のご質問にお答えをいたします。
まず生涯現役社会の実現に向けた取り組みについてのご質問にお答えをいたします。
高齢者人口が増加する一方で、生産年齢人口の減少が見込まれる中、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるためには、就業や社会参加活動などを通じて社会と関わり、生きがいを持ちながら活躍できる生涯現役社会を実現していくことが重要です。
このため県では高齢者が意欲や能力に応じて働き続けることができる環境作りを推進するとともに、高齢者の社会参加を促進するため、地域活動の担い手育成の場である生涯大学校の運営や、市町村が行う高齢者の地域活動の場作りへの支援などを行っています。
今後も高齢者が個性豊かに生き生きと暮らし続けられる地域社会の実現を目指し、市町村などと連携をしながら、高齢者の就業や社会参加のための環境作りを進め、高齢者の活躍を支援をしてまいります。
次に健康寿命の延伸に向けた取り組みについてのご質問にお答えをいたします。
健康寿命の延伸は県民1人1人が主体的に健康作りに取り組んでいただくだけでなく、誰もが無理なく健康に繋がる行動をとることができる環境の整備が重要であると考えています。
そのため県では第3次健康ちば21において、自然に健康になれる環境作りを重点事項とし、令和6年度生活習慣に関するアンケート調査で、自分の住む地域の食事、運動、人との繋がり等の環境を健康作りの観点から調査をし、地域ごとの課題の抽出を行いました。
調査から、郡部においてあることや自転車に乗る機会が少ないなどの結果が得られており、今後有識者検討会で意見を伺い、施策の企画立案に生かす他、保健所ごとに地域で市町村企業等と連携をし、生活習慣の改善や社会との繋がりに関するセミナーを開催するなど、地域における健康作りを推進してまいります。
私からは以上でございます。
他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。
–議長
総合企画部長 三神彰君。
–三神彰 総合企画部長
まず千葉ロッテマリーンズのファーム本拠地についてのご質問ですが、プロ野球チームのファーム球場は、選手とファンとの距離が近く、誰もが野球を身近に感じられる場所として、近年多くの感染者が来場する施設となってきております。
君津市へのファームの移転では、球場だけでなく、地域住民が交流できる複合施設の整備にも取り組むこととされており、スポーツを通じた地域作りの新たな交通交流拠点となることが期待されています。
またマリンスタジアムとファーム球場の相乗効果により、新たなファンやスポーツツーリズムによる交流人口が増えることで、君津地域はもとより県内部への波及効果も期待できると考えております。
次に大阪関西万博に対する受け止めについてのご質問ですが、世界中の多様な文化や価値観に触れることができる万博は次代を担う子供たちにとって国際理解を深め、日本の魅力を魅力を再発見すると同時に、夢や希望を育む貴重な経験ができる場であると考えております。
また連日国内外から10万人を超える方々が来場する注目度が高いイベントであることから地域の魅力を発信する絶好の機会です。
現在発行テーマとした8月の千葉県ブース出展に向け市町村や企業と連携して準備を進めているところであり、本県が誇る発酵の魅力を世界中の方に広く発信できるよう取り組んでまいります。
次に総武線快速列車の幕張駅停車に関するご質問ですが、JR幕張駅への快速列車の停車について県では地元である千葉市の要望を踏まえ、市町村等と構成する千葉県JR線複線化等促進期成同盟を通じ、JRに対し要望してきたところです。
JR千葉支社からは他の快速列車停車駅に比べ、幕張駅の利用者数が少ないことに加え、幕張駅へ快速列車を停車させた場合、速達性が低下することなどから、現状では実現が難しい状況にあると聞いております。
県としてはこうした課題も踏まえ、まずは幕張駅の利用者数の状況を注視するとともに、引き続き、地元市等とも連携を図りながら、JRに対して要望してまいります。
以上でございます。
–議長
商工労働部長 関雄二君。
–関雄二 商工労働部長
幕張メッセの利用状況についてお答えいたします。
幕張メッセは平成元年の開設以来、延べ1億9000万人の方々にご利用いただき、本県における産業振興や文化の発展、国際化の推進に向けた中核施設として大きな役割を果たしてきたところです。
このうち、国際展示場の近年の利用状況については、令和元年度に過去最大の2636ホールを記録した後、一旦、新型コロナウイルス感染症の影響で大きく減少しましたが、昨年度は工事のために一部貸し出ししたにも関わらず、2371ホールの貸し出しがあったところです。
現在利用状況は回復傾向にあるものと認識しており、今年度は昨年度よりさらに多い約2500ホールの貸し出しを見込んでいます。
今後とも、成田羽田の両空港からのアクセス性の良さや、平面構造で使いやすい施設であることなどの幕張メッセの優位性を生かし、更なる利用促進を図ってまいります。
以上でございます。
–議長
総務部長 前田敏也君。
–前田敏也 総務部長
除菌についてのご質問でございますが、令和2年春から令和6年秋までの5年間で叙勲を受章された千葉県関係者の方は、1940名であり、このうち、千葉県知事が推薦した方は529名です。
人目につきにくい分野などで、多年にわたり業務に精励された方として、知事が推薦した方は、民生児童委員や看護師、介護福祉士、保育士などとなっております。
引き続き県では優れた功績を挙げた本県関係者の方が叙勲のによくされるよう、国等と連携して適切に事務を進めてまいります。
以上でございます。
–議長
保健医療担当部長 鈴木貴士君。
–鈴木貴士 保健医療担当部長
感染症対策についてのご質問ですが、新型コロナの経験を受け、感染症の大きな流行は、未知の感染症だけでなく、病原体ウイルスに変異等が加わることによっても起こることが改めて明らかとなったところです。
こうしたことを踏まえ、国においては、新興再興感染症等の流行の可能性などを早期に探知するため、令和7年4月から、いわゆる風邪症状の発症を含む急性呼吸器感染症の発生状況を把握する仕組みを開始したところであり、千葉県においても、地域のバランスを考慮し、報告を行う医療機関を180ヶ所以上指定するとともに、速やかなデータ集計が可能となるよう、特にオンラインでの届け出を要請しているところです。
また、感染症流行時には、高齢者や社会福祉サービスを受けている方への対応も重要となることから、令和6年度から、専門家等の協力を得て、高齢者施設、障害者施設、保育所、教育委員会等の職員を対象とした個人防護具の着脱方法などの感染症対応に係る研修会を各地域で実施しており、引き続き感染症対策の強化に取り組んでまいります。
以上でございます。
–議長
健康福祉部長、岡田慎太郎君。
–岡田慎太郎 健康福祉部長
高齢者施設の地域での連携促進性のご質問ですが、昨年3月に策定した千葉県高齢者保健福祉計画では、高齢者、障害者、児童などの福祉分野の枠や、支える側と支えられる側という関係を超えた繋がりのもと、1人1人が生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らし続けられる地域共生社会の実現を目指すこととしています。
高齢者施設は、医療、介護、生活支援等は一体的に提供される地域包括ケアシステムを支える社会資源として、地域共生社会の構築に重要な役割を果たしています。
地域においては、分野の枠を超えた連携協働の中心として、高齢者施設が多世代交流や他の福祉サービスとの連携などに取り組んでいる事例もあることから、県ではこれらの事例を研究するとともに、市町村等と経由してまいります。
次に介護人材の確保に向けた取り組みについてのご質問ですが、県では介護人材を確保するため、若手介護職員を介護の未来案内人として委嘱し、中学校や高校等で介護職のやりがい等について、案内人が出前授業やワークショップを行うなど、介護職の魅力発信に努めています。
また、介護福祉士養成校等で連携して、小学校等で車いす体験や高齢者疑似体験などの体験事業を行っている他、千葉県福祉人材センターによる就職希望者向けイベントにおいて、相談コーナーの設置や福祉機器の展示を行うなど、介護職の必要性や業務について理解促進を図っているところです。
今後とも関係団体等と連携しながら、介護職の魅力発信や理解促進に取り組んでまいります。
以上でございます。
–議長
県土整備部長 四童子隆君。
–四童子隆 県土整備部長
私からは武石インターチェンジアクセスする道路の整備状況についてのご質問にお答えします。
当該道路については、交通の円滑化を図るため、千葉市境から習志野市東習志野までの約1.9km区間で4車線化を進めています。
このうち、暫定2車線で供用している京成本線との立体交差を含む約0.6km区間については、現在鉄道交差部の環境工事を行っています。
また、残る約1.3km区間ではまとまった用地が確保できた箇所から順次道路改良工事を進めているところです。引き続き京成電鉄等と連携し、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、早期完成に向け事業推進してまいります。
以上でございます。
–議長
警察本部長 青山彩子君。
–青山彩子 警察本部長
私からはまず、横断歩行者が多い信号交差点の渋滞対策についてお答えいたします。
通勤通学時間帯等に信号交差点において、横断する歩行者が多く、車両の左折待ちによる渋滞が認められる場合には、その時間帯の信号サイクルを横断者の数や、横断秒数を考慮した上で、車両の青信号時間を延長するなどして、渋滞の解消に努めております。
次に、駐車許可制度の見直しに関するご質問ですが、いわゆる物流2024年問題を背景として、物流医療を始めとした駐車需要に対応する必要性が高まる中、令和6年6月に規制改革実施計画が閣議決定されたことに基づき、国において、駐車許可および駐車規制からの除外措置の申請に係る簡素合理化に向けた見直しがなされたものとなります。
主な見直し内容は、オンライン化を見据えた申請書式の統一許可の有効期間の延長複数の警察署の管轄にまたがる申請の1警察署での受理など、申請者の負担軽減が図られるものであり、県警としても見直し内容について、申請者に対する警察署窓口での矜持や県警のウェブサイトへ掲載する他、関係団体等を通じて周知を図っていくこととしております。
最後に、幕張駅前交番の進捗状況等に関するご質問ですが、幕張駅前交番の工事の進捗については、6月下旬に落札業者が決定すれば、7月上旬の契約締結を行い、工期は令和8年2月中旬となる予定です。
衣装については、周辺の環境や景観に配慮するよう、千葉市と千葉市公共施設デザインガイドラインに基づき基づいた協議を経て、設計しています。
内容については、地元の協議会などからの要望を受け、交番が建設される幕張駅前ロータリーのカーブに合わせ、交番外壁に曲面を採用する他、ポリスの表記を行うこととしております。
さらに、千葉市が計画しているロータリー内のモニュメントと記帳が合うように、交番の色調を落ち着きのある灰色とする予定となっております。
以上でございます。
–議長
川村博章君。
質問・要望(第2回目)川村博章 議員
–川村博章 議員
知事並びに各部長、警察本部長ご答弁ありがとうございましたそれでは、再質問と要望をさせていただきます。
まず初めに、千葉ロッテマリーンズの球場についてです。
君津市では、ファームの本拠地移転が地域振興に資する地域の新たな交流拠点として期待されていることがわかりました。
一方、ZOZOマリンスタジアムは幕張メッセも幕張新都心の中核施設として地域の活性化を担う。重要な施設であると思います。
こうしたことからも、今回、千葉市から発表のあった千葉マリンスタジアムの移転建て替えについても、地域の拠点施設として、人の流れや経済効果など、幕張新都心全体にとって、プラスとなるように進めていただくとともに、幕張メッセへの影響はもとより、幕張新都心周辺や地域全体の交通渋滞対策など様々な課題をクリアできるよう、千葉市としっかりと協議していただくよう要望します。
次に、大阪関西万博についてですが、再質問します。
先ほど千葉県ブースの出店に向け準備を進められているとのご答弁がありましたが、このような大きなイベントで、千葉県の魅力を伝えるためには、しっかりとした準備やPRなどが重要であると考えます。
そこで伺います。
千葉県ブース出展に向けた具体的な取り組み状況はどうか。
次に、総武線利便性向上についてです。
若井駅周辺はまだまだ開発の途中であり、ポテンシャルに満ちあふれた地域となっております。
今後も利用者の増加も見込まれますので、ぜひ総武線快速列車を幕張駅に停車していただけるよう、引き続きJRに対ししっかりと働きかけていただきますよう要望します。
また、以前から申し上げている通り、東京メトロ東西線の千葉駅延伸につきましても、総武線沿線の方々にとって、さらに利便性が高まることになりますので、JRに対し引き続き要望していただきますようお願いします。
次に叙勲についてです。
いつの時代にも人知れず、世のため人のために作られる方はいらっしゃいます。
こうした地道な活動を続けている方にスポットを当てて、教訓を授与することは大きな励みになるとともに、社会に範を示すことになると考えます。
県においても、本県において功績のあった方、特に地域で地道に活動された方や、人目に付きにくい分野で貢献された方が、叙勲の縁によくされるよう、国や市町村、関係団体と緊密な連携を図り、適切に事務を行っていただくよう要望します。
次に、感染症対策についてです。
引き続き感染症に関する情報の収集を適切に実施していただき、新たな新興感染症や再興感染症の発生時や蔓延時に速やかに対応できるよう、感染症対策の強化に努めていただくことを要望します。
併せて、海外では新型コロナウイルス感染症が再び流行ってきているとの報道がありました。
また、国内では新型コロナウイルス感染症のワクチン接種率が下がっていると伺っております。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行され、予防接種が定期接種になり、費用も一部自己負担になったことなどが大きいと思いますが、備えあれば憂いなしと申します。
引き続き市町村と連携し、予防接種の普及啓発に努めるよう要望します。
次に、生涯現役社会についてです。
高齢者の社会参加を促進することは、高齢者の生きがい作りに役立つのみでなく、高齢者の健康の増進や豊かな地域作りにも繋がってまいります。
生涯現役社会の実現に向け、生涯大学校での地域活動の担い手育成を初め、市町村の取り組みへの支援を含めた世界活動の推進をこれまで以上に進めていただくよう要望するとともに、現在様々な業界で人手不足が叫ばれておりますが、元気な高齢者がいつまでもこれまでの経験を生かしながら、元気で働けるよう、シルバー人材の活用も検討するよう要望します。
次に、健康寿命についてです。
健康寿命の延伸に向けては、高齢者が元気でいることが重要であり、人との繋がりも大切です。
先ほど例に挙げた青森県では、大学や企業の知見を生かし、健康に関するデータを様々な形で活用しており、健康課題の課題に向けては、産学官民が一体となった取り組みが有効であると考えます。
健康寿命延伸のためには、市町村等と連携して、統計データの収集分析を進めるとともに、弘前大学の事例を参考に、県内の大学や企業等と連携し、データ収集を行う取り組みも検討していただくよう要望します。
次に、高齢者福祉についてです。
地域共生社会の実現に向けて、特別養護老人ホーム等の高齢者施設が中心となって、地域連携を進めていくのも一つの取り組みだと思います。
例えば、施設の地域交流スペースを活用して、子供食堂や放課後、休日の子供たちの居場所にすれば新たな多世代交流の活動拠点になると思います。
今後も様々な事例を研究しながら、市町村と連携して、地域包括ケアの推進に努めていくよう要望します。
また、児童生徒の介護に対する理解を深めることは、その仕事に従事する方々への理解と尊敬に繋がることだと思います。
今後も将来の介護人材の確保を見据えながら、次代を担う児童生徒に介護の魅力について、触れる機会を増やしていただくよう要望します。
次に、都市部における渋滞対策についてです。
慢性的な交通渋滞の解消は喫緊の課題となっておりますので、引き続き武石インターチェンジへアクセスする道路を初め、対象路線の1日も早い完成形での整備に向け向けて、継続的に道路整備に必要な予算を確保していただくよう要望します。
また併せて、歩行者の状況により、適時信号サイクルの見直しを図るなど、引き続き渋滞の解消に努めていただくよう要望します。
次に、駐車許可および駐車規制からの除外措置についてですが、再質問します。
今後、申請に係る見直しがなされ、申請者の負担軽減が図られるとのことですが、現在でも介護事業者等からの駐車許可等の申請はなされていると思います。
そこで伺います。
県内でも介護事業者等の駐車許可に対する需要が増えてきていると思うが、県警では、介護事業者等の就職課に係る申請に当たり、どのように対応しているのか。
最後に、交番の建設についてです。
現在整備中のJR幕張駅北口駅前は、新たな花見川区の玄関口となります。
そこに位置する幕張駅駅前交番は、治安維持の要となる施設です。
新しくできる交番は、地元協議会などの要望を受け、交番外壁への曲面採用や、ポリスの表記、ロータリー内のモニュメントと基調を合わせた色の採用など対応していただけるとのことで感謝申し上げます。
完成後も地元と連携した警察活動により、安全と安心を提供していただくよう要望します。
以上要望と再質問となります。
再質問へのご答弁のほど、よろしくお願いを申し上げます。
答弁(第2回目)
–議長
総合企画部長 三神彰。
–三神彰 総合企画部長
大阪関西万博の千葉県ブース出展のご質問ですが千葉県ブースの出展に向けましては、本県の発行に関する歴史や文化、こういったものの展示紹介に加えまして、試食や体験などによって多くの方にその魅力を体感していただけるよう関係団体と準備を進めているところでございます。
県といたしましては今後開催する県民の日中央行事イベントを初めとしまして、様々な機会でしっかりPRしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
–議長
警察本部長 青山彩子君。
–青山彩子 警察本部長
介護事業者等の駐車許可申請に関するご質問ですが県警では増加した介護事業者等からの駐車許可に係る申請について、申請者の負担軽減を図るため、今年の3月から許可期間の延長や新新規申請の段階で、緊急時は診療時間外でも認めるなど、簡素合理化に努めているところです引き続き、申請者の負担軽減を考慮し、柔軟な対応に努めてまいります。
以上でございます。
–議長
川村博章君。
要望(第3回目)川村博章 議員
–川村博章 議員
ご答弁ありがとうございました。
最後に要望させていただきます。
まず大阪関西万博についてです。
万博のような大きなイベントは、国内外から多くの方が訪れるため、ホテルや交通機関などの周辺施設にも大きな経済波及効果が見込まれます。
また、そして連日のテレビ等のマスコミで、万博のネタが取り上げられているように、大きな話題となっておりますことからも、その都市を売り込む上で、またとない機会という機会にもなります。
また、将来を担う子供たちにとっては貴重な学習体験の機会になるとともに、生涯にわたる良い思い出にもなると思います。
様々な影響が認めますので、ぜひ千葉県でも、万博のような大きなイベントの誘致を進めていただくよう要望します。
最後に、駐車許可および駐車規制からの除外措置についてです。
高齢化が進む中で、世界的に重要な業務を担う医療や福祉の訪問事業者等の駐車事業に対しては、引き続き申請者の負担軽減に配慮した対応に努めていただきたいと思います。
また、駐車許可制度について、事業者等が深く理解し、この制度が広く普及するように、関係団体とも引き続き連携し、広報を推進していただくよう、要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
長時間にわたりご清聴ありがとうございました。