12/19千葉県議会12月定例会が閉会しました。9月定例会、会派視察、委員会視察、会派での勉強会、そして12月定例会。8月後半から、ずっと議会に通っていました。
終わったかと思うと、2月の議会のため、千葉県庁関係部署との打ち合わせが、すでに始まっています。
年明け2月、はじめて千葉県議会に登壇し、一般質問の機会を頂きます。平日の昼間でもありますが、ぜひ、千葉県議会に応援に来ていただけると嬉しいです。
9月の豪雨では、直後に、被災地茂原を現地視察し、地域や行政の声を聞き、会派として意見をまとめ、代表質問で取り上げたところ、その9月中に災害対策として補正予算に盛り込まれました。
熊谷俊人千葉県知事のスピーディーな対応とともに、県議会での議論の意義も実感しました。
この12月議会では、なんといっても、「多様性尊重条例」について、全国的にも注目されました。
実際、採決日前には、私のもとにも、全国から電話やメール、SNSにて反対するよう要望が多数寄せられました。当日、議会の前には、街宣車が反対の演説が繰り広げられ、傍聴者からの野次も飛び交いました。
私たちの会派(立憲民主)は、これまで人種、国籍、宗教、年齢、性別、障がいの有無、性的指向、学歴、価値観、社会的な立場など、人々が持つ様々な違いを互いに認め、尊重し合う、ダイバーシティの推進を機会あるごとに訴えてきました。
昨年も2月定例会の一般質問において取り上げ、また12月定例会の代表質問では「ダイバーシティを推進する条例を制定すべきではないか」と知事に問いかけ、知事からは「条例の制定も含め、本県に相応しい方策のあり方について検討を進めていきたい」旨のご答弁を頂きました。
議会での議論やパブリックコメント、また全国からの意見があるのとは承知しています。
この条例の制定は、僅かな一歩かもしれません。しかしながら、これは多様な立場、価値観を持つ方々が合意したギリギリの一歩でもあります。立ち止まりや、後戻りではなく、共に一歩前へと前進しましょう。
そう採決前の討論で、私たちの会派から野田剛彦議員が、ヒューマニズムに基づいた考えを表明されました。
都道府県で唯一、男女共同参画に関する条例がなかった千葉県。
多様性を尊重し、誰もが活躍できる社会を目指す千葉県提案の条例が、賛成多数で可決、成立。条例は来年1月1日から施行されます。
議会後の反省会でも、20年前の男女共同参画条例案の廃案から、会派の先輩方の様々な思いをお聞きすることができました。
菊岡たづ子議員が、手話をもちいて、スピーチされたことが印象に残っています。
今回、LGBTQや性自認についての議論が目立ちましたが、ジェンダー格差、障がいや学歴、貧富の格差などが未だに残っています。人々が持つ様々な違いを互いに認め、尊重し合う社会を目指す会派の考えを、議会の討論で示し、今回の条例が成立させることができました。
野田剛彦議員が示されたように、
この条例の制定は、僅かな一歩かもしれませんが、これは多様な立場、価値観を持つ方々が合意したギリギリの一歩でもあります。
立ち止まりや、後戻りではなく、共に一歩前へと前進しましょう。