【速報】本日の千葉県議会 ー 中村実議員(自民党)の一般質問 2023年6月26日午前1

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/06/26)午前一人目の一般質問は、自民党の中村実議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1.  ヤード等対策の強化について
    問い: 千葉県にある金属や車の廃棄場、土地の問題を話しました。これらは安全に問題がある可能性があり、県が新しく組織をつくって対策をしている理由と、その組織が何をするのかを聞きました。
    答え: 千葉県には金属や車の廃棄場、土地の問題が多いから新しく組織をつくったと説明しました。この組織は、ルールを守らない廃棄場の管理人に指導をして、環境を守り、資源の再利用に力を入れる予定です。また、不適切な廃棄場の監視と早めの対応に努めると話しました。
  2.  青少年の問題について
    問い: インターネットで起こる青少年の問題や闇バイトの問題など、様々な青少年の問題について千葉県がどう対応しているかという質問がありました。
    答え: 青少年の問題が増えているので、千葉県は青少年の問題に対する新しいプランを立てています。このプランでは、新しい問題に対してどう対応するかを明確にしています。具体的には、起業家や芸術家を育てる支援をすると言っています。
  3.  闇バイト対策について
    問い: SNSでの闇バイト募集とそれによる少年の犯罪参加が問題になっています。そこで、県警の具体的な対策と、少年を犯罪に加わらせないための対策について質問しました。
    答え: 県警は、SNSの闇バイト募集に対して、ネットでの監視や警告、警察への通報をしています。さらに、学校と協力して非行防止の授業やインターネットの安全な使い方の教室を行い、少年の意識を高める活動をしています。また、人気のお笑い芸人を使って、動画で情報を広めています。
  4.  港湾問題について
    問い: 船橋市のいくつかの建物や道路は古くて、津波や大波から守るための海岸の壁なども古いです。これらを修理するためには国や県の力が必要です。船橋市の海岸の壁や水門の修理の状況について知りたいという質問がありました。
    答え: 船橋市の海岸にある壁や水門を保護するために、県と国が一緒になって作業をしています。例えば、壁を高くしたり、古いポンプを新しいものに変えたりしています。これによって、船橋市の海岸を安全に守ることができると考えています。
  5.  道路問題について
    問い: 船橋市にある道路が古くて歩きにくいという問題があります。それらの道路の修理の状況とこれからの計画について質問しました。また、別の道路の工事が進んでいる状況についても知りたいと質問しました。
    答え: 歩きにくい道路の修理は進行中で、年内にはほとんどが完成する予定です。次にどの道路を修理するかは市と相談して決めます。また、別の道路の工事も進行中で、新しい歩道を作ったり、交差点を改良したりしています。
  6.  河川等の管理について
    問い: 地球が暖まると大雨が増えて、川があふれたり、土が崩れたりする危険が高まります。特に船橋市の海老川に注目して、過去の災害やこれまでの対策、これからの計画について質問しました。
    答え: 海老川の川底を掘る計画が進んでいます。そのためにどうやって掘った土を処理するかについて調査しています。また、海老川の池も一部掘り下げる作業が進んでいます。これらの作業が予定通りに終わるかどうかについても話し合っています。
  7.  文書館について
    問い: 文書館と呼ばれる場所では、大切な昔の書類が保管されています。それらの書類はどのようにして保存するかを決めているのか、そして去年、何枚の書類が保管され、何枚が捨てられたのかを知りたいです。
    答え: 文書館では、書類が大切な歴史の一部かどうかを判断するために専門家の助けを借りています。去年、2万5659枚の書類が保存期間が終わったのですが、その中で392枚が大切な歴史の一部と判断され、残りの2万5267枚はもう必要ないと判断され、捨てられました。これからも、専門家の助けを借りながら大切な書類を保管し続けるつもりです。
  8.  動物愛護について
    問い: 動物を守るボランティア団体の活動が大切だと思います。特に、たくさんの猫を救って、不妊手術をする活動が素晴らしいと思います。この活動のために移動手術車というものを使っていますが、それについて県はどう考えているのでしょうか。
    答え: 移動手術車は新しい活動の一部だと県は考えています。動物を家族に迎える活動や、災害時の支援など、ボランティアの活動に対しては応援しています。ボランティアとの協力はとても大切だと考えており、これからもボランティアの活動を注意深く見て、情報を集めるつもりです。
  9.  HUAWEIについて
    問い: HUAWEI(ファーウェイ)という会社がスパイ活動をしている疑いがあるとニュースで見ました。この会社は私たちの市にあり、市からお金をもらっています。この会社が何をしているのかを市民に説明することは大切だと思いますが、市はどのようにこの会社をチェックしているのでしょうか。
    答え: HUAWEIという会社は市からお金をもらっているので、市は毎年その会社から活動報告をもらって、必要があればその場所に行って確認しています。今年の5月に市はHUAWEIの研究所に行って、問題がないことを確認しました。また、この会社には77人の従業員がいて、その中で61人が市の中に住んでいます。その数は去年から11人増えました。外国から来た従業員もいます。

 

2 一般向けの要約編

  1.  ヤード等対策の強化について
    質問: 中村実議員は千葉県内に存在する金属スクラップヤード等や自動車ヤード、残土等について問題を提起しました。これらの施設は県民の生活の安全を脅かす可能性があり、社会的な問題となっていると説明しました。そして、この問題を解決するために県がヤード位・残土対策課を新設した理由と、この新たな組織がどのような取り組みを行うのかを求めました。
    答弁: 知事の熊谷俊人議員は、県がヤードや残土等の対策を強化するために新たな組織を設置した理由を説明しました。特に、県内に存在する金属スクラップヤード等や自動車ヤード、残土埋立場が多いため、それらに対する対策に対する業務執行体制の強化が必要であったと述べました。そして、新たな条例を制定し、不適切なヤードの運営を行う事業者に対する指導を行うことで環境悪化の防止と適正な資源リサイクルの取り組みを推進すると説明しました。また、環境生活部長の井上容子議員は、新組織では不法な自動車ヤードや不適正な残土等の埋め立てに対する厳正な監視と、早期の対応に努めると述べました。
  2.  青少年問題について
    質問: 青少年問題の変化、特にインターネットを介した事件の増加、闇バイト問題、青少年の多様な問題に対する対応について質問がありました。平成22年から施行された子供若者育成支援推進法(子若法)を受け、千葉県が青少年総合プランを策定し、その第4次プランの内容とその基づく今後の取り組みについての具体的な質問がなされました。
    答弁: 多様化、複雑化する青少年問題に対応するため、第4次千葉県青少年総合プランを推進していると述べました。このプランにおいては、千葉県青少年問題協議会と連携し、意見や助言を広く得ています。第4次プランでは、社会全体の変化と課題を整理し、具体的な変化と課題について明確化しています。新たな施策の柱としては、創造的な未来を切り開く子供若者の育成を目指し、起業家精神を持つ人材の育成や次世代芸術家の支援などを含んでいます。
  3.  闇バイト対策について
    質問: SNSを通じた闇バイト募集とそれによる少年の犯罪加担が問題視されています。そこで、SNSを通じた闇バイト募集に対する県警の具体的な対策と、少年を犯罪に加担させないための防止策について質問しました。
    答弁: 県警は、SNSを通じた闇バイト募集への対策として、サイバーパトロールによる書き込みの把握や警告、公式アカウントからの警告メッセージ送信、検索結果画面での警告メッセージ表示などを実施しています。また、サイバーパトロールを行うボランティアと協力し、発見した情報について警察への通報も行っています。少年を犯罪に加担させないためには、学校関係者と協力して非行防止教室やネット安全教室を実施し、少年の意識向上を図っています。さらに、人気お笑い芸人を起用した啓発動画を制作・配信し、少年に合わせた広報啓発活動を推進しています。
  4.  港湾問題について
    質問: 船橋市の中心市街地にある重要な公的施設や交通施設は、高潮や津波などの災害から保護するための海岸保全施設の重要性を高めています。一部の施設は50年以上前に建設されており、老朽化や耐震性能不足が問題となっています。船橋地区の護岸や水門排水機場などの改修が必要で、これには国による整備が必要です。また、直轄事業区間外でも同様の改修が進んでおり、県が進めている事業の継続も重要であると述べ、船橋地区の海岸事業の進捗状況について問い合わせています。
    答弁: 船橋地区においては、県による海岸保全施設の整備が行われてきましたが、昨年度から国の直轄事業による整備が始まり、日の出橋壁の嵩上げ工事に着手したとのことです。また、県では今年度、取付護岸の耐震工事と西浦排水機場のポンプ用エンジン更新工事を予定しており、国の直轄事業と県の事業の両方を進めていることを示しています。これにより、船橋地区の海岸保全施設の整備が促進され、住民の安全が確保されるとの見通しを示しています。
  5.  道路問題について
    質問: 船橋市咲が丘の県道千葉鎌ヶ谷松戸線歩道改修の進捗状況と今後の方針について、そして都市計画道路本郷町小作町線の工事進捗について尋ねました。前者においては、老朽化した側溝ぶたが原因で歩道が歩きづらい状況にあり、改修が進行中であるが、改修予定区間の確認と地元の声を反映した今後の改修の必要性についても質問しました。後者については、交差点改良の進捗と今後の事業の完成を期待しています。
    答弁: 県道千葉鎌ヶ谷松戸線の歩道改修については、側溝の暗渠化による段差の解消を行っており、約860mが完了、今年度中に残りを完成する予定である。次の改修箇所は地元市と協議して決定する。都市計画道路本郷町小作町線は、歩道整備や交差点改良を行っており、0.3kmが供用開始、残る0.2kmの区間については国道14号中山競馬場入口交差点に右折レーンを設置し、今後も歩道整備を進行中である。
  6.  河川等の管理について
    質問: 本質問では、地球温暖化に伴う異常気象により増加している洪水や土砂災害に対する河川管理の問題が提起されています。特に船橋市の海老川水系に注目し、過去の災害状況、治水対策の実施状況、及び今後の対策について質問が行われています。現状では未だに浸水被害が発生し、早急に必要な措置として海老川下流部の河道掘削および海老川調整池の暫定掘削が挙げられています。海老川架道掘削の進行状況についても問われています。
    答弁: 答弁では、海老川の河道掘削について言及され、河口から長津川合流点までの区間での掘削実施が予定されており、令和6年度の開始に向けての掘削土の処分方法を決定するための調査と関係機関との協議が進行中であることが述べられました。また、再質問では海老川調整池の暫定掘削の進捗状況と今後の予定について問われました。さらに、海老川の河道掘削および海老川調整池の暫定掘削が、土地区画整理事業の完了予定の令和16年までに確実に実施されるかどうかについても問われています。
  7.  文書館について
    質問: 公文書は重要な歴史資料であり、その取り扱いには注意が必要だとの立場から、質問者は文書館と歴史公文書判定アドバイザーがどのように公文書の保存判定を行っているか、また、令和4年度の歴史公文書と廃棄文書の件数について問い合わせています。
    答弁: 文書館では、外部専門家を歴史公文書判定アドバイザーとして配置し、彼らの専門的見地からの意見をもとに、各担当課からの情報を集めて公文書の判定を行っているとのこと。令和3年度に保存期間が満了した公文書2万5659冊のうち、392冊が歴史公文書として判定され、残りの2万5267冊が廃棄されたとの回答。県は引き続き、歴史公文書判定アドバイザーの知見を活用し、適正な保存を続けていく意向を示しました。
  8.  動物愛護について
    質問: 動物愛護に取り組むボランティア団体との連携の重要性について強調した上で、特に多頭飼育崩壊から猫を救出し、地域活動の支援に移動手術車を活用して不妊手術を行う団体の活動に触れました。前例主義に固執する地方公共団体の態度についても問題提起し、具体的に県が移動手術車の重要性についてどのように認識しているかについて問い合わせています。
    答弁: 移動手術車は新たな活動の一つとして認識されており、収容動物の譲渡、適正使用の周知、災害時の対応など各種ボランティア活動に対しては柔軟に対応しているとの回答。県はボランティア等との連携が非常に重要であり、各種ボランティアが行う様々な取り組みについて注視し、情報収集に努めるとの姿勢を示しました。
  9.  HUAWEIについて
    質問: HUAWEIのスパイ行為の疑いが報じられ、同社の研究所が市内に存在し、立地企業補助金を受けている事実について説明しました。HUAWEIの実態を理解していない市民に対しての情報開示の重要性を強調し、具体的にHUAWEI社について令和4年度の事業状況報告に対する実地確認の内容について問い合わせています。
    答弁: 立地企業補助金を受けているHUAWEIについては毎年度報告書の提出を求め、必要に応じて現地調査を行っているとの回答がありました。HUAWEI社については今年5月に船橋の研究所を訪問し、報告内容に問題がないことを確認したと述べています。雇用状況については、従業員数は77名で、県内在住者は61名であり、いずれも昨年に比べて11名増加しているとのこと。また、外国籍の従業員も存在するとのことです。

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午前】一般質問 中村実議員(自民党)

これより本日の会議を開きます。日程第1、議案第1号ないし第9号報告第1号ないし第16号を一括議題とし、これより質疑並びに一般質問を行います。順次発言を許します。通告順により、中村実くん。船橋市選出、自由民主党の中村実でございます本日登壇の機会をいただきました。

会派の先輩同僚各位に感謝いたしております。通告に従い、質問を行います。初めに、ヤード等対策の強化について質問します。県では、県政が抱える行政課題に的確に対応するため、また、限られた人的資源を重点配置し、効率的な業務執行を行うため、毎年度、組織の見直しを行っていると聞いております。

近年では、使用済みの金属やプラスチックを保管する金属スクラップヤード等が県内に多数確認され、その一部において、県民の生活の安全などが脅かされる事態が生じており、社会的な問題となっております。さきの我が党の代表質問において、金属スクラップヤード等を規制する条例の制定に関して進捗状況を質問したところ、制定に向けて必要な手続きを速やかに進めているとの前向きな答弁がありました。

また、本県は首都圏に位置し、道路網や港湾が整備されており、地形が平坦で谷津が多いことなどから、残土や再生土による埋め立てなど、行っている事業場や自動車部品などを保管する自動車ヤードが数多く確認されております。

これまでも本県では、残土や再生土による埋め立てなどを行う事業場に対して、県残土条例や再生土条例を制定し、適正な事業実施等を指導してきました。また、自動車ヤードに対しても、自動車リサイクル法に基づく指導や自動車ヤード条例を制定し、是正等の対策を講じてきたところであります。

このような中、令和5年度の組織の見直しにおいて、各種ヤードや残土等の対策を強化するため、環境生活部にヤード位・残土対策課が新設されたところであります。そこで二点伺います。組織を新設した狙いは何か。この組織でどのような取り組みを行っていくのか。

続いて青少年問題について質問します。かつて青少年問題といえば、飲酒、喫煙、校内暴力、家庭内暴力など、いわゆる不良と呼ばれる子供たちの問題がクローズアップされていたわけですが、時代が移ろい、令和の世の中になりますと、児童虐待、ひきこもり、ヤングケアラー、貧困、自殺など青少年問題も大きく様変わりしています。

また、スマートフォン等の普及により、青少年がインターネットを介して事件に巻き込まれる例が増えており、いわゆる自画撮り被害の被害者となる例や、あるいはその逆にアルバイト先での不適切な行為をSNSに奉公して、企業イメージを悪化させる会社と0となるなど、見受けられます。

また、最近ではSNS上で、一般的なアルバイトの募集のように見せかけて、応募してきたお互い見ず知らずの若者に犯罪行為を行わせる闇バイト問題も大きな社会問題となっており、早急な対応が求められています。こうした多種多様な青少年問題に対応するため国では、教育福祉、保健、医療、雇用など様々な分野の子供若者育成支援施策を総合的に推進するため、平成22年4月から子供若者育成支援推進法、いわゆる子若法を施行施工施行し、都道府県に対しては、国が策定する大綱を勘案して区域内における子供若者育成支援についての計画を策定するよう努力義務を課したところであります。

これを受け、平成24年度に小赤法に基づく法定計画として、千葉県青少年総合プランを策定し、以後、平成27年度に第2次プラン、平成30年度に第3次プランを策定し、子供若者施策を総合的かつ計画的に推進してきたところですが、第3次プランが計画の最終年度を迎えた本年3月、令和5年度から9年度までの5年間を計画期間とする

第4次千葉県青少年総合プランを策定したと伺っております。県が部局横断的に青少年問題に取り組んでいく上で、この第4次プランは大変重要な計画であると思いますのでその内容と、計画に基づく今後の取り組みについて伺いたいと思います。

そこで2点質問、質問いたします。第4次千葉県青少年総合プランの内容はどのようなものか。第4次プランに基づき、今後、青少年健全育成にどのように取り組んでいくのか。次に闇バイト対策について質問いたします。

最近、海外に拠点を置く犯罪者グループによる電話de詐欺事件や、白昼堂々と刊行された高級腕時計店における強盗事件など、凶悪な事件が全国的に発生しています。報道によると、これらの事件では、闇バイト即日即金などの文言を用い、SNS上で実行犯を募集しているとのことであります。

私も先日ツイッターで闇バイトと検索してみたところ、犯罪の実行犯の募集と思われるような書き込みを多数発見しました。このような状況を踏まえ政府は令和5年3月17日に犯罪対策閣僚会議を開き、SNSで実行犯を募集する手口による強盗や特殊詐欺事案に関する緊急対策プランを決定しました。

この緊急対策プランを受け、県警を初めとする関係部局が各種対策を推進していることと思います。同プランでは、対策の柱として、実行犯を生まないための対策が掲げられているところでありますが、SNS上における闇バイト等情報に対する直接的な対策が極めて重要であると考えます。

また、この闇バイトに関連する事件では、SNS等の利用を通じて多くの少年が闇バイト等の情報を入手し、ことの重大性を認識することなく、アルバイト感覚で電話で詐欺等の犯罪に加担して警察に検挙されていると聞いております。

こうした現状から、少年たちを守るためには、学校等の関係機関と連携し、防犯教室や非行防止教室等の場を利用して、SNS等を用いた犯罪の発生状況少年を犯行に誘い込む手口等について積極的に情報発信するとともに、少年たちに向けて、わかりやすく作成した資料を用いて広報啓発活動を行うなど、少年を犯罪に加担させないための対策が必要であると考えます。

そこで2点質問いたします。SNSを利用しての犯罪の実行犯を募集する、いわゆる闇バイトの書き込みについて県警ではどのような対策を実施しているのか。少年を闇バイト等の犯罪に加担させないために、県警ではどのような対策を実施しているのか。

次に、港湾問題について質問します。船橋市の中心市街地は、都市化の進展により、多くの企業が立地し、人口が集積するとともに、市役所や消防本部などの重要な公的施設や鉄道や主要道路などの交通施設が0m地帯に集まっております。

これらを、高潮や津波等による災害から守る海岸保全施設非常に重要であります。船橋地区の護岸や水門排水機場などの海岸保全施設の多くは、昭和40年代に建設され、既に50年以上が経過し、老朽化が進行している他、大規模地震に対する耐震性能を満足していない施設もあると聞いております。

このような中、日の出地先から浜町地先の約2km区間の水門排水機場の耐震改修や護岸の嵩上げば、高度な技術を要する大規模な事業であり、国による整備が必要であることから、私も所属する船橋地区海岸保全施設耐震化協議会を通じて、国直轄事業として採用されるよう要望活動を行ってきました。

関係者のご尽力もあり、国による事業として新規されたことは記憶に新しいところであります。今年の3月4日には着工式典が開かれました。いよいよ始まると期待しております。しかしながら、船橋地区の整備が必要な海岸保全施設は、直轄事業区間だけではありません。

直轄事業区間より西側の西浦地先から日の出地先においては、県が護岸の耐震化や水門排水機場の設備更新を進めてきました。これまで県が行ってきた海岸事業の継続も、非常に重要であります。直轄事業の促進と、県事業の継続この二つが両輪となり、船橋地区の海岸事業が進むことが大変重要であり、住民の安全安心が確保されるよう、1日も早く完成することを望みます。

そこで伺います。千葉港海岸船橋地区における海岸事業の進捗状況はどうか。次に道路問題について質問しますまず、県道千葉鎌ヶ谷松戸線の船橋市咲が丘付近の歩道改修についてであります。県道千葉鎌ヶ谷松戸線は、千葉市の沿岸部を起点とし、市街化が進む船橋市と鎌ヶ谷市松戸市を結ぶ主要道路でありますこのうち、船橋崎包括先は、新京成線の双葉向田駅に近く、また住宅や店舗が密集していることから、通勤や買い物などで、歩行者の多い地域であります。

しかしながら、歩道内に設置された側溝ぶたが老朽化のため、ガタツキが生じており、歩きづらい状況となっております。このため、県当局では、歩道の改修工事に取り組んできており、私からも度々定例県議会において、とりわけその進捗状況を確認させていただいておりました。

直近の答弁では、当初計画していた改修延長は完了まで間近であったと認識しておりますが、改めて区間の改修予定について確認したいと思います。また、地元からも改修された箇所は、非常に歩きやすくなったとの声が上がっていることから、今後の更なる改修も期待されているところであります。

そこで伺います。県道千葉鎌ヶ谷松戸線船橋市咲が丘地先の歩道改修の進捗状況と今後の方針はどうか。続いて、都市計画道路本郷町小作町線について伺いますこの道路は、船橋湾岸部の京葉道路茨城インターチェンジから国道14号と交差し、市川市境の県道市川財政に至る船橋市内を南北に結ぶ重要な路線であり、交通量も多く、国道14号の中山競馬場入口交差点では、松戸方面から東京方面に向かう右折待ちの車両が直進車両の走行を阻害し、渋滞が発生している状況であります。

このため、県において、同交差点を含む区間について、都市計画道路の整備を進められており、交差点改良による渋滞の緩和、道路拡幅による歩行者の安全確保の観点からも、本工事の完成が期待されるところであります。

現在、交差点において工事が進められ、身長進捗が目に見えてくるようになり地元の関心も高まってきております。そこで伺います。都市計画道路本郷町小作戦の進捗状況はどうか。次に、河川の管理についてであります。

近年、地球温暖化が進行しており、この影響により、大雨や短時間強雨といった異常現象、異常気象が激甚化、頻発化しております。こうした気候変動により、世界中で洪水や土砂災害のリスクが高まっており、我が国そして本県においても例外ではない状況であります。

最近では、6月2日から3日昼過ぎにかけて、本州付近に停滞した梅雨前線と台風2号の影響により本県においても激しい雨が降ったところがありました。気象庁のデータによると、今回の大雨で1時間降水量が県内で最も多かったのは、船橋市の47.5mmでありました。

船橋市内では、床上床下の浸水被害も数件発生しました。船橋市は昭和の時代から、大雨や台風による浸水被害が多く、昭和昭和4、40年代から50年代にかけては、1000件を超す床上床下浸水の被害が発生したこともありました。

特に被害が多かった。特に被害がひどかった2級河川海老川水系において、当時の市長が地元とともに、国や県へ陳情を重ね、河川激甚災害対策特別緊急事業が採択されました。これにより、昭和60年代から平成の初期にかけて、海老川の架道の拡幅や中津川の時間雨量50mm対応の整備が行われ、浸水被害が大きく減少してきました。

しかしながら、平成25年の台風26号では、235件の床上床下浸水が発生するなど、台風などの大雨により、未だに度々浸水被害が発生している状況であります。船橋市の海老川上流地区では、現在組合施行の土地区画整理事業が進められております。

船橋市では、土地区画整理事業に対する支援を行っている他、この事業区域内に船橋市立医療センターを移転建て替えすることおよび、東洋高速鉄道の新駅を誘致することが予定されております。この土地区画整理事業に合わせて、千葉県では、事業区域内において、迫川のつけかえ

架道を拡幅する改修が予定されています。令和4年1月18日に開催された第195回千葉県都市計画審議会にて海老川上流地区の区域区分の変更について可決された際、土地区画整理事業による海老川流域の治水への影響に関する検討を続け、住民に対し、ご理解いただけるよう、丁寧に説明を重ねることという意見が付されました。

これを受け、船橋市は、令和元年に県が公表した、海老川水系洪水浸水想定区域図を作成する際に実施したシミュレーションの条件に、当該土地区画整理事業に加え、同事業によるまち作りがおおむね完了する頃までに実施が見込まれることが県から示された。

海老川下流部の河道掘削および海老川調整池の暫定掘削を反映した浸水シミュレーションを実施いたしました。この結果については、住民説明会等を通して船橋市から船橋市民の皆様に対して説明されてきました。これらの経緯、現状を踏まえると、海老川水系の水害を防止軽減するためには、県の河川整備計画において、計画されている海老川調整池の整備および海老川と迫川の河道改修等の抜本的な治水対策を実施する必要がありますが、まずは緊急的な対策として、海老川下流部の河道掘削および海老川調整池の暫定掘削を早急に実施することが不可欠であります。

そこで海老川本線について伺いますが、海老川架道掘削の現状はどうか。次に文書館についてであります。行政の日々の仕事の記録こそ、歴史と私は常々感じております。起案者が粛々と淡々と記した公文書が千葉県の歴史を紐解こうとする者にとって重大な資料ともなりうるからこそ、公文書の取り扱いには慎重でなければありません。

公文書の保存年限はいずれ来るものであります。震災当時に起案された公文書の保存年限もそうでありますが、ここ4年近くの奮闘が記録された公文書の保存年限もあっという間にきてしまうものと、思います。膨大な公文書の中から、保存すべきものをどのように区別するか。

その重大な役割を担うのが、文書館であり、歴史公文書判定アドバイザーであります。そこで伺います。文書館における歴史公文書の判定はどのように行っているのかまた、令和4年度の歴史公文書廃棄文書の件数はどうか。

次に、動物愛護についてであります。殺処分ゼロを目指して奔走し、力を尽くしておられる方々には、日々深く感謝いたしながら、深甚なる敬意を表しております。6月17日には、動物愛護センター、東葛飾支所において、県と協力ボランティア団体の方々が合同で譲渡会を開催されました。

合同での譲渡会では、私の記憶する範囲では、これまでなかったのではと思われます。同じ目標に向かっては、ボランティア団体との連携は重要であります。特に行政にとっては前例がないような事例については、先行して取り組んでいる団体との積極的な連携が求められます。

2月27日の予算委員会においては、時間切れとなりましたので、本日改めて連携の重要性について伺います。多頭飼育崩壊から猫を救出するために、そして地域活動の支援に移動手術車を活用して、不妊手術を行っている県内の団体については、健康福祉部もその担う役割の重要性を認識していることと思います。

その一方で、先駆的な取り組みの例が、全国的にも少ないこともあり、前例主義にとらわれがちな地方公共団体がまだまだ少なくないように思えて、なりません。後ろ向きな姿勢により、公共の利益の増進が阻まれてしまうようなことはではありません。

そこで、伺います。不妊手術を実施する移動手術車の重要性について県はどのように認識しているのか。続きましてHUAWEIについてであります。先週21日、ウォールストリートジャーナル電子版は、HUAWEIの従業員らが、中国がキューバに置いた情報収集のためのスパイ施設に出入りしていると報じました。

白石八千代市との境にも近い。船橋市内にあるHUAWEIの研究所HUAWEIの研究所が市内にあること。HUAWEI社が立地企業補助金を受けたこと自体を知らない方、そしてHUAWEI社がどのような会社であることを知らない方も少なくはありません。

そこで伺います。HUAWEI社について、令和4年度の事業状況報告に対する実地確認の内容はどうか。以上で1回目の質問といたします知事初め執行部の皆様には明快で、前向きなご答弁をよろしくお願いいたします。

中村実くんの質問に対する当局の答弁を求めます。知事、熊谷俊人くん。自民党の中村中村実議員のご質問にお答えをいたします。まずヤード等対策の強化についてお答えをいたします。組織の新設についてのご質問ですが千葉県は首都圏に位置し、地形が平坦で谷津が多いことや、道路網の整備状況などから、他県と比べて、金属スクラップヤードなどや、自動車ヤード、残土埋立場が多く存在をいたします。

県ではこれらの施設の不適切な運営による環境の悪化などを防止するため全国初の残土条例や自転車自動車ヤード条例を制定し、対策をしてきたところですが、今後も不適正事例への対応が必要となっています。また騒音や高積みされた保管物が崩落する恐れ等が発生している金属スクラップヤードなどに対して改善指導を行ってきましたが、現状での対策に限界があったため、国や他県に先駆けて金属スクラップヤードなどを規制する新たな条例を制定することといたしました。

これらを踏まえ、金属スクラップヤード自動車ヤードや残土等による埋め立てなどへの対策に関する業務執行体制の強化を図るため、環境生活部にヤード残土対策課を新設することとしたものであります。次に青少年問題についてお答えをいたします第4次青少年総合プランに基づく今後の取り組みに関するご質問ですが、県では多様化、複雑化する青少年問題に的確に対応し、社会全体で子供若者の成長を支える社会作りに取り組むため、第4次千葉県青少年総合プランを推進しているところです。

その推進に当たっては、有識者と青少年育成団体の代表等で構成をされた千葉県青少年問題協議会において、専門的な見地から幅広く意見や助言をいただくとともに、市町村、青少年育成団体、市民活動団体企業等との連携協力を図り、各種施策に取り組むこととしています。

県としては第4次プランに掲げた施策を着実に推進することで、次代を担う子供若者の健やかな成長と社会的自立の実現に取り組んでまいります。私から以上であります。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

総務部長鎌形康弘くん。私からは、文書館での歴史公文書の判定やその件数に関するご質問にお答えいたします。県では外部の専門家を、歴史公文書を判定アドバイザーとして文書館に配置し、専門的見地からの意見をいただきながら、歴史公文書の判定を行っており、必要に応じて各担当課に聞き取りを行い、文書の現物を確認しております。

令和3年度で保存期間が満了した2万5659冊については令和4年度末現在で、392冊を、歴史公文書として判定し残りの2万5267冊を廃棄することといたしました。今後とも、歴史公文書の判定アドバイザーの知見を活用しながら、歴史公文書が適正に保存されるよう取り組んでまいります。

以上でございます。保健医療担当部長、井口豪君。私からは移動手術車についてお答え申し上げます。収容動物の譲渡、適正使用の周知、災害時の対応など各種のボランティア活動がある中で、当該事例は新たな活動の一つであると考えております。

愛玩動物に関する問題の解決において、関係機関だけでなく、ボランティア等との連携は非常に重要であり、県では、多様な関係者と協力しながら柔軟に対応しています。今後も、当該団体の活動も含め、ボランティアが行う様々な取り組みについて注視し情報収集に努めてまいります。

以上でございます。環境生活部長、井上容子君。私からは、ヤード等対策の強化のうち、新設の組織での取り組みについてのご質問にお答えいたします。金属スクラップヤードなどを規制する条例の制定をできるだけ速やかに進め、当該条例に基づき、不適切なヤードの運営を行う事業者に対する指導を行っていくことで、環境悪化の防止と適正な資源リサイクルの取り組みを推進してまいります。

また今回の体制強化により、不法自動車ヤードや不適正な残土等による埋め立てなどに対しては、厳正な監視による不適正事案の未然防止や、是正指導による早期対応などに努めてまいります。今後とも、県民の安全安心を確保するため、市町村などの関係機関と連携の上、ヤード対策山道債制度対策に取り組んでまいります。

次に青少年問題のうち、青少年総合プランの内容に関するご質問についてお答えいたします。青少年問題は、多様化複雑化していることから、第4次青少年総合プランでは、社会全体の環境の変化と課題を整理するとともに、家庭、学校などの子供若者が過ごす場ごとの具体的な変化と課題についても明確化しました。

その上で、社会のみんなで成長を支え、子供若者一人一人の可能性を広げる千葉を目指す姿として、新たに設定し、県民市町村、青少年育成団体などと、プラン全体を包括する目標を共有し、課題に対する取り組みを推進することとしております。

また新たな施策の柱として、創造的な未来を切り開く子供若者農園を加え、起業家精神を有する人材の育成次世代芸術家の応援様々な分野で担い手となる若者の応援など、新たな発想で果敢に挑戦していく人材の育成や支援をすることとしております。

以上でございます。商工労働部長、野村宗作君。私からはHUAWEI社に対する実地確認についてのご質問にお答えします。県では、立地企業補助金を交付した企業の操業状況や雇用人数を確認するため、毎年度報告書の提出を求め、必要に応じ現地に赴き、実態の聞き取りなどを行っております。

補助金の交付企業であるHUAWEI社については本年5月に船橋の研究所に出向いて、報告内容に問題がないことの確認を行ったところです。このうち雇用の状況については、従業員数は77名、県内在住者は61名いずれも昨年に比べて11名増加しております。

なお、中国、シンガポールなど外国籍の方もいらっしゃると聞いております。以上でございます。県土整備部長、池口正晃君。私からはまず、千葉港海岸船橋地区の海岸事業についてのご質問にお答えします。船橋地区では、これまで県により、海岸保全施設の整備を行ってきましたが、昨年度から日の出地先から浜町地先において、国の直轄事業による整備が始まったところであり、日の出橋壁の嵩上げ工事等に着手したと聞いております。

一方県では、今年度、栄水門に接続する取付護岸の耐震工事を行うとともに、西浦排水機場のポンプ用エンジン更新工事を予定しております。今後も、国の直轄事業に協力するとともに、県事業を着実に進め、船橋地区の海岸保全施設の整備に努めてまいります。

次に、県道千葉鎌ヶ谷松戸線の歩道改修についてのご質問ですが、当該路線の船橋市咲が丘地先です。歩道内に設置された側溝ぶたの老朽化により段差が生じ、歩きにくい状況となっています。このため、二和向台駅入口交差点付近1km区間の北側歩道において、側溝の暗渠化による段差の解消を進めており、これまでに約860mが完了し、今年度は残る区間について実施する予定です。

今後の改修箇所については、地元市と調整しながら検討してまいります。次に、都市計画道路本郷町佐久長聖についてのご質問ですが、本郷町小作町線は、船橋市西船地先の0.5km区間で歩道整備や交差点改良等を行っており、これまでに中山競馬場側の0.3kmを供用しています。

残る0.2kmの区間では、国道14号、中山競馬場入口交差点において、渋滞を緩和させるため、今月に右折レーンを設置したところであり、引き続き残る歩道の整備を進めてまいります。最後に、海老川の河道掘削の現状に関するご質問ですが、海老川については、河口から弥栄橋までの2670m区間において、河道改修や海老川調節池の整備を行っているところです。

河道改修については、河口から長津川合流点までの区間で河道の掘削を実施することとしており、現在、令和6年度の着手に向けて掘削土の処分方法を決めるための調査等を行うとともに、関係機関と協議を進めているところです。

以上でございます。警察本部長田中利恵くん。私からは、闇バイト対策についてにもお答えいたします。まず、闇バイトの書き込みへの対策についてのご質問ですが、県警では、SNS上の犯罪の実行犯を募集する書き込みについて、サイバーパトロールなどにより把握に努め、直接警告等を行っています。

具体的には書き込みの多くがツイッター上で行われていることを踏まえ、ツイッター上に県警公式アカウントを開設し、犯罪の実行犯を募集する書き込みに対して警告メッセージを送信しており、令和5年は5月末現在で約360件の個別計画を実施しています。

またアルバイト等の隠語を用いて検索した場合に、検索結果ば画面に警告メッセージを表示する注意喚起の広報も実施しています。さらにサイバーパトロールを行う民間ボランティア、千葉県警察サイバーウォッチャーの協力を得て、発見した闇バイト等情報について、警察への通報を依頼するなど官民一体となった対策も推進しています。

引き続き国が決定した緊急対策プランに基づき、闇バイト等情報の排除に向けた対策を推進してまいります。続いて、少年を闇バイト等の犯罪に加担させないための対策についてのご質問ですが、県警では少年の意識の向上や犯罪被害等の未然防止を目的として、学校関係者の理解と協力を得ながら、少年補導専門員などの警察職員を学校に派遣し、児童生徒を対象とした非行防止教室やネット安全教室を実施しています。

また少年に人気のあるお笑い芸人を起用した啓発動画を制作し、非行防止教室などで活用している他、県警ホームページおよびYouTube県警公式チャンネルで配信するなど、少年の目線に合わせた広報啓発活動を推進しています。

今後も学校等の関係機関と緊密に連携しつつ、少年が闇バイト情報により重大な犯罪に加担しないよう啓発に努めてまいります。私からは以上です。中村実君、はい。知事初め執行部の皆様には、ご丁寧なご答弁ありがとうございました。

それでは、何点か再質問と要望をいたします。初めに、ヤードと対策の強化についてであります。県が新たに課を設置して、金属スクラップヤード等や自動車ヤード、残土などの適正化に向けた取り組みを強化していることはわかりました。

不法自動車ヤードや不適正な残土等の埋め立てなどを解消するとともに、金属スクラップヤード等を規制する。条例を早期に制定されるよう要望をいたします。次に、青少年問題についてであります。青少年は、これからの千葉県、日本を支える大切な宝であり、全ての青少年が幸せに暮らしていけるよう、家庭、学校、地域など社会全体で支えていく必要があります。

国においても、この4月に発足したこども家庭庁において、引き続き、青少年の安全で安心な社会環境の整備に取り組んでいくとしています。県には、プランに基づき、市町村や青少年育成団体などと連携を図りながら県民総がかりで青少年問題に取り組まれますよう要望いたします。

次に、闇バイト対策についてであります。県警では、闇バイトについて様々な対策を推進していることがわかりました。今後も引き続き、SNS上における犯罪の実行犯を募集する書き込みへの対策を強力に推進するとともに、学校等の関係機関と連携し、少年自らが犯罪への加担を踏みとどまることができるような、少年の心に響く候補啓発に努めていただくよう要望いたします。

次に、港湾問題についてであります。海岸保全施設の整備に努めていることがよくわかりました。引き続き、国と県でしっかり連携していただき、一日でも早く完成するよう要望いたします。次に道路問題であります。順調に進捗していることが確認でき、安心いたしました。

今後の改修についても、ぜひとも前向きに検討くださいますよう、よろしくお願い要望いたします。また、都市計画道路本郷町小作町線の中山競馬場入口交差点において、右折例設置いただきありがとうございました。多くの方が供用されて、その利便性を体感されておられます。

引き続き、早期事業の完成に向け事業を進めていただきますよう、よろしくお願いいたします。次の海老川稼働掘削については、再質問いたします。海老川の河道掘削が、令和6年度から着手できるよう準備されているということなので、そこは着実に進めていただきたいと思います。

また、海老川上流地区土地区画整理事業のまちづくりがおおむね完了するのは令和10年ごろと聞いていますので、この時期に合わせて、海老川水系の治水対策を進める必要があります。そこで伺いますが、海老川調整池の暫定掘削について令和4年度までの進捗状況と今後の予定はどうなっているのか。

また、海老川の可動掘削および海老川調整池の暫定掘削は、区画整理事業のまちづくりが関連する、完了する見込みの令和16年ごろまでには着実に実施されるのか。猫の不妊手術を行う移動施設さの活動状況についてであります。

県としては、固定観念にとらわれることなく一層の理解認識を深め、同じ目標を連携して進めるよう強く要望いたします。以上で2回目の質問および要望といたします。県土整備部長池口正明くん。海老川についてのご質問ですが、海老川調節市では、令和4年度までに約7万立方メートルの暫定掘削を実施したところであり、今後も用地取得に努め、用地が取得できた箇所について、3万5000立方メートル以上の掘削を実施する予定です。

また、河道掘削および調節地の暫定掘削については、令和16年ごろまでに実施できる見込みとなっています。以上でございます。議長、中村実くん。はい。ご答弁ありがとうございました。最後に要望させていただきます。

襟川の河道掘削および海老川調整池の暫定掘削については、必要な工程を示した上で、着実に実施していただくことを要望いたします。長期的には抜本的な治水対策の要となる。海老川調整池の整備を実現することを要望いたします。

また、迫川については、迫地区土地区画整理事業と海老川上流地区土地区画整理事業に合わせた着実な整備をあわせて要望します。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。