いつの間にか2021年も1/6が終わってしまいましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。宮島凱生です。
さて、前回前々回はポピュリズムとリバタリアニズムという政治思想についてお話しましたが、一旦本来の趣旨に戻ってインターン活動の報告を行いたいと思います。
今回お話するのは「熊谷俊人オンライン対話会 千葉のスポーツのこれから」というイベントに関してです。2021年2月24日(水)にZoomで行われたこのイベントは、ストリートバスケ、スケートボード、BMXの有識者がそれぞれ現在抱えている問題点と、行政に何を期待するのかについて発表し、千葉県知事選候補の熊谷俊人千葉市長と対話するというものでした。
自分はこのイベントのアーカイブを分割、編集するという役目を担ったのですが、動画編集は本当に難しいとつくづく思いました。
まず何が難しいかというと、編集作業の基本中の基本であるカットです。Youtubeに上がっている動画を見てみると、見ていて心地よい動画というものはカット編集によってそのテンポの良さを作り出しています。
前回、『熊谷俊人・千葉市長と語る「千葉の教育のこれから」』の動画を編集したときにも感じたことですが、政治家さんの話ってカットするところがないんです。間々をカットしようとしてもどうしても元の無編集のままのほうが心地よく聞こえてきます。
政治家の方の話というのは普段は何らかの編集をされたものを聞いていたのですが、実際にフル尺で聞いてみるとやはり「人に聞かせる能力」を持っているのだと思いました。
さて、イベントに話を移しましょう。今回のイベントではバスケットボールから305basketballの伊藤さんが、スケートボードからは関東に5店舗展開している国内最大手のスケートボードショップのオーナーである本間さん。BMXからは東京五輪のBMX日本代表監督、三瓶さんが登壇してそれぞれのスポーツが抱える問題と行政に期待することについて語られました。
詳しい内容は是非動画を見ていただきたいのですが、今回特に話題に上がったのは各スポーツを行う場所の少なさです。バスケットボールをするには最低でもゴールがいりますし、スケートボードやBMXをするにもコースが必用になります。
近年国内では公園でのボールを使った運動の禁止や遊具の撤去が波紋を呼んでいますが、やはりその影響を受けているのは部活やクラブチーム等に所属していない、もしくは所属できていない子どもたちや純粋に入れるスポーツコミュニティのない大人たちです。
自分は現在学生ですのでコロナさえなければ大学の体育館などを利用できますが、「学生でなくなった後にそれらのスポーツが気軽にできる場所を挙げられるか?」と聞かれると答えに詰まってしまいます。市民体育館等も場所や時間に限りがあるため個人利用するのはなかなか難しく、公園という存在は重要です。
運動の場の提供というのは健康な生活を保証する立場である行政の責務とも言える仕事です。公園の設備整備、規制の緩和は教育や福祉にもつながる重要な視点であると感じました。
(文責・宮島凱生)