子どもにやさしい道は、高齢者や障がいのある人にもやさしい-デルフト宣言

今、車優先の街路計画から、人間中心の街路計画へ、
道路行政が転換を迫られています。
6月議会で質問した「子どもが豊かに育つ通学路について」は、ヨーロッパの事例を参考にいたしました。
チューリッヒスタディといって、道路が子どもの成長に影響を与えるといったものです。
議会では、デルフト宣言(オランダで開かれた会議での宣言)を紹介しました。
子どもにやさいい都市環境は、高齢者や障がい者にもやさしいというものです。
また、オランダでは、ボルンシェルフ(生活の庭)といって、自動車を優先させず、歩行者との共存をはかった街路計画があります。
ここでは、ハンプ(マウンドアップ)や、障害物、屈曲路など自動車の速度をせざるを得ない対策が施されています。
日本では、1970年代に紹介され、コミュニティ道路として事業化されましたが、都市の進展は遅れ、受け入れられなかったそうです。
6月議会では、通学路について質問いたしましたが、これからの社会の流れをとらえ、自転車道などについても質問していかなければならないと準備しております。
4月にオランダや松山市の自転車道を見たことも生かしていきたいと考えています。

 

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)