日本経済新聞夕刊•千葉(2017/01/13)では、認知症サポーター養成講座を小学校や公民館で開催している自治体の事例が紹介されています。
小学校にデイサービスを設置したということで私も視察に訪れたことのある野田市立岩木小学校では、1月16日に6年生を対象に、認知症サポーター資格取得のための講座を開くとのこと。
高齢者と子どもが同居している家庭も、以前よりは少なくなったことを考えると、貴重な機会になります。
まさに、社会課題からの学びです。
この講座は入門的な内容に過ぎないとは思いますが、これをきっかけに、子どもたちが地域をより良くするために考え、行動に移していくようになることこそが、アクティブラーニングです。
認知症サポーターとは、認知症を理解し、患者や家族を見守るボランティア。
徘徊しているのではないかという人に声をかけたり、買い物を手助けしたりします。
地域の方々の話の中で、家族の行方不明など、認知症に関わることを多く耳にします。
これから、ますます、住民が理解を深め、支えていける地域作りが求められています。
鴨川市では、日曜に公民館で認知症サポーター資格取得の講座を開くとのこと。
平日働いている人にも参加してもらいたいとの設定です。
たとえば、認知症の家族や多様なサポーターが公民館に集まり、公民館が課題解決の拠点として機能するようになれば、様々な可能性が生まれると思います。
フューチャーセンターの取り組みの主体は、公民館が担えると考えるようになりました。