祖母の葬儀で大阪におりました。
私は、祖父母にとっての初孫で、近くに住んでいましたので、本当に可愛がってもらいました。
私が幼稚園の時には、一時的に一緒に暮らしたこともありました。
よく買い物に一緒に行き、その度に本を買ってもらえたのが、今でも本を読む習慣につながっています。
洋服も買ってもらいました。
社会常識も教わりました。
祖母は、民生委員、更生保護女性会、仏教婦人会、自治会など、地域社会の役員を務めてこられました。
私が、小学生の時、学級委員長や児童会の役員になることに対し、「人からやってほしいと頼まれたら、引き受けなければ組織がおかしくなる」といった趣旨の助言をもらいました。
その後、中学校でも生徒会役員になりました。
今、市議会議員としての活動に、祖母から教わったことは生きています。
もっと時代が違えば、祖母も政治家として活躍していたかもしれません。
大学生の時、祖父母と出かけたヨーロッパ旅行は、本当に素敵な思い出です。
祖父が亡くなって2年。
後を追うように亡くなりました。
享年89歳。
祖父は独立後、家で仕事をしていたので、祖母と祖父いつも一緒でした。
私も、都内に通勤しているわけではないので、あらためて祖父母の働き方や夫婦のカタチから学ぶことがあります。
昨夜は、私たち兄弟三人葬儀場に泊まり、じっくり語り合うこともできました。
大阪までの移動時間、一人で祖母との思い出を振り返っていました。
葬儀に集まった親戚と思い出を語り合いました。
急だったので、いまだに信じられませんが、泣き、語り、印綬さんの説法を聴き、食べ、飲み、少しずつ現実を受け入れていくのだと思います。