日本教育新聞2016/08/01の「議会質疑解説」に、「地域資源と環境学習」として、3月の柏市議会で質問したESD(Education for Sustainable Development・持続可能な開発のための教育)の提案について取り上げて頂きました。
柏市をあげて子どもの教育を支えていくべきです。
清掃工場やリサイクルリボン館など市の施設、手賀沼や利根川、農業、自然を守る活動団体など、市内の地域資源を活用して、市をあげて子どもたちの教育環境を充実させていくことを提案しました。
柏市でも、ペットボトルを使った巨大ロケット実験なども行いました。
レッジョエミリア市(イタリア)の創造的リサイクルセンターそのものを実現することはできないけれど、取り入れられるところは取り入れていきたいとの答弁でした。
予算や公教育のシステムに働きかけられることが、議員としての活動です。
教育学を研究し、さまざまな活動を通して、「こんな教育が実現させたい」というアイデアと情熱は持っていましたが、一部の子どもたちだけではなく、公教育として実現させるためには、議会や行政の機能に働きかけていかなければならないと思い立ち、議員に立候補いたしました。
教員だった頃、素晴らしい実践を、その先生の個人技としてだけでなく、多くの子どもたちが学べるような機会を作ることができたらと、先輩の先生方に熱く語ったことを思い出します。
「もっと社会全体を良くしないと、良い教育はできないですよ!」
「そういった問題は、政治家にでもならないと解決できないよ」
「山下先生は、まだ若いから」
「俺も、そんな熱く燃えていた時代もあったなぁ」
「まぁ、その気持ちを授業や部活、学級運営にぶつけなよ」
いつも、こんな言葉が返ってきて、なんとなくまとめられてしまいます。
日本教育新聞には、文科省レベルの話から、幼保小中校の教育実践、社会教育、地方教育行政の話など、幅広く掲載されていて、議会の情報収集だけでなく、学校のことも思い出す時があります。