手塚治虫の『ブッダ』で、シッダルタ(のちのブッダ)が、木の下で語り出したら、鳥や動物たちが集まってきて話を聞くという場面があります。
私は、そのような演説を目指しています。
8年が経ち、やっと、その手ごたえを感じることができました。
いつの間にか、人が通り過ぎていくのは当たり前になり、30秒単位で政策やビジョンの要点を話す技術が身につき、伝えたい気持ちが薄くなっていたかもしれません。
しかし、ここ最近はFacebook LIVEなど映像で、演説内容を発信するようになり、じっくりと自分の考えを話すように意識してみました。
すると話し終えた後に、声をかけてくださる方、チラシを配ってあげようという方が集まってくるようになりました。
そして、まだ遠巻きにではありますが、足を止めて、私の話をお聴きになられている方も増えてきたように感じます。
おそらく四年前だったら、話を止めて、走り寄っていましたが、今は話を続けています。
ご意見を頂いたり、対話している中で、政治家として私自身、成長させてもらっているのが実感できます。
閉ざされた空間の中で、自分たちの仲間からだけ意見を聞くのではなく、駅前のオープンな場で、柏市のこれからについて対話できるのは、貴重なことだと考え、これからも駅前での演説は大切にしていきたいと思います。