目指す演説スタイルとオープンな場での対話

手塚治虫の『ブッダ』で、シッダルタ(のちのブッダ)が、木の下で語り出したら、鳥や動物たちが集まってきて話を聞くという場面があります。
私は、そのような演説を目指しています。

8年が経ち、やっと、その手ごたえを感じることができました。

いつの間にか、人が通り過ぎていくのは当たり前になり、30秒単位で政策やビジョンの要点を話す技術が身につき、伝えたい気持ちが薄くなっていたかもしれません。

しかし、ここ最近はFacebook LIVEなど映像で、演説内容を発信するようになり、じっくりと自分の考えを話すように意識してみました。

すると話し終えた後に、声をかけてくださる方、チラシを配ってあげようという方が集まってくるようになりました。

そして、まだ遠巻きにではありますが、足を止めて、私の話をお聴きになられている方も増えてきたように感じます。
おそらく四年前だったら、話を止めて、走り寄っていましたが、今は話を続けています。

ご意見を頂いたり、対話している中で、政治家として私自身、成長させてもらっているのが実感できます。

閉ざされた空間の中で、自分たちの仲間からだけ意見を聞くのではなく、駅前のオープンな場で、柏市のこれからについて対話できるのは、貴重なことだと考え、これからも駅前での演説は大切にしていきたいと思います。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)