柏市立柏病院の方針―市長の市政報告より

本日、令和元年6月7日(金曜日)「市議会令和元年第2回定例会(6月議会)」が開会しました。冒頭に市長から、市政の主要な事項等について報告がありました。

市立柏病院について

柏市健康福祉審議会から示された、病院の建替え条件である「病床利用率の目標達成」と「小児科の入院体制の目処を立てること」について、本年3月末をもって、条件達成に向けた取組期間が終了したことから、達成状況や取組内容の検証を行いました。

1つ目の条件である「病床利用率」については、平成30年度の目標である80パーセントに対し、実績は78.3パーセントとなりました。また、2つ目の条件である「小児科の入院体制」については、小児科の常勤医師が増員され、入院に向けた体制を構築することができました。

病院の建替えに伴う多額の建設費負担に対応できる経営基盤を確立するためには、病床利用率は最低でも80パーセントは必要であることから、条件は未達成であると判断しました。引き続き経営改善に向けた取組を実施した上で、建替えについて、今後判断してまいります。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)