柏まちなかカレッジによる柏まちなか映画館、今月は『パワー•トゥ•ザ•ピープル〜グローバルからローカルへ』の上映•対話会を開きました。
議会でも、「エネルギーの地産地消」を提案してきました。
市外に流出するエネルギー費を抑え、市内の協同組合などで再生可能エネルギーを生産し、その利益で、コミュニティ交通など公共インフラに再投資していく仕組みが必要です。
環境だけでなく、防災や地域経済の観点からも意義があります。
すべての住宅が発電所となり、スマートグリットを用いて、住民同士で電力を融通し合うこともできます。
消費者が生産者になるわけです。
グローバルな大企業に依存せず、原油価格に振り回されることなく、自立した地域を築くことにつながります。
産業革命が進んだ方向とは反対です。分散型資本主義の考えが示されています。
エネルギー革命によって、究極の民主化が進むチャンスでもあります。
温暖化対策は待った無し。
声を上げ、行動を起こしていかなければならない時。
技術の問題ではなく、私たちの意識改革が一番の課題です。
市民が社会システムの根本から変えていく事例として、ブレッド基金という協同組合式の保険システムが示されていました。
お互い顔の見える地域の中での交流、信頼、団結に基づき運営される保険です。
誰かが困っていたらカンパするネットワーク、昔でいう「講」、「頼母子講」のような感じでした。
不正をチェックする事務コストがかかりません。
そのあたりは、柏まちなかカレッジの運営に近いものを感じます。
実験的に、柏まちなかカレッジでも保険組合を作ってみるのも面白いかもしれません。
会場のハックルベリーブックスでは、タイムリーに『みどりの町をつくろう』も置かれていました。