今回の特徴は、以下の三点です。
①34歳まで受験可、
②「I love 柏」枠を新設、
③公務員試験対策なしでも受けられる枠あり
昨年の6月の議会で、柏市職員の採用方針と採用試験について質問しました。
特に、「I love 柏」枠と公務員試験対策なしでも受けられる枠が取り入れられています。
景気回復基調にのって民間が採用を増加させたことを背景に、地方自治体が従来の採用方針を転換し、専門知識を廃止したり、試験時期を前倒しするなど、あの手この手で人材獲得に向けて対策を講じています。
昨年度、神戸市は「公務員対策の特別な準備は不要!」と大書きした採用ポスターを大学や主要駅に貼りだしました。
奈良県生駒市では、昨年度から専門知識を全廃する一方で、面接日程を増やしています。生駒市の広報は、「これからの自治体職員に求められる能力は事務能力ではない。市の魅力を自ら発信する、企画力や営業力、提案力が必要」と強調したうえで、「民間が求める人材と似てきている」と話しています(日経新聞2014.5.12)。
そこで、以下のような質問をしました。
① 柏市の求める人物像は明確になっているか?、②試験内容や方式はどのようなもので、それは市の求める人物像を採用するために適切なものと言えるか?、③幅広く受験者を募集するために他の自治体の試験とずらすのか、あるいは柏市役所への思いを評価して他自治体と日程を重ねるたり、合格者を囲い込んだりすることも考えているのか?
柏市出身者を採用すべきとの意見もありますが、コネを廃し、優秀な受験者に幅広く門戸を開くために、「I love 柏」枠は妥当だと考えます。
議会での会派名は、柏愛倶楽部と名付けていますが、市政の至る所に、会派名の精神が反映されているようで嬉しいです。
写真は、東武線柏駅に掲示されているポスターです。こういった場所に貼られているのも、採用しようという気持ちが伝わってきて、一歩前進だと評価したいと思います。