今日は旧家にある史料の調査。
あらためて、ご報告できると思いますが、柏市にとって大きな発見も出てきそうです。
私は、大学で歴史を専攻し、高校で日本史や世界史を担当していました。その経験から、議会でも、市内の旧家に眠る文書について、指摘していました。
この数十年で、日本全国の旧家のお蔵が取り壊され、保存されていた文書や記録が、消滅•散逸してます。また、ムラや家族形態の変化から、語り継がれてきた歴史が途絶える危機に面しています。
地域、そして日本の共有の財産である歴史•文化を、次世代に継承するためにも、史料の収集や保存に取り組まなければなりません。公立の資料館や図書館、博物館の役割であると考えます。
幸い、柏市は、担当の職員さんのご尽力もあり、県内でも有数の史料を有しています。しかし、今回のようにまだまだ私蔵されていたり、家族ですら存在を意識していないような史料もあるのではないかと思います。
また、保管している史料の研究や企画展など、死蔵ではなく活かしていくことも考えていかなければなりません。
これまで家族に任せられていた歴史史料の保管ですが、公共の文化財という観点から、行政や博物館•図書館など公的な支えも必要になってきたと感じます。