子育ての秘伝、遠野のわらべうた

ハックルベリーブックス「文学のゆうべ」にて、木津陽子さんの「わらべうたナイト」に参加させてもらいました。

子どもの発達段階に合わせて、わらべうたや昔話があります。
丁寧に子どもを観察し、きめ細やかな接し方が、わらべうたにつまっています。

わらべうたは、子育ての道しるべ。
それぞれの家に、子育ての秘伝としてわらべうたが伝えられているという話をお聞きしました。

昼間はわらべうたで遊び、夜に昔話。
昼間のわらべうたと夜の昔話が対になっているそうです。

言葉が分からない時から、昔話で聴き上手を育て、わらべうたで話す力を育て、なぞかけで考える力を育てています。

今夜は、特に、大人のわらべうたを中心にご紹介頂きました。

わらべうたは庶民の知恵。
権力者への抵抗。
飢饉の時の話や売られてしまう子どもの話など、庶民の歴史がつまっています。

男女のことが婉曲的に描かれていて、性教育にもつながっているとのこと。

にらめっこの歌に、飲ん兵衛への教訓がこめられていることも知り、苦笑。

都内や県外、東葛地域各地から、参加者が集まってこられていました。
アメリカ人の方も参加され、みなさんの感想をお聞きし、遠野のわらべうたの魅力を再確認することができました。

ハックルベリーブックスでは、赤い鳥創刊100年のイベントも企画されています。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)