ハックルベリーブックス「文学のゆうべ」にて、木津陽子さんの「わらべうたナイト」に参加させてもらいました。
子どもの発達段階に合わせて、わらべうたや昔話があります。
丁寧に子どもを観察し、きめ細やかな接し方が、わらべうたにつまっています。
わらべうたは、子育ての道しるべ。
それぞれの家に、子育ての秘伝としてわらべうたが伝えられているという話をお聞きしました。
昼間はわらべうたで遊び、夜に昔話。
昼間のわらべうたと夜の昔話が対になっているそうです。
言葉が分からない時から、昔話で聴き上手を育て、わらべうたで話す力を育て、なぞかけで考える力を育てています。
今夜は、特に、大人のわらべうたを中心にご紹介頂きました。
わらべうたは庶民の知恵。
権力者への抵抗。
飢饉の時の話や売られてしまう子どもの話など、庶民の歴史がつまっています。
男女のことが婉曲的に描かれていて、性教育にもつながっているとのこと。
にらめっこの歌に、飲ん兵衛への教訓がこめられていることも知り、苦笑。
都内や県外、東葛地域各地から、参加者が集まってこられていました。
アメリカ人の方も参加され、みなさんの感想をお聞きし、遠野のわらべうたの魅力を再確認することができました。
ハックルベリーブックスでは、赤い鳥創刊100年のイベントも企画されています。