ダンス必修化について‐2012年6月13日議会質問

ダンス必修化について
今年度から、中学校の体育の授業で、ダンスが必修になりました。
ダンスは、スポーツの競技種目としてだけではなく、自主性や協調性、責任感、自己表現を体得できるスポーツとしての側面も持ち合わせ、アメリカでも授業の科目として取り入れられています。一概に、ダンスと言っても、多様な教育内容が考えられます。
柏市内でのダンスの授業の取組について、お聞かせください。

あわせて、教員の研修の状況についても、お聞かせください。
また、柏には、社交ダンスやヒップホップ、バレエ、舞踏など、さまざまなダンス団体が存在します。なかでも、世界大会でも優勝実績のあり、先日、柏市スポーツ顕彰を受けたゴールデンホークスも柏です。そういった地域の宝を生かし、中学校の授業に還元していくことについて、いかがお考えでしょうか?

学校教育部長(浮谷満君) ダンスの必修化についてお答えいたします。本年度より中学校学習指導要領で、1、2年生の保健体育の授業においてダンスが必修となりました。ここで言うダンスとは、創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムのダンス、そういう3つを指しております。ダンスの必修化とは、この中の1つ以上を選択して授業で必ず取り扱うことを意味しております。ダンスの必修化に向けた取り組みといたしましては、次の2点が挙げられております。1点目は、例年8月初旬に2日間行っております千葉県女子体育連盟主催の教員を対象としたダンス実技講習会へ、中学校教員の参加が多くなるよう、研修会等で周知していくということでございます。2つ目は、議員から御指摘のありましたチアダンスチーム、ゴールデン・ホークスとの連携でございます。先日、ゴールデン・ホークスさんのほうから、市内の学校で教育活動のお手伝いができないかというお声をいただきました。現在、教員の希望者向けのダンス講習会で、講師を依頼することなどを考えております。今後、具体的に話を進めていき、教員の指導力、授業力の向上につなげていきたいと考えております。そのほかにもレイソルダンサーズや市内にあるダンス教室の指導者との連携なども視野に入れております。今後も学校のニーズを的確に把握しながら、教員研修や地域資源を活用した授業づくりを推進していく所存でございます。以上でございます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)