日本人は、どこか敗者に魅せられる傾向にあるようです。 勝ち負けの基準は様々ですし、そもそも歴史自体が後世の解釈が入るので難しいのですが、個人的旅の経験や大河ドラマの歴代視聴率一覧などから参加者のトークが展開。
平将門、石田三成、千利休、平家物語、勝海舟、吉川経家、黒田官兵衛、真田幸村などへの共感が語られました。
続いて、日大アメフト部のタックル事件、松井秀喜の敬遠などの話題から日本人のモラル、「恥」、「世間さま」の概念などの話題に及びましたが、モラルのルーツを探るところで時間切れ。
話は時に、日本人と「性」など際どい話題に脱線しつつ終始盛り上がりました。
木津さんによる遠野のわらべ歌の披露は胸を打ちました。「鎌倉の武士の世を耐え、力強く生きていこう」と、時に暗喩を交えた歌の温かさには、名もなき日本人たちの知恵やしたたかさが宿っているように思えるのでした。
各人の価値が多分に現れる歴史テーマ・トークは面白い。これもまた魁!!!歴史塾のひとつの学びの形です。(魁!!!歴史塾番頭 執筆)