私の尊敬する柏の先輩、小川幸夫さんのご著書『農薬に頼らずつくる 虫といっしょに家庭菜園』(家の光)が出版されました!
十年ほど前、初めて小川さんのお話をお聞きし、虫や農業•自然環境だけの話だけでなく、人間社会にも通じるもので、私の教育観に大きな影響を受けました。
不登校の生徒の支援するプログラムを考えていた時、悪い虫にもいいところがあり、いい虫にも悪いところがあること、草食の虫は害虫と呼ばれ、肉食の虫は益虫と呼ばれるが、必ずしもそうではないこと、また、そのどちらでもない雑食の虫の存在も重要だということ。
いろんな生物がいる畑が豊かであると教わり、多様な社会や組織のほうが強いことを知りました。
今でこそ、インクルーシブな社会や多様性など、国も企業も提唱していますが、小川さんのお話は説得力があります。
年々、畑が取り巻く環境が変わってきていることは、私たち議員にとって考えなければならない課題ですし、市民•消費者としても買い物や生き方を一つひとつ見つめ直し、主体的に社会と関わっていかなかればならないところです。
本の出版を記念して、小川さんに柏まちなかカレッジで、ぜひトークライブをお願いしたいです。
小川さんの野菜も使っているボンベイの磯野さんにも、本をおススメしました。
虫への愛があふれています。
現代のファーブル昆虫記ですね。
小川さんの考えはもちろん、具体的な畑の虫情報も満載です。
カラーで、読みやすい装丁です。